韓国ドラマ/王の顔
ソ・イングク&チョ・ユニ共演、宿命に立ち向かう光海君の半生を描いた感動作
朝鮮王朝14代王・宣祖の時代、
観相師から王になってはならない顔だと予言された過去を持つ宣祖は王の相を持って生まれた息子・光海君を嫉妬心から冷遇し相を変えようとしていました。
聡明な光海君はその仕打ちに気付いていたが道徳心から気付かないふりをしています。
ある日、王宮の書庫に侵入した盗賊を捕らえると、ごく限られた人間しか知らないはずの龍顔秘書を口にする。それは王家に伝わる観相書で今の王が王の顔ではないと証明するものだった・・・
ネタバレ私感/王の顔
8話・父上の夢
光海君は刺客襲われて負傷したカヒを匿うと報告を受けた宣祖が訪ねてきます。隠し部屋がバレてしまい観念するとカヒが男装ではなく本来の姿でいたので驚きます。
自分はただの妓生だと名乗っていたので光海君は寂しかったのだと話に乗っかるが王様に付き添うソン内官はドゥソの娘だと気付きます。
目撃していたのは女ではないために宣祖は平民に落とされたとはいえ一国の王が家に妓生を連れ込むなと叱責し去っていきます。
光海君は時間稼ぎをしてくれた者(ドチ)は誰だと聞くがカヒが惚けるので、二度と手を出せなくなるする方法があるからゴンニャンに何もするな、信じろと告げます。
臨海君はチャン・ステの帳簿を手にすると光海君はゴンニャンの屋敷に矢文を放ちます。大同契の無実を証明するために「お前が持っている先代の王妃の印章である金宝と帳簿を賭けて勝負しよう、勝った者が両方を手にする」と呼び出します。
ゴンニャンは激怒して乗り込み誰の仕業だと訴えると帳簿を取り返すしかない、協力するとチャン・ステに言われるが光海君が現れると二人とも驚きます。
光海君は賭け事に勝利し帳簿と金宝をゲットするとチャン・ステを人質に取りながら去ります。ゴンニャンは信城君に矢を放ったのは自分が雇った者だとインビンに告げ金宝を奪われてしまったと白状します。
金宝は仁順王后のもので宣祖を王座に就かせたお方であるためにインビンは激しく動揺します。光海君を訪ねると不当に扱われる民を救いたいだけだと言われ信城君を世子にするために生じたことだと王様に話すよう要求します。
インビンは跪き狩場で信城君に矢を射たのは光海君ではなく兄がした事だと涙を流して重臣たちを引き連れる宣祖に告げます。イノシシを狩ろうとして矢が外れてしまったのだと謝罪すると事実を暴いたのは誰だと訴えられ光海君だと告げます。
大同契のために化粧師として働き始めたカヒは評判を聞きつけた王妃・懿仁王后のもとに案内されます・帰りにコ・サンと出くわしてしまい逃げ出すとソン内官に匿われ助かります。
9話・解けた誤解
宣祖は王位に就いた時に租税の均等化を目指し正供都監を設置したが失敗に終わりました。20年以上たち、光海君からその話が出た事で初心に戻ります。
そんな光海君だがインビンに狙われ、侍女が持ってきた絵の顔料に仕込まれた毒を吸いこんでしまい意識を失ってしまいます。
カヒは街中に貼られていた人相書きがすべて撤去されたので光海君は自分のためにしてくれたのかと思います。確認のために訪ねるが倒れていたので驚き息をしていなかったので必死に蘇生を行い助けます。
絵に毒が染み込んでいるのに気付き解毒すると、ヨンシンが戻ってきたので3年前に天文図を王様に渡したのは誰かと聞きます。光海君がすべての罪を被ろうとしていたので自分が渡したのだと言われ誤解して恨みを抱いていたのだと自己嫌悪に襲われます。
イ・サネはインビンが光海君の命を狙って失敗したと知り軽率な行動だと告げます。宣祖が即位後にすぐに試みて失敗した奴婢の解放と租税の免除を光海君に実現させれば王様から嫉妬心を買うだろうと笑みを浮かべます。
宣祖は王命を出すが民たちは光海君を称えていると知り機嫌が悪くなります。
光海君を褒めただけで宣祖に叱咤された側室のホン淑容は酔って帰るとコ・サンがいたので家族に会わせてくれとすがるが突き飛ばされます。
ホンを監視していたインビンは王妃に罪を着せる好機だと思い毒殺の噂を流します。
光海君は訪ねてきたイ・サネから帳簿を渡してくれれば王妃様の濡れ衣は晴れると脅されます。変装して王妃様に会いに行くと何があっても帳簿を渡してはいけない、ユ・ジャシンの娘を妻にするんだと勧められます。
光海君は王妃が幽閉されたと報告を受け科挙で実力を買っていたドチに協力を願うが子供たちが捨てられている現状を知らないのかと責められ今は協力できないと言われます。
10話・兄の嫉妬
カヒや元観相師のペクに今は王に対抗できないから生き延びる術を考えろと言われた光海君は帳簿を宣祖に渡します。
自分は器ではなかった、民はより貧しくなってしまい王妃様が陥れられる結果となってしまったと告げると、チョン・チョルが仲間を率いて座り込み光海君の復位を訴えます。
光海君は復位するが宣祖が今後贅沢は許さないとイ・サネに忠告しただけで帳簿を思うように使ってくれないので後継者である世子となる決意を固めます。
朝廷での後ろ盾を得るため重臣ユ・ジャシンの娘のジョンファと婚礼を挙げることにするとカヒは王妃からジョンファの化粧をするよう命じられます。
光海君とカヒは互いに想いあっていながら民のためだと落としどころを見つけます。
ドチはホンを毒殺だと診断した医官を突き止め会いに行くが首を吊って亡くなっていました。すぐに自死ではないと判断し捜索するとインビンの差し金だという遺書を発見します。
カヒが光海君に好意を持っていると知ってショックを受けたドチは信城君を世子に推すためにインビンに仕えたいと医官の遺書を差し出し願います。
宣祖は世子冊封のために嫡男がいないので王子の中から長幼に関係なく決めると宣言します。てっきり自分が世子なると思っていた臨海君は苛立つと、インビンと手を組んだドチは彼を利用して光海君を消す策略を立てます。
11話・忍び寄る戦の影
光海君は妓楼から帰るときに尾行されている事に気付くと剣を手にする臨海君が立ち塞がります。
哀れんで抵抗せずにいると臨海君は一度躊躇してしまうが心を鬼にして剣を振り上げます。臨海君はそれでも抵抗しなかったがカヒが放った矢に助けられ逃げ出すと仲が良かった兄に命を狙われたことにショック受けます。
インビンから報告を受けた宣祖に叱咤された臨海君は激怒し剣を手に向かうとヨンシンが立ち塞がったので殴りつけます。
ジョンファは何をするんだと止めに入ると行く手を遮ったからだと言われ「大事な主人を守ろうとしたのだから褒美を与えなければ」と言い放ちます。騒がしさに気付いた光海君は駆け付けると剣を持って来いとジョンファに命じ、大事な人を傷つけるなら誰であろうと許さないと言い放ち、決別します。
光海君(クァンヘグン)はジョンファから情報を得て日本の使臣が滞在していた東平館をを訪ねると豊臣秀吉の肖像画を目にします。火縄銃を扱う怪しげな者と出くわし戦の気配を感じ取って宣祖に報告するが「世子になるために手柄を立てたいのか、余の治める世が平穏であるのが気に食わぬのか」と疑われ話になりません。
ドチは「倭寇が攻めてくると光海君が言っている」と噂を流すと避難するべきなのか分からない民が大勢押し掛けます。
民を煽るとは何事だと叱咤される光海君は身に覚えはないが状況から見て戦の可能性は否定できないと訴えます。
カヒは妓楼にコ・サンと宣祖がやってきたので動揺します。しかし覚悟を決めて着替えて向かい無実の両親を殺した罪、私に怒りを抱かせた罪、王として民を苦しめた罪、それらを問いたいと喉元に短剣を突き付けます。
短剣を奪われると、側室にするから命を奪うつもりはない、そのつもりでいろと去っていきます。