蓮花楼(れんかろう)
2023年に大ヒットを記録したチョン・イー主演の中国時代劇
あらすじ
武侠組織「四顧門」の門主・李相夷は相夷太剣で天下の頂点に立つが対立する邪道組織「金鴛盟」の盟主・笛飛声と東海で決戦に挑み共に大海の藻くずと消える。
10年後、武術の心得もない流浪の医師・李蓮花が「蓮花楼」という名の小屋を引きながら市井に紛れて暮らしていた。
同じ頃、熱い志に燃えた方多病は幼い頃に見た英雄・李相夷の幻影を追い大侠客となる夢を抱いていた。彼は偶然、李蓮花が医術を施す場面に出くわし詐欺師だと思い込んでしまうが仲たがいしながらも関わり合い力を合わせて幾つもの事件を解決に導く
ネタバレ感想
5話~8話までのネタバレになります。
5話/宿敵の再来
李蓮花は、城主・穆藍は自分を一途に想ってくれている雲嬌を殺そうとしたのだから庇う必要はないと訴えます。
雲嬌は遊糸奪魄針の仕組みを見たいと頼まれて盗んで渡したと白状すると穆藍は針を放って逃走を図ったがあっさりと捕まります。紅燭が始末しようとしたので李蓮花は止めるよう方多病に指示すると秋霜の亡骸にあった掌打の痕跡はあなたの仕業だと宗政に訴えます。
紅燭との密会を秋霜に見られたからだと指摘すると穆藍は驚きお前も汚れているではないかと言い放ちます。紅燭が驚く中、宗政はまさか秋霜だとは思わなかったと動揺するが雲嬌は親友を守れなかった自分も含め全員が死に追いやったんだと涙します。
愛されたい者から愛されず全員から死に追いやられるとは哀れだと李蓮花はつぶやくと、紅燭は雲嬌と穆藍を牢に入れるよう指示するが駆け付けた監察司の楊昀春や百川院の石水たちに捕らわれます。
密書により駆け付けたと知る方多病は李蓮花だと気付くが自分の手柄をさせてもらいます。
李蓮花は赤土はどこで付着したのかと気になり紅燭はまだ何か隠していると察します。裏山ヘ行くと金鴛盟の角麗譙と雪公がの主君の帰りを待っており様子を伺っていると存在がバレてしまいます。
薬魔が近付いてきたがそこに方多病と石水が駆け付けます。逃げられてしまうが10年ぶりに笛飛声の姿を目にし生きていたのかと驚きます。
紅燭は黙秘し宗政は観察司に連行されたと報告を受ける肖紫衿は笛飛声が生きていたと聞かされ李相夷も戻るのではないかと言われるが生きているのなら帰還しているはずだと告げます。
そんな様子を見ていた李蓮花は李相夷の時の元恋人・喬婉娩がやってきたので柱の裏に隠れます。
6話/呪われた墓
金鴛盟の盟主へと返り咲いた笛飛声は李相夷なき今、自分の敵はいないと思うが失った功力を復活させるべく一品墳にある霊薬・観音垂涙を得たいと考えます。
朴鋤山で首なし遺体が7体見つかる奇妙な話を耳にした方多病は、屍は芳璣王の宝を携えており手には黄泉十四盗に符牌を掴んでいたので盗賊の仕業だと疑います。
一品墳を盗掘した墓泥棒たちの遺体が出たのだと見抜く李蓮花は13年前、京南の盗賊では護衛23人が殺され賊は素手書生と名を書き残していたので大盗賊と偽り紛れ込みます。
なんの話だと方多病に聞かれたので重傷を負ったところを哀れに想って助け面倒を見てやった過去があり今はもう他界しているが礼として墓泥棒の隠語を教わっていたのだと教えます。
墓泥棒が集まる衛荘に潜入し同業者と偽り一品墳を狙う一味に加わるが天漏派の張慶獅の首なし遺体が発見される。弟の張慶虎は用を足しに出て戻ってきたらこうなっていたんだと項垂れ邪術だと恐れるなか、李蓮花は残酷な場面を弟に見せないのは優しい邪術だなと指摘します。
紅燭は金鴛盟のために何かしていたから黙秘したのだろうね。それに関与した話を聞かれたと思ったから急に反抗的になったのだろうが、それにしても秋霜かわいそうに、涙。
雲嬌は被害者面しているけど目の前で穆藍によって殺されているのに黙っていたのだからあなたも同罪、まぁ~本人は反省しているのでしょうが・・・
笛飛声の話を聞いていると正々堂々と李相夷と戦いたいように聞こえたけどな・・・なんか裏がありそうな気がする。
7話/秘宝の霊薬
下手人はダクトを破壊して逃走したという事は入ったのは表からだと李蓮花は思います。部屋番号を確認すると泥で消されていたので5号を4号だと思わせ兄弟を離れさせたのだと察します。
酔って宿に戻った張慶獅は弟を待ちきれずに5号だと思っていた4号に入って殺害されたのだと慶虎に告げ、遁甲奇門を学んでいた古風辛が下手人だと言い当てます。
古風辛は5年前に従妹の宇婉婉が張慶獅に乱暴され殺されたんだと言い放つと慶虎が向かってきたので戦闘態勢に入るが一品墳を捜すのが宣景つだから私怨は置けと衛荘主に止められます。
7体の首なし遺体は黄泉十四盗のうちの7人であり身元を隠すために首を落としたと衛荘主は言います。昨夜おもてなしした酒には毒が入っていると告げると皆が痛み出したので飲んでいなかった李蓮花と方多病は同じように痛がるフリをします。
李蓮花は世にもまれな霊薬の観音垂涙を入手するために衛荘主の脅しに屈するフリをして墓泥棒たちとともに一品墳へ向かいます。
扉を開くと仕掛けがされていて段海が命を落とすが方多病は掌打の痕跡を見つけ誰かが方衡を変えたようだと察します。
一品墳へ足を踏み入れると仕掛けに寄って次々と命を落としていくと棺に埋め尽くされた財宝に皆が目を奪われます。
方多病は仕掛けに気付き棺を沈めると隠し部屋が現れ衛荘主は芳璣王の宝を発見できると喜ぶが再び仕掛けが襲います。
李蓮花は黒衣に鉄槌を持った慶虎を慶獅だと思い込み4号に入って古風辛は殺したが、戻ってきた慶獅は自分の身代わりで殺されたと察し再び狙われるのを阻止するために首を切り弟に成り代わったのだろうと言います。
慶虎にお前が慶獅だろうと言い放つと生きていたのかと古風辛は再び襲います。李蓮花は兄弟の入れ替わりを見抜き慶獅を脅して協力させたのは暗器を使う葛殿、おぬしだと告げると百川院の命だと言われるが方多病は私が百川院の刑探だと告げます。
8話/旅は道連れ
芳璣王と南胤公主の墓室に行き着くとチビ仮面は公主の口に入っていた観音垂涙を発見します。方多病は一撃でやられ気を失うなか李蓮花は武器を使って奪い取り逃げると追いつかれたのでそんなに欲しいならやると投げ渡します。
チビ仮面は李相夷だったかと気付き観音垂涙を呑むと古傷が完治したと満足します。
李蓮花は10年振りだな、すでにチビ仮面の正体を見抜いていたようだなと現れた笛飛声に言われます。手合わせをすると1割しか力が残っていなかったので武林の頂点たる四顧門門主の李相夷が10年間何をしていたんだと訴えらえます。
李蓮花は墓室で南胤三大秘術の1つである修羅草を密かに手に入れていたので観音垂涙に仕込んでおり笛飛声の経脈を封じていました。
心脈を逆流させ修羅草を輩出し内力を回復させられると告げ、私が李相夷であることを秘密にし単孤刀の遺骨の在処を明かせと要求します。李相夷であることを隠すのは受け入れられるが10年も江湖に放置したものがみつかるわけないと言われます。
笛飛声は10年前に単孤刀を検視した者は百川院の近くにある普渡寺にいるらしいと知ります。行くぞと言われた李蓮花は気を失っている方多病を介抱しに行くとチビ仮面はどうしたと訴えられたので観音垂涙をやるからもう悪さはするなと言い聞かせたと適当に答えます。
方多病は百川院の命だと偽っていた葛藩を拘束し、李蓮花は笛飛声は仲間だと適当に説明し蓮花楼に戻ると料理の腕前を振るいます。
李蓮花は普渡寺に寄っていくから先に百川院に行くよう方多病の指示します。笛飛声は「戒律を犯して寺を追われ獅魂の名で金鴛盟に入る」と記されているのを目にし、李蓮花は「雲彼丘が10年百川院に閉じこもっているが毒を飲ませたのはおそらくあの者だ」と住職から聞かされます。
百川院では名剣「少師」が10年を得て再び世に現れた事でお披露目となり、方多病は喬婉娩と肖紫衿が見つけたのかと言います。元恋人である李蓮花は喬婉娩を目にし思い出が蘇ります。
チビ仮面が笛飛声だったとは驚きだけど姿を変えていた意味は何?ww角麗譙が観音垂涙を餌にして笛飛声を操り羅魔鼎を手に入れてたけど・・・
ってゆうか李蓮花/李相夷と笛飛声、めっちゃ仲が良いじゃないかww急にコメディっぽくなってきたよ。正体を知らない方多病は笛飛声を李蓮花の使用人だと思っているから笑える。
そろそろ李蓮花と喬婉娩のご対面かな?