蓮花楼(れんかろう)
2023年に大ヒットを記録したチョン・イー主演の中国時代劇
敵対する3人の男たちが武術と推理力で陰謀を暴く中で絆が芽生え成長していく物語。
WOWOWで全話鑑賞し、あらすじ一覧とネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
武侠組織「四顧門」の門主・李相夷は相夷太剣で天下の頂点に立つが対立する邪道組織「金鴛盟」の盟主・笛飛声と東海で決戦に挑み共に大海の藻くずと消える。
10年後、武術の心得もない流浪の医師・李蓮花が「蓮花楼」という名の小屋を引きながら市井に紛れて暮らしていた。
同じ頃、熱い志に燃えた方多病は幼い頃に見た英雄・李相夷の幻影を追い大侠客となる夢を抱いていた。彼は偶然、李蓮花が医術を施す場面に出くわし詐欺師だと思い込んでしまうが仲たがいしながらも関わり合い力を合わせて幾つもの事件を解決に導く
ネタバレ鑑賞感想
37話~40話(最終回)までのネタバレになります。
37話・禁断の扉
李蓮花は部屋で首を吊っていた劉可和の玉佩の中から生死玉を発見します。方多病から皇室と何かの約束を交わした証だと知らされ答えは極楽塔にありそうだと思います。
単孤刀や無戒魔僧がいたので方多病は昭翎公主に頼んで太后が呼んでいると偽の命を出させます。奴らが戻ってくる前に李蓮花と方多病は、仕掛けに気付き塔は反転しながら地面にめぐりこみ井戸が極楽塔なんだと知ります。
呉太監が書いた詩と劉可和の施工記録を読み解き入り口を発見して足を踏み入れると大量の財宝が散乱していました。李蓮花は無戒魔僧がいるのを察知し業火虫の母虫は屍の頭蓋骨の中だと告げると案の定横からかっぱらって行きました。
李蓮花は羅摩鼎の中に母虫はいると方多病に教えるが、極楽塔の記録が消された理由は財宝ではなく大昔に死んだ南胤の術師・風阿盧だと気付きます。
光慶帝は100年前に子宝を祈願し極楽塔を建て、風阿盧は職人に扮して宮中に潜入し母虫で光慶帝を殺そうとしたが盈妃の美しさに見惚れて使命を忘れ盈妃の間男となりました。
極楽塔に隠れ住んで密会を重ねたが盈妃が身籠ると母子を連れて駆け落ちしようとしたが子が誕生すると極楽塔ごと埋められ、皇后となった盈妃は記録を消したのです。
単孤刀たちが戻ってくる前に極楽塔を出るが陛下たちが待ち構えていました。鼎を渡せと言われ従い隠し通路は極楽塔に繋がっていたと伝えるが太后が浚われたと報告が入ると、李蓮花は何も言わずに逃げるぞと方多病に告げます。
皇城司都知の軒轅簫は浚った者を追うが単孤刀の罠で母虫が入った鼎を奪われます。李蓮花と方多病は公主の手を借りて皇宮を脱出すると李蓮花は旧友に会いに行き、方多病は天機山荘へ向かいます。
李蓮花は待っていると雲彼丘がやってきたので角麗譙の根城はどこだと訊ねるがいきなり胸を突き刺されます。
方多病は血痕を残して李蓮花が消えたので四顧門に行き捜すよう命じてくれと肖紫衿に訴えます。李蓮花は李相夷であり単孤刀を倒せるのは彼しかいないと訴えると動揺する肖紫衿は李蓮花なわけないと慌てるが展雲飛が証人で現れます。
またそこにやってきた婉娩は「正義を語りながら心は悪に満ちている」と肖紫衿に訴えると門主の令牌を奪い、総出で李蓮花を捜索せよと命じます。
#37・感想
38話・決戦の序章
皇城司都知の軒轅簫が重臣たちを捕らえたと報告を受ける昭翎公主は李蓮花にもらった物を使って陛下に会いに行くと毒に侵されている事を知ります。見つかってしまい連れ戻されるが機転を利かせて揚昀春に報告します。
揚昀春は師匠が何かに操られている事に気付くが「李蓮花に陛下を救わせろ、行け」と一瞬我に返る軒轅簫から指示されます。
角麗譙の根城に監禁されている李蓮花は笛飛声も手足を筋を切られ閉じ込められている事を知ります。隙をついて監禁場所から抜け出し笛飛声に会いに行くと単孤刀と手を組んだのは羅摩鼎を使って術を解くためだったんだなと告げます。
話しは後だと告げて笛飛声を負ぶって角麗譙の部屋から救出するが危険な場所の方が安産だと考え笛飛声の部屋で身を隠します。
李蓮花は笛飛声を復活させると、10年後に生死を賭して戦った相手と酒を飲むとはなと笑みを浮かべ乾杯します。李蓮花は角麗譙は内心は単孤刀を認めていないから業火虫に打ち勝つ何かを隠しているはずと訴えると笛飛声は婚礼を強いられているので何か贈られるはずと思います。
2人は部屋中の仕掛けを探すと100年前に萱妃が業火虫を作った時の記録を発見します。
角麗譙に見付かり李蓮花と笛飛声は仕方なく戦うが、方多病や婉娩たち四顧門が駆け付けます。からくりは雲彼丘が作ったために簡単に見抜くと、笛飛声は李蓮花たちを先に行かせ、女子は殺さないがお前は別だと言い角麗譙を始末します。
百川院の者たちに跪かれて挨拶される李蓮花だが門主ではないのだから立ってくれと告げます。すると単孤刀が業火虫を操り宮中を掌握したと揚昀春に知らされます。
#38・感想
39話・野望の果て
皇宮を乗っ取った単孤刀は勝ち誇って高笑いし封磬が業火虫を使って儀式を始めます。
方多病は天機山荘を率いて襲撃し、笛飛声と共に乗り込んだ李蓮花は雑魚たちを彼に任し単孤刀のもとへ向かいます。
儀式は失敗し今頃方多病が業火虫の母虫を手にしているだろうから諦めたらどうだと訴えます。そもそも玉座に座っている姿がまさに豚に真珠のようだと言い放ちます。
また四顧門の婉娩たちも皇宮を守るために駆け付け、笛飛声も李蓮花のもとに追いつきます。李蓮花は手を出すなと告げて単孤刀と一騎打ちし、方多病は母虫を消滅させるために己の血液を垂らすが・・・・
李蓮花は師匠から教わった技で単孤刀を倒すと、笛飛声が単孤刀を斬り方多病が血液を母虫に垂らします。しかしそれでも母虫は消滅しません。母虫は萱妃の血で生まれ主は萱妃の末裔なのに主の血液で母虫が消滅しないとなると南胤の王室の血を引いていないことになります。
するとそこに芩婆が現れ李蓮花の血液を垂らすと母虫は消滅し、李蓮花こそ芳璣王と萱妃の真の末裔なのかと誰もが把握します。
芩婆は本当に南胤の皇族だと思っていたのかと単孤刀を鼻で笑い、お前はただの流れ者で李相夷の兄と同じ年頃だったから連れて帰っただけだと言います。
李蓮花は単孤刀の全身の経脈を断って武芸ができないようにすると善き道を探せと告げます。
李蓮花はこれで自由だと告げると笛飛声が忘川花を持って現れ、毒を除き半月後に再戦だと言われます。方多病は陛下から逆賊の子だと責められ、公主は彼らがいたから皇宮は守られたのになんでそんな事を言うのだと皇帝を責めます。
嫌は予感がして揚昀春に頼んで侵入していた李蓮花は陛下からの問いに方多病にしか聞こえない術で助け船を出します。
#39・感想
陛下・・・めんどくさ~
方多病と李蓮花がいなかったら皆さん全員あの世行きでしたよ。公主はてっきり方多病に嫁ぐと思ってたけどダメだったんかな。逆賊の子と言われてしまってるから難しいか・・・
李蓮花は忘川花で完全に治るわけではないのよね、ちょい嫌な予感はするけど笛飛声と剣を交えるところで終わりだと奇麗にまとまるけどどうでしょう。
陛下と李蓮花が最後何を話していたのか気になる。
40話/最終回・此より行きて
李蓮花は紅い衣装を身にまとい四顧門へ行きます。李相夷は生きており裏切り者の雲彼丘が角麗譙と武林の転覆を企んだと噂は広まっていました。
雲彼丘が死罪になりそうだったので李相夷(李蓮花)は駆け付け石水の剣を払います。すると過去に毒を盛っていた雲彼丘が己を責めるあまり自害しようとしたので李相夷はそれも阻止し俺は生きているから問題ないと告げます。
それに百八十八牢の図を餌に角麗譙の信頼を得て防御を調べたあと密かに方多病に漏らしてくれていただろうと告げます。これで満足かといまだに肖紫衿が口にしたので喬婉娩は呆れて返す言葉もありません。
李相夷は悔い改めるならすべて水に流すと告げるが角麗譙による毒で雲彼丘が吐血して倒れます。
李相夷は雪融華の解毒法を捜すよう方多病にお願いします。李相夷は今回も一人死なせてしまってはあの世で兄弟たちに会わせる顔がないと最後のわずかな内力でも多少は役に立つと思い送り込みます。
方多病は李相夷の帰りを待っていると吐血して倒れたので揚州慢を雲彼丘に授けたのかと察します。もう我慢できないと忘川花を取りに戻るが空だったので陛下の毒を解くために使ったんだと気付きます。命を救えるのは忘川花だけ、みんなが助けようと必死なのに何で命を粗末にするんだと方多病は涙を流します。
李相夷は去るのが道理だと思い方多病の帰りを待てと狐狸精に告げて姿を消し門主の令牌を四顧門へ送ります。喬婉娩をどこに隠したと肖紫衿が現れたので少師剣を粉々にし、これで李相夷はなく相夷太剣もないと告げます。
そして喬婉娩を失望させたのはお前の疑念と不信だと告げ去ります。そして必ず笛飛声との再戦の時に生きて姿を現すはずだと信じて大勢が集まります。しかし、方多病のもとに李蓮花の遺書ともとれる文が届くのでした。
#40・感想
後味悪い・・・
まずですね、犬を置き去りにしてはいけませんww愛犬家の私にとって許せない事です。
そして皆が必死になって李蓮花の命を助けようとしているのに気持ちが分からないのか・・・・
すべては皇帝が悪いww
肖紫衿、最初から最後までうざかったな。婉娩を隠されたと思ってる時点でアホすぎます。それに李相夷がいなかったとしても門主の器ではないのよ。せめて笛飛声の前に姿を現して終わってほしかったよ。