作品情報/キャスト
宿命を背負う姫と二人の王、三大スター共演・超大型ラブロマンス時代劇
煬国奎州城の姫・馬摘星は狼に育てられた狼仔と友情を育んでいたが彼が行方不明に。8年後、城主となった馬摘星は煬国の皇子・渤王から冷たく突き放されるが狼仔の面影を感じ気になります。自分に想いを寄せる疾沖が現われるなか渤王と愛し合うが敵として戦うことに・・渤王の強い愛と摘星の憎しみを超越した愛、摘星を信じて支え抜く疾沖の切なくも優しい愛、権力闘争や過去の因縁など複雑に絡み合う物語から目が離せない
ネタバレ感想/狼殿下
第9話/悪意のない裏切り
渤王府を訪ねていた2皇子・楚有圭は母の味を再現してくれた林広に感謝するが丞相(敬祥)が押し入ってきて連行していきました。
どう見ても刺客にみえないので何かの間違いではないかと聞くと自分の実父を名乗っていたと知り驚きます。そのころ2皇子が奴婢の子であると証拠が欲しい4皇子・楚有禎の従兄・楊厚は林広を捜していたが捕らえられたと報告を受け煬国皇帝・楚馗に報告します。
娘を楚有圭に嫁がせている丞相は2皇子を狙った刺客だと強引に認めさせます。楚馗は渤王に減給、林広を招き入れた馬摘星には太廟で跪いて反省するよう命じます。
しかし丞相が罪人の見張りを怠るのはありえないと疑うと渤王から林広は丸腰であり王府から武器を盗めないと言われ真相を暴けと命じます。
渤王は丞相と楊厚を見張るよう夜煞隊に命じると林広が始末され埋められたことを知ります。
渤王は「馬摘星は狼仔を救おうとして義兄に脚を折られており三日三晩跪いていたら歩けなくなるから助けてほしい」と馬婧に言われ動揺します。
当時、奎州で狼仔を信用していたのは馬摘星だけであり逃がすために心を鬼にして突き放したのだと知ります。また馬俊が狼仔をおびき寄せるために馬摘星の鈴を盗んだのだと聞かされ自分が誤解していたことに気付かされます。
渤王は馬で急いで向かうと馬摘星が横たわっているのを目にし「狼仔だ、帰ろう」と呼びかけ介抱します。
勅命に逆らい連れて帰ったことで楚馗に呼ばれるが歩けなくなったら馬家軍を失うと思って咄嗟の行動だったと弁明すると許されます。
そして林広の素性を調べて証拠を渡し引きさがると入れ違いで2皇子と丞相がやってきます。楚馗は良心が痛んで自白しにきたと思いきや罪隠しの小細工をして欺いてきたので丞相の職務は楊厚に任せると言い放ちます。
第10話/和解
目を覚ます馬摘星は渤王が勅命に背いて助けてくれたと知り驚きます。
誰も近付いてはいけない渤王の別院に招待され困惑しながら文衍に案内され足を運ぶと蛍が飛び交っていたので笑みを浮かべます。
「人から誤解されようが心が清く信念を守る女子だと思ったから初めて別院に招待した」
感謝する馬摘星は宴の席で酒に酔い狼に育てられた少年の話を聞かれたので「狼仔に星ともう一度呼んでほしかったが恨んでるから無理ね」と告げます。すると情を断ったのは狼仔を守るためだったのだから真意は伝わり恨んでなどいないはずだと慰められます。
渤王は馬摘星が武芸を習いたがっていることを知り稽古をつけます。二人の仲を目にする夜煞隊の文衍、海蝶、莫霄は渤王の変わりように驚き馬婧は羨ましそうに笑みを浮かべます。
楚馗に呼ばれた渤王は御書房を訪ねると援軍要請の機を利用し2皇子に功を立てさせろと奏状が山積みになっていました。
2皇子は笑みを浮かべるが「渤王に迄タンの使臣の接遇を任せたから罪を詫び功をたてたければ補佐役を務めよ」と命じられます。
第11話/型破りな公主
「迄タンの公主・耶律宝娜を迎えるから援軍を得るために機嫌を損ねてはいけない」と楚馗から言われた渤王は嫌な予感を抱きます。
馬摘星は耶律宝娜がやってくると知り迄タン王が煬国を重視する証だと思うが「渤王に一目惚れしているから私的な目的があるかもしれない」と2皇子・楚有圭に言われます。
冷酷な渤王を好きになるなんてとおちょくると渤王は関係ないと不貞腐れるように去っていきます。
耶律宝娜から土産が届くがいつでも渤王の目に入るようにと自らの姿絵が4枚も入っていました。かなりのご執心であるため公主滞在の間は渤王の婚約の件は伏せておいた方がいいと馬摘星は提案します。
五日後にやってくる耶律宝娜に備えようとするが到着したと報告が入り慌てて出迎えます。型破りな公主に王府は振り回され手に負えないと皆がうんざりするなか渤王と楚有圭が慌ててやってきます。
3年前に渤汪は逃げるように帰ってきたが別れを告げるのが辛くて去ったと思われていたので昔のことは忘れたと告げます。
耶律宝娜が渤王の別院に近い場所に宿泊を希望したため休憩していた馬摘星は慌てて荷物をまとめるよう馬婧に命じます。
第12話/嫉妬
渤王と耶律宝娜が七夕で出かけて行ったので馬摘星は嫉妬し変装して尾行します。
莫霄は馬摘星に気付き渤王に報告しようとするが、とっくに気付いているから止めとけと海蝶に言われます。
渤王が自分のために匂い袋を買ったと勘違いする耶律宝娜は二人きりになるため書の稽古をしようと誘います。全然くれないので寝ている間にこっそり置くつもりかと気付き眠りに入ります。
耶律宝娜が眠っていたので渤王は抜け出し馬摘星の寝室に匂い袋をかけ出て行きます。
嫉妬でおかしくなりそうな馬摘星は苛立ちを晴らすために藁人形に矢を射るが背後からそっと手を添えられ渤王に稽古を受けます。
「心の臓を狙え、宝娜公主などいない」。矢を放ったあと良い雰囲気になるが渤王の顔が近付いてきたので恥ずかしくて走って部屋に戻ります。
素性が知れない賞金稼ぎの疾沖が都に出没したとの情報を得た楚有圭は雇い他にも金で動きそうな刺客を集めて行きます。
馬摘星は耶律宝娜から七夕に誘われるが途中で馬車を止められ狩りに誘われます。