作品情報/キャスト
宿命を背負う姫と二人の王、三大スター共演・超大型ラブロマンス時代劇
煬国奎州城の姫・馬摘星は狼に育てられた狼仔と友情を育んでいたが彼が行方不明に。8年後、城主となった馬摘星は煬国の皇子・渤王から冷たく突き放されるが狼仔の面影を感じ気になります。自分に想いを寄せる疾沖が現われるなか渤王と愛し合うが敵として戦うことに・・渤王の強い愛と摘星の憎しみを超越した愛、摘星を信じて支え抜く疾沖の切なくも優しい愛、権力闘争や過去の因縁など複雑に絡み合う物語から目が離せない
ネタバレ感想/狼殿下
第17話/断ち切る想い
渤王を喜ばせるために舞を披露した馬摘星だが侮辱され心が傷つきます。
疾沖は馬摘星の好物である山査子飴を買って戻ると奎州での務めを投げだし何用だと渤王に止められます。
「女の涙は嫌いだ、目の前にいる者を大事にするべきだ」と訴え部屋を訪ねるがいなかったので心配して捜しに行きます。
疾沖は狼狩山の洞窟で倒れている彼女を発見し声をかけるとゆっくりと目をあけました。舞を勧めたせいで傷付けるかたちとなってしまったので謝罪し「まさか渤王があんなに冷酷とは思わなかった」と告げます。
疾沖は先に渤王が見つけて介抱していたのだと気付くが彼女を励まし一緒に下山します。
耶律宝娜の使者から令牌と文を受け取った渤汪は約束通り向かうと告げ下がらせます。文を見せられた馬摘星は確かに公主の筆跡なので思いを断ち切れず二人で会いたいのでしょうと告げます。
そして渤王への想いを断つため外では夫婦を演じるが同伴が嫌ならいつでも帰ると告げます。彼女が涙をこらえて出て行くのを目にした疾沖は心惹かれており彼女を侮辱する者には仕えないと渤汪に銭を返し彼女を追います。
彼女が手首に身に着けている赤い人を切ってやり奎州城まで送ります。
疾沖は朝早く宿を出て様子を伺いに行くと渤王たちが罠にかかり出て行くのを確認します。馬摘星は疾沖がいないので捜しに行くと偶然にも耶律宝娜と再会するが文など送っていないと知り渤軍に知らせて救援に向かわせてほしいとお願いします。
疾沖は宿にもどると馬摘星の置手紙を目にし耶律宝娜も向かったのだと知ります。
第18話/溍国の元帥
渤王は偽物の文により耶律宝娜と密会するため伏虎林に向かうが天幕に案内されたときに罠だと気付きます。
矢をうまく交わすものの仕掛けにはまり捕らわれてしまいます。
耶律宝娜の悲鳴を耳にし目を向けると矢を放ちながらロープをはって降りてくる公主と馬摘星に気付きます。そのおかげで何とか窮地を脱すると置手紙を見た疾沖がやってきて「なぜ命を懸けてまで薄情者を助けるのだ」と馬摘星に訴えました。
しかし馬摘星は矢が飛んでくるのを目にし疾沖と渤王の盾となり射抜かれます。
渤王は彼女を介抱して馬で逃走し、疾沖は敵を引き付けると程将軍から「元帥」と呼ばれ驚かれます。
溍国を出た身だから楽にするよう伝え「馬瑛一家の惨殺事件が溍国の仕業なら下手人は誰なんだ、事件に精査しろ」と伝えます。
疾沖は急いで戻ると馬摘星が瀕死の重傷を負っており取り乱すが耶律宝娜が持っていた丹薬のおかげで命の危機を脱します。
目を覚ます馬摘星は疾沖がいてくれればいいと告げ渤王を追い出します。狼仔の話を聞かされた疾沖は自分のために死にゆく盟友を目の前になす術がなく苦しんでいたので、そんな友達がいたと伝え気持ちはわかると告げます。
「悔根の念を持つ者は孤独だから友達に会ったら馬摘星という女にも同じ苦しみがあると伝えて」
手を握られた心癒された疾沖は君の狼仔になりたいと告げます。
第19話/人質の帰還
煬国皇帝・楚馗は流産した楚楚から文を受け取ります。2皇子・楚有圭が耶律宝娜を利用して渤王を亡き者にしようとしたと知り4皇子・楚有禎を引き取った渤汪にすぐに都に帰るよう文を送ります。
渤王はすぐに帰還すると楚有圭は拷問されており、楚有禎は驚いて駆け付け拘束を解きます。逃れられない楚有圭は「渤王は大兄上の危機に逃げ出したんだ。馬摘星を娶るのはただ馬家軍の兵力が欲しいだけだ」と言い放ちます。
楚馗は黙れと激怒し皇陵に連れて行くよう命じました。寛大な処分なのに拾ってきた子の方が大事なのかと楚有禎に訴えられ、楊厚に言い聞かせるよう命じます。
渤王府に戻った馬摘星は「望み通り姿は見せません。4皇子を気遣うよう陛下の命もあるので勲王府に移る」と告げます。
「兵部に泊まり溍国討伐の作戦を練るから渤王府にいろ、馬家の郡主は大事な客人であり未来の渤王妃なんだから粗末に扱えない」
馬摘星は困惑しながら留まることにしたが優しかったころの渤王がどうしても頭をよぎってしまいます。
疾沖は何で冷酷な渤王に馬摘星が惚れているのか不思議だったが狼仔にそっくりだと馬婧に教えられ納得します。楚有禎は渤王なんかより疾沖の方がお似合いだと思い弓が得意なら射的場に連れて行けばいいとアドバイスします。また訓練が厳しく莫霄が傷を負うので困り果てた海蝶たちは偶然を装って馬摘星に会わせるために渤王を誘導させます。
第20話/同一人物
仲を取り持とうと夜煞隊の海蝶たちのもくろみにより渤王は街で馬摘星と出くわします。
馬摘星が欲しい玉の蝶を景品とした射的場にうまく誘導したが射的が得意な疾沖が現れた事で渤王は勝負に負けてしまいます。
疾沖が民から称えられ取り囲まれているときに渤王は馬摘星を抱えてその場を離れ体調はどうなのか聞きます。わざわざ物陰に連れて行き聞くことじゃないし傷の事は分からないから文衍に聞けと言われてしまいます。
かつて自分があげた匂い袋を身に着けていたので取り上げて風に飛ばします。
馬摘星は傷付き「過去の言葉まですべて撤回するのか、好意を後悔しているなら体調のことをきにかける必要はない」と渤王に言い放ちます。
すると疾沖が現れ、馬家軍を利用し天下を取るまで優しいフリが必要なんだろうと言います。疾沖は彼女を連れ出し山査子飴を買いに行くが馬摘星は渤王が風を読んで匂い袋を掴む現場を目にし驚きます。
風邪を読める人なんて狼仔いがい会ったこともないので間違いなく同一人物だと疑い馬を走らせます。狼仔が転落した場所に行き追いかけてきた疾沖に落ちて助かると思うか訪ねると「助かるはずないが狼の能力を持つ人間なら話は別だ」と言われます。
馬摘星は大兄上の姿絵を4皇子・楚有禎に見せてもらい渤王が大事そうに持っていた剣だと確認します。
疾沖が楊厚を刺し楚有禎を人質にしていると報告を受けた渤汪は駆け付けると知らぬ間に毒を嗅がせられ体に力は入らなくなります。疾沖は二つある解毒剤を飲み「俺を逃がしてくれたら一つ渡してやる」と渡します。
渤王は楚有禎が生きられればいいと飲ませ剣を抜くと皇帝と馬摘星が部屋に入ってきたので驚きます。渤王が毒だと思っていたのはただの痺れ薬であり馬摘星が一人で逃げるような人ではないと証明するために芝居を頼んだことでした。
渤王がずっと剣を傷つけないように大事にしていたのは大兄上の龍舌剣だからであり、それを見抜いた馬摘星は大兄上を見捨てて逃げたのではないと確信していました。
当時、圧勝したが副将軍の寝返りで窮地に陥りました。渤王はしんがりを務めると名乗り出たが楚有禎が独断で迎えに出たと知らせが入りこのままでは反乱軍に出くわしてしまいます。
渤王は大兄上から剣を授かり敵の追撃を食い止めようとしたが大兄上がいきなり橋を落として進路を断ち、しんがりを務めるから楚有禎を守れと命じられたのです。