作品情報キャスト
アラン・ユーとチェン・ユーチーが共演した中国ラブ史劇。
雍帝の寵妃だった母親を殺され昭王に引き取られた景辞は仇の娘としてさらわれてきた赤子の命を救い風眠晩と名付けました。
共に育ち主従関係で両想いだったが風眠晩を守るために彼女を記憶喪失にさせ彼女の双子の妹である原清離と身分を入れ替える。原清離として本当の家に戻った風眠晩は婚約から逃げだし得意の武芸を活かし捕吏・原沁河として活躍を始めると景知晩と名乗る景辞が現われ2人は違う身分で再会する。二人は共に協力して大きな事件に立ち向かう・・
ネタバレあらすじ/両世歓
第15話・猛毒
賀王が殺害されたと報告を受けた原沁河(風眠晩)と景知晩(景辞)は駆け付けると胸に陌刀が刺さった状態で亡くなっていました。
県令が言葉を失うなか検視を行なうと今までと同じように小指が斬り落とされており昇魂草という毒が盛られていました。陌刀はかなり重いため刺客は腕力がある武芸者の男で屋根から侵入していることから間取りに詳しい人物だと思われます。
前夜に左言希が薬を与えていること、そして恕心医館に昇魂草が保管していることで容疑者になります。駆け付けた左言希はショックで涙をこぼすと、妓楼で遊ぼ呆けて帰宅した慕北湮も言葉を失い膝から崩れ落ちます。
容疑がかかっているのに今まで何処にいたのか左言希が口を閉ざすので県令は仕方なく牢にいれるよう命じました。仲は悪くても左言希の人柄を理解している慕北湮は彼は絶対に犯人ではないと言います。
左言希は病を患う景知晩のために姜探と密会し医書を手に入れたが食事処の女将だと知られるわけにはいかないので「師妹と会っていたが誰かは言えない」と景知晩に伝えます。
賀王が殺されたと報告を受けた雍帝は趙岩に捜査を命じると、それを聞いていた長楽公主は同行を願い入れ許可されます。
また、賀王が殺害され後ろ盾を無くした亳王は動揺するが何者かの罠の可能性もあるため賀王府には行かず都に戻る事を決断します。
第16話・嫉妬
原沁河(風眠晩)は左言希を尾行しているときに笠の女と一緒にいたので姿を消した食事処の女将と同一人物であり左言希は彼女を庇っているのではないかと疑います。
笠の女は付小涵だと知っている景知晩から「陌刀はかなり重いため男にちがいないと自分で言っていたじゃないか」と言われてしまうがどうしても笠の女が気になります。
事件調査を命じられた趙岩に同行する長楽公主は喜んでいたが原沁河を見て原清離だと思い密会するために沁河に来たのかと疑います。
雍帝が寵愛する長楽公主がやってきたので何かあったら大変だと県令はあたふたします。原沁河は初めて会ったのに何故か睨まれ原清離と呼ばれるのは何故かと不思議の思うが前に公主にしつこく言い寄られた趙岩が嫌になって逃げ込んできたではないかと侍女・小鹿に教えられます。
原沁河は「過去の記憶はないし愛する人も変わった」と告げるが長楽公主の嫌がらせは続き部屋を占領されてしまいます。
食事にケチを付けられ、「小悪(鷹)は好んで食べるのに」と挑発します。景知晩と男女の契りを結んだようなもんだから寝る場所はあるでしょと小鹿に言われた原沁河は笑みを浮かべ居候させてもらうが「若様の眠りを妨げてはならない」と知夏に監視されます。
第17話・賀王府
長楽公主は原清離だと疑う原沁河(風眠晩)に嫌がらせをしていたがまったく愚痴をこぼさないので本当に記憶を失ったとのだと信じしがらみを捨てます。
左言希の部屋から昇魂草が発見され帳簿と照らし合わせると不足している事が分かったため問い詰めるが左言希は分からないと言います。
犯人と決め付け鞭打ちを命じるが趙岩に時期尚早だと忠告され、駆け付けた慕北湮から賀王府の者に触れるなと言われてしまいます。
今まで怠けていた慕北湮は賀王が殺害され賀王府の危機に陥っているので何もしなければ人間失格だと本気を出して調査に乗り出します。
原沁河と景知晩(景辞)は賀王府の厨房を調べると氷室があるのに気付きます。侍女・芯児がやってきて「事件に関係ないかも知れないが屋根上を飛ぶ左言希を見掛けたのと、左言希の部屋に入る賀王府の衣を着た男を見掛けた」と証言します。
賀王府の衣を着ていたので賀王だと思い見に行くと薛夫人を目にしたので仕事に戻ったのだと芯児は言います。
目撃した者が賀王とは限らないが事件があった日に賀王が薛夫人に鞭打ちを命じていた事を知り慕北湮は薛夫人に会いに行きます。
しかし、薛夫人は錯乱状態のまま屋敷を飛び出し崖から身を投げてしまいました。
第18話・殺意の交錯
原沁河(風眠晩)はオシドリの刺繍を何日もかけて完成させ巾着を渡そうとするが景知晩(景辞)が受け取ってくれなかったので一方的な気持ちだったのかと落ち込みます。
薛夫人が身を投げたと報せを受け賀王府の別邸に運ばれた遺体を確認しに向かいます。景知晩は彼女が落とした巾着を拾い記憶はなくしたのにオシドリの刺繍は覚えているのかと笑みを浮かべます。
薛夫人の遺体を見て長楽公主は気分が悪くなり部屋に戻るが趙岩に介抱され喜びます。
原沁河は遺体を検視すると身分が高く優雅に暮らしていたのに手のひらには力仕事をしていたようなタコがありました。また身投げする人の口から米粒が検出されるのもおかしな事でした。
慕北湮は被害者が侍女の可能性があるため名簿を調べます。
原沁河は遺体の顔が潰れていたのに執事・靳大徳が一目で奥様と泣き出したので真犯人だと疑います。執事がいる前でわざと捜索に向かわせるよう指示すると長楽公主も警戒を緩め薛夫人と落合うよう仕向けたのだと気付きます。
執事を小悪(鷹)に追わせ後を追う原沁河は同じく執事を疑っていた景知晩と出くわします。
分かち合った長楽公主は「心配だから付いてきたんでしょ、私は趙岩と後を追うから彼女を頼んだわ」と告げその場を後にします。
靳大徳と薛夫人を捕らえると激怒した慕北湮は剣を抜くが左言希の潔白を証明するのが先だと原沁河たちは止めます。
薛夫人の部屋にいるオウムが薛の幼名を口にしていたが賀王は薛の部屋に行かないので不貞を働いたのだろうと推理します。
事件の日にオウムが発した言葉で賀王は不貞を確信して鞭打ちを命じたが罪が明るみになり処刑されるのを恐れた執事に殺害されたのだと伝えると慕北湮は激怒するが2人は否定します。
なにかあると賀王に暴力を受けていた薛夫人は慰められるうちに靳大徳との間に情が生まれたが賀王を手にかけるなんて出来ないと訴えます。
景知晩は盗んだ昇魂草を靳大徳に渡しただろうと聞くが薛夫人の驚く表情を見て執事の仕業だと見抜きます。
侍女・芯児が証言したのは賀王と見間違えた靳大徳であり、賀王に密通がバレてしまい己の罪の発覚を恐れ賀王の善に昇魂草を混ぜたのだろうと告げます。
昇魂草は最初から刺身の下にあり、毒味をしたときはまだ氷の下にあったからバレなかったのです。毒殺を図ったことで朝まで待っていれば賀王は最期を迎えていたが夜中に刺客が現われた事で賀王は反撃するも毒が回って力が入らなくなり殺害されたのです。
夜中に現われた刺客は不明だが毒殺を図ったことは明白なので靳大徳と薛夫人を都に護送するが・・・・