作品情報キャスト
アラン・ユーとチェン・ユーチーが共演した中国ラブ史劇。
雍帝の寵妃だった母親を殺され昭王に引き取られた景辞は仇の娘としてさらわれてきた赤子の命を救い風眠晩と名付けました。
共に育ち主従関係で両想いだったが風眠晩を守るために彼女を記憶喪失にさせ彼女の双子の妹である原清離と身分を入れ替える。原清離として本当の家に戻った風眠晩は婚約から逃げだし得意の武芸を活かし捕吏・原沁河として活躍を始めると景知晩と名乗る景辞が現われ2人は違う身分で再会する。二人は共に協力して大きな事件に立ち向かう・・
ネタバレあらすじ/両世歓
第27話・婚姻書
沁河を離れる際に風眠晩あてに残した文が知夏の悪戯によって届いていなかったと知った景辞はこれまで会うことを避け何度も追い払ったので卑劣で恥知らずだと思われているのだとショックを受けます。
景辞が雍帝に会いに行くと言うので体調を心配する左言希は一緒に参内します。
景辞は陛下と碁を打っていると原夫人と慕北湮が訪ねてきて風眠晩と慕北湮の縁談話が進んでいると知り動揺します。倒れそうな景辞を連れて帰る左言希は原夫人は娘を愚弄されたと決め付け恨んでいるのだと気付きます。
捜査に没頭する風眠晩は長楽公主が訪ねてきたので溺死した宦官と宮女は龍虎軍の近衛兵だったと伝えます。
湖のそばには宦官の叔母が住んでおり自分の所に逃げてくる途中で殺されたのだと証言してくれたのです。調査していた趙岩も現場付近にいたのは韓勍(龍虎軍の統領で陛下の近衛)だけだと突き止めていました。
また鄴王は後宮の宮女と密かに通じている証言まで取れます。
二人は鄴王の秘密を握ったか、あるいはそう疑われて口封じされたのではないかと風眠晩は疑うと長楽公主は「鄴王と宮女を結びつけるのは鄴王の力添えで登用された喬立の娘・喬貴嬪しかいない」と言います。
慕北湮は風眠晩の記憶を消すときに景辞のそばには左言希がいたので婚姻を反対する彼が今度は記憶を戻す薬を作るのではと疑います。
訪ねて行くと左言希が黒装束の者たちに何やら指示しているのを目にし尾行します。また風眠晩は小悪(鷹)に慕北湮を捜すようお願いし駆け付けたので左言希を見張っているのだと気付きます。
第28話・過去
左言希は姜探と密会し父親を発見したから救出したら雍国から逃がすと伝えます。
離れたくないと言われ同じ気持ちだった左言希はお前さえいれば良いと抱き締め一緒に雍国を出る決意を固めるが慕北湮に疑われ尾行されていました。
慕北湮は合流した風眠晩(原清離)と共に姜探の方を尾行して隠れ家を突き止めます。風眠晩は小悪(鷹)を飛ばして引きつけさせてから慕北湮に監視を頼み侵入すると賀王の命を奪った黒幕は鄴王だと知ります。
いま教えれば慕北湮が激高するので外に出るが敵の一団に見付かり追いかけられます。
景辞は小悪が鳴きながら飛んでいるのを目にして風眠晩が危険だと知り巡察中の慶王と共に駆け付け二人を救います。
景辞は付小涵に呼ばれたので密かに会うと確実に仇を討つため鄴王の側室になっていたので驚きます。
沁河の事件も賀王がやられたのも長公主が殺害されたのも鄴王が関与しており、小玉と傅曼卿を殺害した姜探が鄴王の配下だと知らされた慕北湮は言葉を失います。
鄴王が帝位を継げば自分たちも危険だと警戒する原夫人は先手を打たねばと思います。窮地に陥ったときに一気に倒すため今は復讐心をおさえるよう慕北湮に忠告します。
景辞が王則笙から距離を取りまったく相手にしなくなったので知夏は腱を斬った者が誰であるか思い出させ諦めさせるために左言希から記憶が戻る薬を手に入れます。
左言希には元気をなくした若様のために記憶が戻れば慕北湮との縁談を破棄するはずだと告げてお願いしていました。
長楽公主から船遊びの誘いを文で受け取った風眠晩は出掛けるが船の中で待っているのは王則笙だとあっさり見抜きます。
なんで呼ばれたのか気になるため堂々と船に乗り込むとお茶に毒が盛られていると気付き吹けば飛ぶような存在なので見下して帰ろうとします。
すると記憶が戻る薬を渡され匂いを嗅ぐと左言希が作っていた物だと気付き湖に放り投げます。
「自分の人生は自分で決める。人の記憶を弄ぶな、二度と私の前に現われるな!!」と言い放ち外で待たせていた小鹿と帰ろうとすると「景辞の脚の腱を切り狼のいる山に放置したくせに」と叫ばれます。
第29話・濡れ衣
船の中で王則笙と彼女の護衛たちの遺体が発見されます。
知夏がショックを受けるなか景辞は事件現場に向かうと長楽公主と趙岩から落ちていた耳飾りを渡されます。
耳飾りは風眠晩(原清離)の物ではなかったが最後に会っていたのは彼女であり、捜査担当が鄴王と密会している大理寺卿・喬立だったので利用されてしまうと警戒します。
現に不利な証拠をいくつも準備されており知夏は間違いなく犯人は風眠晩だと怒りをあらわにします。
風眠晩は慕北湮との婚礼の日を迎え嫁ぐ準備をしていると容疑者として侍女・小鹿と一緒に逮捕されてしまいます。
「長楽公主に呼ばれたから行ったが王則笙の罠だと気付いてすぐに帰っただけ」と長楽公主の筆跡を真似た文を証拠として差し出します。
喬立の勝手な思い込みの強引な捜査なので証拠があるならさっさと出せと言い放つと凶器が風眠晩が持つ刀だったり彼女が去ってから誰も船に近付いてはいないと釣人の証言まで飛び出します。
「濡れ衣を着せるために念入りに準備していたようね」
原夫人に呼び出された景辞は母親・景妃を殺したのは原夫人だと知夏から言われていたが真犯人は慶王の母・張賢妃だと聞かされ驚きます。
知夏は襲撃に遭ったときに刺客が落とした令牌を見て原府の者の仕業だと思い込んだだけであり景辞は最初から何もかも間違っていたのかと思います。
第30話・死別
濡れ衣を着せられた風眠晩(原清離)は喬立の尋問に呼ばれ正論を言い放つと激怒され拷問に遭います。
その頃、別の場所に呼ばれた小鹿は署名すればお嬢様は無実になると言われ喜んで筆を持つが罪状だと気付き×印を書いて筆を投げ付けます。
風眠晩は密かに原夫人が手を回して届けてくれた薬によって重病を装い牢に戻されたことで一命を取り留めるが意識が戻ると拷問に耐えられなかった小鹿が深手を負って倒れていました。
泣きながら彼女を抱き抱えると左言希が薬を持ってきてくれていたが「深手を負っているので効果はない」と言われてしまいます。心配ないと強がる小鹿は風眠晩の胸の中でゆっくりと息を引き取ってしまいます。
「重傷を装う薬は景辞に頼まれて作ったものだから恨むな」と左言希は伝え牢を出て行きます。
景辞から事件現場に落ちていた耳飾りを渡された左言希は姜探に会いに行き「亳王に王則笙が嫁いだら帝位が遠ざかるので殺害し、風眠晩に罪を着せて賀王府と原府を追い詰めたのだろう」と言い放ちます。
間違いであってほしいと願いながら聞いたが罪なき多くの命を奪った彼女が許せず愛してはいたが決別を宣言し去ります。