作品情報キャスト
アラン・ユーとチェン・ユーチーが共演した中国ラブ史劇。
雍帝の寵妃だった母親を殺され昭王に引き取られた景辞は仇の娘としてさらわれてきた赤子の命を救い風眠晩と名付けました。
共に育ち主従関係で両想いだったが風眠晩を守るために彼女を記憶喪失にさせ彼女の双子の妹である原清離と身分を入れ替える。原清離として本当の家に戻った風眠晩は婚約から逃げだし得意の武芸を活かし捕吏・原沁河として活躍を始めると景知晩と名乗る景辞が現われ2人は違う身分で再会する。二人は共に協力して大きな事件に立ち向かう・・
ネタバレあらすじ/両世歓
第7話・陰謀
妙貞師太を殺害した犯人・止戈を逮捕したが原沁河(風眠晩)はお茶を飲んでいるときに江北軍営の旧友に文を届けて欲しいと頼まれていた事を気にします。
被害者の小指が斬られているし侵入者も目撃されていた事でもう一人いたはずだと景知晩(景辞)に話します。
雍帝に命じられ調査に来ていた趙岩は昭州で原清離とそっくりな風眠晩を目撃していたので原沁河は風眠晩であり景辞はそのためにここに来たのだろうと勘付いていました。
牢に入れられていた止戈が殺害され小指が切り落とされていました。やはり利用されていたんだと確信する原沁河と景知晩は事件の黒幕と妙貞師太が遺したはずの密書の行方を追います。
趙岩は密書を調べるために賀王の所轄である江北軍営に向かいます。賀王とは親しくないが息子の慕北湮とは仲が良いため都に戻る時に寄っていこうと思ったのです。
賀王は親しくもない自分に文を送るはすないと伝えるが程都尉が溺死したときも小指が切り落とされていたので関連がありそうだと思います。
賊を追わせていた小悪(鷹)が戻ってくると爪に柄物の布が付いていました。原沁河は慕北湮にしつこく付きまとわれていたので剣を手にするが景知晩に止められます。
こいつが自分の許嫁かと思った原沁河は自分は原清離ではないと訴えて蹴り飛ばします。すると賀王が沁河の別邸に戻ってきました。
第8話・名医
昭王から文を受け取った長駙馬は名簿の官吏を更迭するよう要求され国を裏切る大罪なので迷います。
しかし、後ろ盾になっていた長公主が亡くなり雍帝からは目障り扱いされているので自分の将来のために承諾します。
景知晩(景辞)が咳を繰り返し体調が悪そうなので原沁河(風眠晩)は彼のために名医がいる恕心医館に案内します。
到着すると手に入れた番号札が78番だったのでかなり待つ事になってしまうと動揺するが何故か優先で中に入れてもらえます。名医と評される左言希が景知晩と旧知の仲だと知って散々「自分は顔が広い、自分のおかげだ」と威張っていたので恥をかいてしまいます。
知り合いなら最初から言えとふて腐れる原沁河は話があるから外してくれと左言希に言われ別室に案内されてしまいます。
景知晩は「なぜ賀王は沁河にやってきたのだ、恐らく趙岩から話を聞いてやってきたはずだ」と左言希に聞きます。
左言希は賀王の養子だが雍帝の秘密部隊(飛廉衛)なので陛下の命で賀王から逐一報告されることもないので分からないと言います。
診察を受ける景知晩は毒に侵されていると教えられ解毒してもらうが誰の仕業なのか見当も付きません。
一方、記録を調べても何の手掛かりも発見できない賀王は長年仕えてくれている紅玉を呼び、都と各州府を探り数年で急逝した小指を切り落とされた大臣や武将がないか調べるよう命じます。
第9話・密室
原沁河(風眠晩)は景知晩(景辞)に朝食をご馳走になるが前にも作ってもらったような記憶が蘇り困惑します。
味に覚えがあるし以前に会ったときがあるのではと聞くが景知晩は否定します。
花月楼で殺人事件が起きたと連絡があり駆け付けると密室状態の部屋で小指を斬り落とされた妓女・小玉の遺体と気持ちよさそうに眠っている慕北湮を目にします。
慕北湮は酒を飲んで何も覚えていなかったが状況証拠がそろっているので法に従い牢に入れます。
原沁河は帳の柄を見てどこかで見覚えがあると考えていると刺客を追った小悪(鷹)が破りとってきた柄と一緒だと景知晩が気付きます。
県令は賀王が黙っていないのではと恐れているとこちらに向かっていると知らせが入り動揺します。
県令が拘束されてしまったので原沁河は「容疑者をまずは確保するのは当然のこと、天子も法を犯せば罪人なのですからご子息でも同じです」と訴えます。
景知晩は身分だけで釈放したらよからぬ噂が立つと告げると3日以内に真相を突き止めろと強いられます。
検視を行なうと小玉は妊娠中で口の中に何やら飾りのようなものが入っていました。飾りは慕北湮が小玉にあげた匂い袋に付いていた一部だと分かります。
景知晩は落ちていた腕輪を目にし小玉の手首に痕があったことから彼女の物だと確信します。また剣を握って出来るタコもあったことで街で襲ってきた刺客は小玉だったのかと思います。
第10話・密室の謎
景知晩(景辞)は被害者が小指を斬り落とされている事でそんな組織があるのかと付小涵に聞きます。
付小涵は飛廉衛が関わっているのかと考えるが心当たりはないと言います。
その頃、長駙馬の人事権を手に入れた者は「長公主は賢い、狙いを察知して賀王に文を送ろうとするとは。。小玉は文をどこに隠したのだ」と部下に疑問を投げかけます。
県衙で慕北湮を見張りながら事件捜査を続ける原沁河(風眠晩)は小玉が飼っていた猫の世話をしていると急に吐いて亡くなってしまいます。
それを目にした景知晩は事件現場と同じ匂いを感じ、慕北湮と小玉が食べる物に誰かが薬を混入したのだろうと推理します。
「慕北湮は酒を飲んでいたせいですぐに眠り、小玉は罠だと気付き逃げようとしたが匂い袋を口に突っ込まれて右手で首を絞められたのだろう」
犯人は殺害後に用意していた魚の腸をかんぬきの上に置き猫が飛び付いたからかんぬきが下がり密室の状態になったのではと景知晩は考えたのです。
景知晩と原沁河は花月楼に行き小玉に猫をゆずった者はだれかと女将に聞くが手掛かりは掴めませんでした。
腹ごしらえのため店によると妓生の傅蔓卿から小玉には陳という恋人がいたと知らされます。原沁河は陳が住む下良村に行こうとしたが最初から不可解なことが多いので調べるまで動くなと景知晩に忠告されます。
下良村は匪賊に占拠され助けを求められた朝廷は討伐軍を派遣したのでそんな場所に陳がいるわけないのです。忠告を無視して原沁河が向かってしまったので景知晩は後を追いかけて真相を伝え一緒に引き返します。
振り出しに戻ってしまったとがっかりする二人だが傅蔓卿が小玉から白粉を頂戴するときの言葉を解読すると「密書は中に」と分かります。急いで駆け付け逃げた刺客を捕まえると左言希でした。
しかし彼は到着した頃には傅蔓卿は急所を刺されていたのだと言います。