日本ドラマ「最愛」作品情報
吉高由里子主演のサスペンスラブストーリー
梨央が青春時代を過ごしていた田舎町で失踪事件が起きる。
15年後、「世界を変える30代の社長」に選ばれる実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことで当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出し現在の殺人事件へと繋がっていく
梨央は重要参考人となるが事件の真相を追う刑事は大学時代に父親が寮夫をする陸上部の寮に住んでいた初恋の相手だった。あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー
ネタバレあらすじ/最愛
第1話・15年前の失踪事件
弟・憂の面倒をよく見る明るい性格の高校3年生の朝宮梨央は父・達雄が寮夫を務める白山大学陸上部の男子寮の看板娘でした。
陸上部のエース・宮崎大輝に恋心を抱いていたが彼もまた彼女の笑顔に癒やされ電車で二人きりになるとこのままでいたいと願うほどでした。
2人の仲は梨央の同級生も陸上部員も承知済みであり、梨央は駅伝の地区選考会に駆けつけ大きな声で想いを伝えようとしたがそれを察知した大輝は「ここで?」と思い慌てて止めニヤニヤしながらこっちを見る部員にスパイクを投げ付けます。
梨央の将来の目標は新薬開発という未知の可能性に挑戦するであり大輝は「お前の推薦入試終わったら言おうと思ってたから俺から言う」と告げます。
事件
憂は事故で記憶障害があり興奮すると記憶の一部を失ってしまいます。梨央は病院に連れて行くが先生からは脳の損傷があるからうまく付き合っていくしかないと言われます。
達雄が留守にしていた寮に白山大学大学院薬学部の渡辺康介がやってきます。陸上部の長嶋の友人でありよく遊びに来るが達雄から寮に来るなと言われているので歓迎はしません。名簿に名前も書かないし「飲むなら外で」と伝えても言うことを聞いてくれないし人まで連れ込んで煩いのでうんざりします。
梨央は朝4時に目覚めると自分の腕に傷があるのに気付きます。懐中電灯とカッパを着た達雄が疲れきった様子で帰ってきたので出迎えると「なんともないのか?ゴメンな、お父さんがもっと早く帰ってくれば」と言われます。
寮の食堂で勉強していて気付いたら布団で寝てて覚えていない梨央は達雄が震えていたのでお風呂を沸かします。昨日来ていた服もなくなっていて大輝から貰ったお守りもないので知らないかと聞くと知らないと言われます。
「何か寮であったの?お父さん、どこへ行ってたの」と聞くとちょっとしたトラブルがあっただけ、受験のことだけ考えろと言われます。
梨央は東京の帝北大学の推薦入学試験を受けに行くが帰ると達雄が亡くなっていました。遺影の写真を探していると渡辺康介の父親・昭がやってきて「先週の木曜日に寮に遊びに来てから息子が行方不明になっている」と言われます。
梨央は黒いビニール袋を見付け中を確認すると真っ赤に染まった自分の服が入っており一瞬だけ渡辺が迫ってきた記憶が戻り怖くなって服を燃やします。
腕にできた傷、真っ赤に染まった服、失踪した渡辺、梨央は自分が取り返しの付かないことをしたのではと思います。
東京へ
葬儀の日、東京から弁護士の加瀬賢一郎がやってきます。「真田梓」の祝儀袋を渡されると憂から誰なのかと聞かれたので「私の母親、お父さんは2回結婚していて、憂の母親は病死」と伝えます。
達雄が梨央の東京行きを応援していたこともあり「行ってこい、お婆ちゃんがいるから1人じゃない」と憂に言われ、梨央は東京行きを決意します。
心配する大輝が訪ねてきます。想いを伝えてもらい喜ぶが東京行きを決めたこと、自分が何か事件を起こしたかも知れない、いろんな気持ちが重なり涙を流します。
全国大会、梨央は大輝が走るのを見届けてから東京に向かいます。大輝は走り終わったあと彼女の同級生から「東京の母親のもとに行く」と知らされ追いかけるが姿は見えませんでした。
梨央は東京に到着し「真田ホールディングス」を訪ねます。母・梓は不動産やホテル事業を次々と成功させたやり手社長であり歓迎されるがプライドが高い兄・政信からは冷たい態度を取られます。
現在/渡辺昭(渡辺康介の父)の水死体が発見
警視庁捜査一課の刑事となっていた大輝は富山県警の刑事となった藤井(同じ陸上部員)に「康介の件はどうなってる?資料を送ってくれ」と頼みます。
15年前に失踪した康介の遺体は10日前に富山県で発見されていました。昭が「真田ウェルネス」の印刷物を持っていた事で大輝は駒沢署の刑事・桑田と共に訪ねます。
フリーライターの橘は「真田ウェルネス」社長のスケジュールを専務・後藤信介から入手します。また後藤は殺された昭が社長を訪ねていたので関係性を調べるよう情報屋に依頼します。
「真田ウェルネス」を訪ねた大輝は昭が入り口で長い間待ち社長に歩み寄ってつまみ出されている映像を目にします。富山県警から康介の資料を受け取った大輝は自分があげた合格祈願のお守りが発見された事で激しく動揺します。
「真田ウェルネス」の社長は「世界を変える30代の社長」に選ばれる実業家であり苗字を真田に変えた梨央でした。15年振りの再会、大輝は重要参考人として同行を願い出るが、あの時の明るかった梨央の姿がまるでなかったので驚きます。
第2話・携帯の映像
警視庁捜査一課の刑事・大輝は殺人事件の重要参考人となった人物が初恋相手の梨央だったことに動揺しつ任意同行を求めます。
遺体で発見された昭が訪ねてきたのは1回だけかと聞くと「覚えていません」と言われます。駒沢署の刑事・桑田が「15年前に息子・康介が行方不明になり先日遺体で発見された」と伝えた後、大輝は自分が15年前にあげたお守りを見せ「遺体と一緒に現場で発見された」と伝えると梨央は「覚えていません」と言います。
梨央は会社に戻ると専務の後藤からフリー記者・しおりから入手した写真を差し出し「どういったお知り合いですか」と聞かれます。
15年前に岐阜で関わりが少しだけあったが事件にはまったく関係と告げると援護するように弁護士・加瀬は何の問題もないと言います。
大輝は捜査資料から梨央が今も変わらずに新薬開発の夢を追いかけていることを知り笑みを浮かべるが彼女が覚えていないと告げる事に疑問を感じます。
14年前
岐阜から上京した梨央は真田家で生活を始めるが兄・政信にここにいたのかと雑誌を見せられます。
白山大学陸上部の男子寮で大麻が発見された記事であり、長嶋が連行され陸上部は活動休止に陥っていました。
大麻使用疑惑の1人・康介の行方が分からず父・昭が頭を下げマスコミに謝罪していたが、康介に性的暴行を受けた女性が被害を訴えたニュースを見て梨央は脅えてテレビを消します。
梨央が弟・優と自由に連絡が取れないなど慣れない生活を送っていたが加瀬の支えで何とか大学には通っていました。
大輝はマネージャーの奈菜に声をかけると「警察の話によると康介のパソコンには女の裸の写真が保存してあって自分のもあった」と言われ梨央の手首にあった傷を思い出します。
優からいきなり携帯電話を渡され戸惑いながら呼びかけると相手は梨央であり「陸上部はダメになったが刑事になりたくて試験を受ける。なんかあれば連絡してくれ」と伝えます。
梨央は兄が一番大事にしているものは何かと加瀬に訪ねます。父親と弟をクズと呼び携帯を没収されたので兄の大事な車のハンドルにロックをかけ「これ以上クズと言うな、携帯を返せ」と言い放ちます。
母親と加瀬から「やるじゃない」と称えられた梨央は「大学を卒業したら会社を継いで欲しい」と母親に言われます。
梨央は久しぶりに実家に戻ります。弟から無くしたと言っていた携帯を見せられ確認すると康介が血だらけで自分に覆い被さっている映像であり消去して「特に怖いものなど映ってなかった」と告げます。
そして自分と一緒に東京に行こうと誘うが5年後、勇は失踪してしまいました。
全10話あらすじ一覧/最愛
1話~2話
3話~5話
6話~8話
9話~10話(最終話)