作品情報/キャスト
人気作家Priestの耽美小説「天涯客」を映像化し中国配信サービスYoukuにてジャンルの中で作品評価1位となったチャン・ジャーハンとゴン・ジュンW主演の中国ドラマ
朝廷の暗殺組織・天窗から抜け出すために体に釘を打ち込み代わりに残された3年間の自由を得た天窗の元首領・周子舒は謎の男の温客行と出会い、一夜にして無敵になれるといわれる武庫の鍵・琉璃甲をめぐる壮大な争いに巻き込まれていく。
原作で描かれた壮大な世界観を受け継ぎ個性的な登場人物と武術による豪快アクションで善悪や愛憎が複雑に絡み合う武侠の世界を作り上げブロマンスと武侠の要素を融合。
ネタバレあらすじ/山河令
第5話・梟の笑い
大孤山派・沈慎は丹陽派が持つ琉璃甲を手に入れたくて後を追うと緑柳と桃紅に邪魔されます。
なんとか追っ払い丹陽派の弟子を招こうとすると丹陽派掌門に弟子を託された泰山派・傲崍子が「五湖盟の権威を笠に着て横暴を働くな」と立ち塞がります。
一触即発の事態になるが太湖派の掌門・趙敬が現れたことで沈慎は剣を収め「偶然通りかかったら緑柳と桃紅が傲崍子に無礼を働いていたから追っ払った次第だ」と誤魔化します。
同行していた周子舒と温客行は皆の言葉の裏に下心があると見抜きます。鏡湖派の張成嶺を保護して連れてきたこともあり感謝されると周子舒は気にするなと告げるが温客行は幾多の難を乗り越えなんとか連れてきたとアピールします。
傲崍子は丹陽派と泰山派はこれから協力し途絶えさせてはいけないと弟子たちに言い聞かせるとそこに助けてくれと断剣山荘の若荘主が逃げてきました。
危険を察知して構えると鬼谷の喜喪鬼だと分かり弟子に逃げるよう告げ向かっていきます。
趙敬の宴に招かれていた周子舒と温客行は大変だと女官が駆け込んで来たことで皆と一緒に外に出ると正門に傲崍子の死体が吊されていました。
周子舒は鬼谷は五湖盟に狙いを定めているようだと気付くが張成嶺が危険かと思い駆け付けるとすでに温客行と一緒だったので安堵します。
五湖盟は腹の探り合いをしているいびつな関係だと気付くは周子舒は屋根をつたって趙敬と沈慎の会話を盗み聞きすると騒動のなか太湖派が持つ琉璃甲が何者かに盗まれたと知ります。また鬼谷が5個のうち3個を得てしまったと聞き琉璃甲は全部で5つあるのだと知ります。
第6話・酔生夢死
鬼谷の長舌鬼によって幻覚を見せられていた周子舒と温客行は返り討ちにして何とか逃げ出します。互いに正体は明かさないものの互いを助けたりしているうちに少しずつ打ち解け、周子舒は本名は名乗っていないが腕比べで湖に落下したことで変装が解けてしまいます。
温客行が長舌鬼から奪った物のなかには琉璃甲のカケラが入っていました。
周子舒は酔生夢死が湖州にあるので天窗が鬼谷と関係を持ったのだろうかと疑います。温客行は謎だらけだし四季山荘も熟知しているので「幻覚を見せられていた時に名前を叫んでいたようだが何を見たんだ?」と聞くが話を流されてしまいます。
酔生夢死は周子舒が作ったものでそれよりも効果が激しく幻覚を起こしたようだと告げるが中原には忘憂草はなく入手経路が分かりません。
韓英が江南にやってきたのを見てやはり天窗も琉璃甲を狙い始めたようだと分かります。
第7話・江湖の雑魚
天下の浮気男を殺し尽くしている鬼谷の喜喪鬼(薄情簿主)に捕らわれた断剣山荘の若荘主・穆雲歌は彼が捨てた亡き恋人・莫燕婉の位牌と無理やり婚礼を挙げさせられます。
また艶鬼は捕らえた岳陽派所属の浮気男10人を招待し「生きて出られるのは1人だけ」とルールを説明し離間策により決闘させると結果全員命を落としました。
岳陽派・高崇(五湖盟盟主)は天窗の統領・韓英が訪ねてきたので出迎えると琉璃甲について知っている事を話して欲しいと頼まれます。
琉璃甲は江湖の伝説だと告げると挑発されるが岳陽城での頂点に君臨するのは陛下であるため残るのであれば痛い目を見るのはそっちだと言い放ち帰らせます。
鏡湖派の遺児である張成嶺が大孤山派・沈慎と太湖派の掌門・趙敬に連れられ出て行くのを目にした周子舒は心配で尾行するが高崇(五湖盟盟主)が道中まで出迎えに来ていたので安心します。
護衛が指で何やら合図しているのに気付いた周子舒は岳陽城の前で饅頭を売っていた者が動き出したので天窗の密偵だと思い尾行するといきなり襲撃されます。天窗の者ではないと気付き返り討ちにすると温客行が現われ、武器を目にし毒蝎かと言いました。
「北の天窗、南の毒蝎、二大暗殺組織が琉璃甲を巡る争いに参入したようだ」
温客行が琉璃甲の偽物のカケラをぶら下げていたので周子舒はわざと人目に付こうとしているのだと気付きます。辺りを見渡すと九爪霊孤の方不知が尾行していることに気付きその場を離れるとカケラを盗まれた温客行は「天窗と毒蝎と五湖盟、江湖の雑魚どもの共演か」と笑みを浮かべます。
周子舒は江湖の者が集まる酒楼へ行き暗号を使って情報を得ると温客行が理解していないようだったので「江湖の合い言葉を知らないのか」と聞くと試しただけだと笑われます。
誤魔化す温客行は岳陽派に潜入しろと命じていた顧湘が岳陽派の賓客である清風剣派・曹蔚寧と食事をしていたので教養のない若造と交流を持つなと叱責します。
第8話・光ある所に闇
岳陽城で世話になっている鏡湖派の遺児・張成嶺は琉璃甲を預けろと高崇(五湖盟盟主)に言われ「知りません」と答えます。
大孤山派・沈慎からも問い詰められるが太湖派の掌門・趙敬がまだ子供なんだと間に入ります。
その頃、周子舒は手持ちがなく支払いに困っていた清風剣派・曹蔚寧を助けてやり出会ったのも何かの縁だと席に誘います。温客行は曹蔚寧を追っ払いたいので「方不知を探してこい」と顧湘に命じると「腕の立つ相手に女子では心配」と曹蔚寧も付いていきました。
曹蔚寧は顧湘を連れて高崇(五湖盟盟主)の娘・高小怜を訪ねます。周子舒と温客行が岳陽派に合流するまで方不知を捜す顧湘を置いてもらいたいとお願いします。
温客行から「岳陽城に潜入して張成嶺を見張らせたから大丈夫だ」と言われる周子舒だが目的は別の所にある気がすると告げます。
すると顧湘が戻ってきて張成嶺は高崇に連れられ五湖碑を拝礼するらしいと知らされます。明るいうちに天灯が上がっているのを目にしていた周子舒は天窗の合図ではないかと察知し張成嶺が危険だと向かいます。
張家の跡を継ぐ者は自分しかいないのだと張成嶺は受け止め高崇に従うと告げるがいきなり天窗に包囲されます。
周子舒と温客行は駆け付けると天窗の統領・韓英が「張成嶺をこちらに寄越せ」と脅していました。周子舒は自分が囮になると告げ覆面をして駆け抜けるとその間に温客行が韓英を人質にとり高崇たちを逃がします。
韓英が「荘主」と跪いたので周子舒は悪かったと謝罪し手を差し伸べ立たせます。張成嶺を渡せと迫ったのは何故なのか聞くと琉璃甲を手に入れるためだと知らされ、英雄大会の前に五湖盟も渡せと迫るはずだと周子舒は思います。
周子舒と温客行は西域の方術を見に行くが音楽が急に変ると「もうすぐ英雄大会、10個の生首を献上しお祝いの品としよう」と鬼谷に乗っ取られました。
岳陽派の警戒が厳重で城内は武人だらけなのに大胆に動ける鬼谷を警戒する周子舒は岳陽城を訪ねると高崇と対面した温客行の様子が何かおかしいと気付きます。