中国時代劇「三国志 秘密の皇帝」
中国の人気作家マー・ボーヨンの小説「三国機密」を初映像化し動画再生数30億回を超えて大ヒットした中国歴史ドラマ。
全話鑑賞し最終話の結末までネタバレあらすじを紹介します。
見所&重要人物
王朝は衰退し群雄が割拠した後漢末期、曹操は漢の皇帝・献帝劉協を囲い込んで許都を都に定め傀儡の皇帝を通し最も有力な諸侯であった。都を離れた温県では司馬家に預けられていた楊平と司馬家の次男・司馬懿仲達が兄弟のように暮らしていました。ある日、楊平は自分が献帝の双子の弟・劉平だと知らされる。既に亡くなってしまったので皇后に命じられ楊平は密かに皇帝に成り代わり漢王朝復興と天下泰平のため曹操に戦いを挑む。
ネタバレあらすじ/21話~30話
生かす方法
董承が官渡に護送されるが郭嘉の計らいで劉平(楊平)と伏寿も兵士に紛れていました。向かう途中に淳于瓊の軍に襲撃され危うく殺されそうになるが董承に止められ助かります。
曹丕も紛れていたことに驚き劉平は助けるが伏寿は独断で黙って出てきただろうから消す好機だと言います。伏寿に止めるよう説得した劉平は「藩揚と陛下の策で董承を助ける事ができた」と教えるが董承が毒殺され疑われてしまいます。
袁紹に賊討伐を命じる詔を見せ「これは郭嘉の策だ」と訴えます。
劉平は1人目隠しをされて連れて行かれると目の前に袁紹が最も信頼する蜚先生がいました。
楊悛の息子の楊平であると打ち明け、董承は陛下のために犠牲になり唐瑛は陛下のために動いていると発言すると疑いは晴れ郭嘉の仕業だと分かります。蜚先生は郭嘉の兄弟子であり毒は自分と郭嘉しか知らないものだと教えられたのです。
皇帝の使者だと思わせる事に成功したが曹操の使者だと疑われる人物の中に似顔絵を描かせていた鄧展がいました。劉平は剣を突き付ける曹丕を止め服従しているから生かされているのだろうと淳于瓊を見て言います。
皇帝の使者だと鄧展が証言した事で場を収めるが劉平は敢えて郭嘉に情報を送るために留まっているのだと気付きます。曹丕はなんで温県に行ったのか聞くが自分を殺さなかった劉平の人柄を考え何も話しませんでした。
曹丕は鄧展と接触していた医師を問い詰めるが騒がれたので斬り付けてしまい捕らわれてしまいます。鄧展から知らされた伏寿は「曹丕を助けてもいずれ殺されるから見捨てるべき」と進言するが劉平は助ける方法を考えます。
囮となって追ってを引きつけた鄧展は別れ際に「郭嘉に正直に伝える」と伝えて逃がすが陛下の人格に惚れ趙彦と同じように秘密を抱えたまま剣に倒れました。
司馬懿との再会
曹丕が袁紹の領地である鄴に行きたいと言うので劉平と伏寿も向かうが聞いていた話とは違い豊かには見えませんでした。
袁紹は目で見たものにしか同情はせず偽りの仁義・・・郭嘉から言われていた言葉を思い出します。
漢王朝は崩壊寸前と儒学生が話し合っていたので劉平は前に出て論破します。伏寿は父親の門下生だった廬毓がいるのに気付き論破したのは皇帝だと教え誰にも気付かれないように守るよう命じます。
また唐瑛が袁紹によって牢獄されていると知り鄴に来ていた司馬懿は儒学生から賛同されている弟を見付け「やれやれ」と思うのです。
司馬懿は既に曹操の拠点を潰して患者を捕らえ傷を負った審栄を助けた事で信頼を受けており投獄されている唐瑛に「私の妻となり温県で暮らせばいい」と想いを伝えていました。
劉平たちは銭がなくなり困っていたところ崔琰に招かれ宿泊させてもらいます。審栄は袁紹を否定した劉平を捕らえようとしたが儒学生の猛反発に遭ったので女性に怪我をさせて送り込み治療させます。
匿ったという濡れ衣で劉平は捕らわれてしまうが司馬懿が会いに来てくれたので驚きます。
唐瑛を見付け、儒学生の心を掴み、袁紹の内通者を把握するのが目的。
劉平は崔琰や廬毓たちが濡れ衣だと騒いでくれたことで解放されます。
任紅昌の正体/袁紹の許可状
曹丕は前に仇討ちしようとしたところ「許攸に会ってみろ」と言われた事が気になっており訪ねようとするが袁煕の妻・甄宓に助けを求められるのと同時に兵に囲まれ捕らわれてしまいます。
役職を審栄から得ていた司馬懿は真相を話さない曹丕を釈放させてあげます。
劉平と司馬懿は許攸の屋敷を探りに行くと公金を着服し軟禁されている割にはあまりにも厳戒な警備だったために袁紹と間者を記録した名簿が保管されているのではないかと予想します。鄴に来て袁紹を信用できなくなった劉平だが漢王朝を守り曹操に勝つには第一歩として袁紹の間者が必要だと思っていました。
郭嘉に付いている任紅昌がいる事に気付いた司馬懿は尾行し劉平たちに教えます。任紅昌の正体は貂蝉であり甄宓のお付きとなっている呂姫を救い出そうとしていたのです。劉平は村にいた子供たちは曹操に侵攻を受けたときの生存者だったのかと気付き協力を買って出ます。
その夜、伏寿から勇気ある想いを打ち明けられた劉平は漢王朝を再興させ兄が亡くなった事をしっかりと明らかにし正々堂々と伏寿は自分の皇后だと発表すると伝え抱き締めます。
甄宓が刺激を求めている事から曹丕との出会いを利用して袁紹の許可状を手に入れようと司馬懿は企てます。
任紅昌が袁紹の夫人の誕生日の席で舞を披露し曹丕と伏寿も紛れ込みます。曹丕は楽器を忘れたと伝えると甄宓が予想通り一緒に行くと付いてきたので口説くが「あなたも呂姫を助け出す一味なんでしょ」と見抜かれていました。
任紅昌は呂姫の手枷を外し助けるが甄宓が現われ伏寿たちは牢獄されてしまいます。曹丕は必ず連れて行くと甄宓と約束し袁紹の許可状を手に入れました。
司馬懿は許可状で釈放させ唐瑛や伏寿たち全員を助けるはずでした。曹丕は許可状を持って許攸の屋敷に行くが兄を殺した首謀者は張繡でも賈詡でもなく「得したのは誰だ」と疑問を投げかけられ終わってしまいます。
審栄が兵を率いて現われ曹丕は捕らわれて連行されます。
連行される曹丕の元に駆け付けた劉平は罰だと言って殴り、隙を見て許可状を受け取ります。
儒学生たちが騒いでいるのを横目に劉平は司馬懿たちを待っていたが唐瑛と藩揚が出て行ったので牢屋に駆け付けます。藩揚が現われたため唐瑛は自ら囮となって逃がすために司馬懿たちを牢に押し込めたのです。
任紅昌と呂姫は別行動を取ります。司馬懿から「曹丕はいずれ敵となって命を狙ってくるから見捨てろ」と言われる劉平だが曹丕の拘束を解いて逃がします。
甄宓が駆け付けるが袁煕が取り戻しに来た事で曹丕を守るために戻ります。曹丕に踏み込まれた事で許攸は官渡に行く事になってしまい袁紹の間者を把握することが出来なくなります。
劉平は司馬懿たちと許可状を持って鄴から出るが劉平は儒学生を見捨てる事は出来ないといい、司馬懿に曹丕を連れて曹操の元に行って欲しいとお願いします。
劉平は崔琰の協力を得て連行される儒学生たちを救います。廬毓が皇帝陛下だと明かした事でもともと劉平の論破に酔いしれていた儒学生たちは更に敬意を深めることになります。
曹操vs袁紹
劉平は儒学生たちを伏寿に託し袁紹に会いに行くが「詔を手にし曹操は大義を失ったから漢王朝の助けなどいらぬ」と斬られそうになります。
仕方なく自分を知っている藩揚にやれとお願いします。「皇帝だから斬れません」と藩揚が口にすると袁紹や蜚先生は驚き皇帝に会った事がある王越に確認させます。
劉平は唐瑛に会わせるよう要求し袁紹は郭嘉が言っていたそのまんまの人物だったと嘆き戦いで均衡が崩れると悩みを打ち明けます。
その頃、司馬懿は曹丕にお願いされ曹操陣営に到着していました。司馬懿は兵糧を調査させ食糧がない事を気付かせます。郭嘉は自分の責任になってしまうために「志気が下がる」を理由を付け兵糧係の首を斬って司馬懿に送ります。
郭嘉は自分を都から出させるために司馬懿が兵糧を燃やしたのだと気付いていたのです。
袁紹は許攸を曹操の元に送り込んで嘘の情報を伝えさせようとするが劉平は本当の場所を教えるよう許攸を説得します。
儒学生を送り届けた伏寿が戻ってきてしまいます。劉平は袁紹が勝利すれば漢王朝が消滅するから曹操を勝たせると伝えしばらく耐えて欲しいとお願いします。
司馬懿は兵糧を手に入れようとする出陣する将軍に「曹操の命でも行くな、苦しい状況に陥った時こそ冷静を装う。自分を高く見せるため芝居する人間だ」と訴えます。黙って去って行く将軍が曹操だったと気付く司馬懿は許攸の帰順を楊修から知らされたので会いに行きます。
「曹操の軍営でそなたを守る」と劉平から預かった文を読み曹操に勝たせるつもりなのかと怒りをあらわにします。
司馬懿は曹丕の兄が殺され一番得をしたのは新しく正室となり息子たちが後継ぎになった卞夫人であると解いて見せます。曹操もその事に気付いたが夫人を罰する事ができず感情の矛先が曹丕に向いたのです。
伏寿は唐瑛を連れて帰ろうとするが毒を飲まされていました。劉平は袁紹に話を付けようとすると戦を見に行こうと誘われます。
勝ちを確信する袁紹は皇帝などただのお飾りだと平気で言い放つが袁紹陣営が曹操軍に侵攻されます。袁紹はさっさと逃げだし劉平は王越に命を狙われるが駆け付けた曹丕に助けられます。
司馬懿は唐瑛を迎えに行くが毒のせいで意識を失ってしまいます。蜚先生は捕らわれてしまうが姿を現した郭嘉に華丹が自ら命を絶ったのは自分が郭嘉に毒を盛って襲わせたからだと教えます。
怒った郭嘉は剣でぶった切るが返り血は毒化しており復讐に燃えていた蜚先生の罠に陥り任紅昌の胸に抱かれ苦しみます。