中国時代劇/尚食
瓔珞で共演したウー・ジンイエンとシュー・カイが再び集結し3日で再生数1億超えした尚食局の女官と朱瞻基の宮廷ラブストーリー
あらすじ
明の永楽帝の時代。皇帝の厨房をあずかる尚食局の新入女官・姚子衿は蘇月華と殷紫萍と友情を育み、宮廷内の権力闘争に巻き込まれながらも料理人として腕を磨いていた。ある日の夜、永楽帝が溺愛する皇太孫の朱瞻基と出会い書斎に食事を届けるようになって距離を縮めていく。姚子衿の気遣いと教養に惹かれていく朱瞻基だが姚子衿には秘められた過去があった。
主演・豪華キャスト/ウー・ジンイエン&シュー・カイ共演
1990/08/16誕生、「瓔珞」「コウラン伝・始皇帝」など
朱瞻基(シュー・カイ)
1995/03/15誕生、「瓔珞」「大唐流流」「千古の愛、天上の詩」など
蘇月華(ワン・チューラン)
1999/01/21誕生、「孤城閉」「玉骨遥」など
游一帆(ワン・イージョー)
1994/05/14誕生、「玉楼春」「大唐女法医」など
プロデューサー(ユー・ジョン)
監督(ワン・ウェイ)(バイ・ユンモー)
脚本(ジョウ・モー)
全40話で紹介
ネタバレ感想/尚食
25話・駆け引き
姚子衿は練武場にあぶり肉を用意し最終段階の味付けを皇太子・朱瞻基に指示します。
あぶり肉を口にする洪熙帝は朱瞻基が初めて狩った獲物を焼いてくれたことを思い出します。そこに膳を運ぶ蘇月華がやってきて「肉は脂が多く陛下は歯を痛めたこともあるのになぜ勝手な真似を」と横やりを入れてきます。
姚子衿は「百里粉を加えたので熱を取り生臭さも押さえられているし鞠花茶も添えてお出しした。この季節のあぶり肉は寒気を和らげ虚を補う効果がある」と教え「あなたも宴の際にあぶり肉をお出ししたのでは?」と黙らせます。
朱瞻基は体を冷やしてしまったと告げ先に失礼するが洪熙帝は衣に血が滲んでいるのを目にします。
朱瞻基は姚子衿の本音を聞き出そうとするが姚子衿が口にしたのはなぜか洪熙帝を褒め称える言葉ばかり。・・・朱瞻基の傷を案じ草舎を訪れた洪熙帝は姚子衿の言葉を耳にし自らへの忠言をうながすが皇后はたかが女官が陛下を論ずるとは罪深いと叱責します。
続きを述べよと陛下に命じられた姚子衿は建文帝に仕えた奸臣が粛清された際に無辜の妻や娘は歌舞音曲を学ばされたり異郷に流され客死したりしたが陛下は天下に大赦を行なわれ罪人ですら恩恵にあずかったと告げます。
朱瞻基は下がれと叱責するが陛下はこのように進言してくる者が増えれば官吏の汚職がはびこり綱紀も緩むであろうと言います。
建文帝の奸臣はすでに罰を受けたとして洪熙帝は命ある者にはすべて大赦を行なうと命じます。
司膳に昇格した姚子衿は陛下に感謝するが利用されたと感じた朱瞻基は奸臣の家族を救うために父上をやみくもに持ち上げたなと責めます。
皇后に呼ばれた姚子衿だがいきなり彭城伯夫人が現われ皇太子嬪に冊封すると言われます。その頃、朱瞻基は陛下に謁見し灯籠に火薬を仕込んだ職人の師は漢王府にいた者だと告げます。
姚子衿から自分の目標は尚食になることだと言われた朱瞻基は手助けするが陛下が尚食に昇格させようとすると皇后に「皇太子嬪に封じてはどうか」と先手を取られてしまいます。
26話・別れの麺
皇后は姚子衿はかつて先帝が決めた皇太孫嬪だと告げると洪熙帝は見覚えがあると思ったと納得します。
朱瞻基は尚食になりたい姚子衿のためにこの者は気に入らないと訴えるが陛下は先帝が選んだ良縁だと言います。
朱瞻基はこの件は持ち出さぬ約束だったはずだと皇后を責めると不調を押して心配する陛下の行為をむげにするのかと言われ引き下がります。
蘇月華は游一帆を訪ね言うとおりに従ったら陛下の病が再発したと責めます。陛下の病と皇太子の離心が楽安に伝われば野心に満ちた漢王が動くと言われ、謀反に関与するのかと驚きます。
姚子衿は冊封式を行ない皇太子嬪となると朱瞻基に送られ皇太子妃・胡善祥に挨拶します。
朱瞻基は皇太子嬪が待っている時間だが弓の練習をする游一帆を目にし手合わせをするよう命じます。先帝と陛下に塩政治、漕運、税法など多くの上奏をすべて読んでいると告げ、また手合わせしようと去ります。
皇太子は手合わせで怪我をしたからこれないと報告を受けた姚子衿は眠りに入るが朱瞻基は蝋燭を立て寝顔を優しく見守ります。
27話・牡丹会
皇后の誕辰祝いは洪熙帝が病のために見送る予定であったが郭貴妃が自ら宴を取り仕切りたいと洪熙帝に申し出たと知る皇后はなにを企んでいるのかと疑います。
皇太子才人の呉妙賢は人影もないのでみんな花見にでも行ったのかと聞くと妃嬪たちは皇太子嬪となった姚子衿のもとに行ると侍女から聞かされます。
行ってみるとみんなで姚子衿を囲み刺繍をしたりして楽しんでおり柑橘香の腕輪を贈られます。喜んで受け取り失礼するが私を取り入るつもりだろうがそう甘くはないと侍女に告げます。
妃嬪は朱瞻基の好みに合わせて風景画を飾ったり投壺まで用意したのに何で姚子衿は殿下が嫌いな濃い香りを堂々と調香して平気なんだとふて腐れます。
皇后の誕辰祝いに妃嬪たちは皆で牡丹の絵を描くことにします。姚子衿を囲み絵が描いていると呉妙賢は朱瞻基が来たのに誰も気付いていないので1人挨拶し非難して蹴落とす者も中に入ると話すと「そなたも同じだ」と言われてしまいます。
いつか心を開いてくれと朱瞻基からネックレスを贈られた姚子衿は耳元で何やら伝えた後に口づけを交わします。
洪熙元年4月、南京で地震が頻発し朱瞻基は陵墓に参拝しそのまま南京に残って指揮をとります。
皇后の誕辰祝い、皇太子妃・胡善祥や妃嬪たちが贈り物を用意するなか姚子衿は立ち上がろうとすると「皇太子嬪は牡丹の絵を贈ろうとしたが呉妙賢が見たいとせがみ汚してしまいました」と胡善祥は言います。
胡善祥に謝罪するよう言われた呉妙賢は従うと姚子衿は郭貴妃に勧められ琴を奏でお祝いします。
生菜と牡丹の花を揚げ甘草を使い牡丹の香りを閉じ込めた料理を運ぶ殷紫萍は「司膳2名は甲乙つけがたい」と皇后は絶賛します。それにより昇格した殷紫萍は蘇月華と同じ立場に追いつき目が合う姚子衿は笑顔で応えます。
28話・隠蔽
孟尚食は今日から自分が陛下の御膳を運ぶと蘇月華たちに告げます。
昨夜、何かあったようだと察知していた游一帆は蘇月華が御膳係を降ろされ、皇后の令牌を持った者が密かに宮外に出たと知り陛下が病に倒れ皇太子が呼ばれたと漢王に伝えるよう命じます。
姚子衿は草舎に朱瞻基がわざとあちらこちらに置いて行った絵を見付け楽しみます。するとお菓子を持ってやってきた侍女から永寧宮の侍女が刺繍画を盗み貴妃様が寝込んだようだと知らされます。
お菓子がいつの間にか1つ消えていたと言われ余計な話だと思ったが気にして茶坊にいくと郭貴妃が隠れているのを見付けます。異変を察知し陛下に何かあったのかと追求すると「杯を口にする前に倒れたから発作だったはず、なのに皇后は私を殺す気だ」と喚きます。
姚子衿は「だったら何で逃げてきたのです?皇后は謀反を恐れ崩御を隠し大掛かりな捜索は出来ないために貴妃様は逃げれたのでしょう。衣を用意するからここから離れないでください」と訴えます。
密書を受け取った南京にいる朱瞻基は急いで都に戻る途中に刺客に襲われます。草舎で貴妃を匿う姚子衿だったが胡善祥が「宮中の異変に気付いているはず、何か隠していないか」とやってきたので陛下が危篤だと告げます。
皇后は朱瞻基が戻るまで必死に隠蔽を行なっていたが趙王と封地にいたはずの漢王が来たと知らせを受けます。
何を言っても兄弟愛を持ち出し強引に陛下に会おうとするので「昔から強情で太祖皇帝に嫌われていたな、私が口添えしなかったらとっくに死んでいたのでは?」と漢王に告げ、私が名医を探さなければここにいないはずと趙王に訴えます。
「皇太子が数日で戻るからその時にまだ陛下が病なら監国を命ずるから下がれ」
そこに皇太子が刺客に襲われたと游一帆が骸を運んできました。
皇后や胡善祥が愕然とするなか「母上、私は簡単には死にません」と朱瞻基が現われます。朱瞻基が陛下に会いに行くとすぐに陛下が崩御したことが伝わり、喪に服す朱瞻基は親王は封地を離れてはならぬと命を下します。
敬妃の祖父は開国の忠心であり靖難の役で一番の功を上げ、父の英国公は国の重臣なので娘は殉葬を免じるべきと母上に言われた朱瞻基は郭貴妃も功臣の娘で3人の子を生んだので殉葬はなりませぬと告げます。