紅き真珠の詩
「長歌行」のチャオ・ルースー×リウ・ユーニンが再びタッグを組んだ中国大型時代劇!
唐の時代、真珠採りの奴隷が伝説の宝石商人へと上り詰めていく!
こちらの作品はWOWOWさんですべて鑑賞し、
見所キャスト、全話あらすじ一覧、ネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
2024年末の中国時代劇市場で話題を集めたヒット作!
唐の時代、合浦では揚州の崔氏が3年連続で皇室に真珠を献上していたが真珠採りの奴隷・珠奴は命懸けで海に潜る過酷な生活を強いられていました。
ある日、採取場に昭武康国の豪商・燕子京と謎めいた書生・張晋然が現われ真珠の競売会に参加する。珠姫に選ばれた珠奴の端午は張晋然によって窮地を救われ奴隷の身分から解放されると燕子京の隊商に加わる。
自らの出自の秘密を知るが燕子京の復讐劇に巻き込まれていく。
ネタバレ感想|紅き真珠の詩

39話|悪行の報い
蘇幕遮(端午)は燕子京たちと鄭家に押し掛けると、鄭世元が崔灼華(崔十九)を人質にとり出てきました。
蘇幕遮は崔十九の命などどうでもいいと燕子京が歩み寄ろうとしたので袖を掴んで止めると森で教えた事を覚えているかと聞かれます。
燕子京が剣を抜いて向かっていくが蘇幕遮は隙をついて弓を放つと鄭世元に命中し、それを察してタイミングを見計らっていた崔灼華も隠し持っていた短剣で突き刺します。
蘇幕遮は倒れる崔灼華を抱き抱えると、燕子京は鄭世元が隠し持っていた帳簿を入手します。
張晋然と燕子京は鄭世元の残した証拠から郢王、靂魁こと尉遅無意、鄭世元は結託しているように見えたが持ちつ持たれつの仲だと把握します。
郢王が黒幕なら尉遅無意が驪龍盗として隊商を襲っていたことになるが銭が郢王に直接渡っていないので困惑します。
郢王が望む場所で銭を集め私兵を養っているのではと疑うと張晋然は尉遅無意を捕らえに向かいます。
ここにはいないと門前払いされそうになるが尉遅無意が潜入したら郢王が危険じゃないかと言い放ち、郢王の警護の邪魔をする奴は斬れと命じ押し入ります。
郢王は尉遅無意に毒を盛り血珠を出せと要求すると刀で襲われそうになるが、そこに踏み込む張晋然は郢王の暗殺を企てるとは何事だと訴えます。
遊んでいただけだと郢王に言われるが驪龍盗の事件に関与していると捕らえ連行します。
張晋然は燕子京は毒に侵されており尉遅無意は解毒薬を作れるはずだから絶対に聞き出してくれと康琚に頼まれます。
張晋然は尉遅無意の尋問を行い全ての罪を自白すれば死罪は免じると訴えます。すると郢王の罪を証言し燕子京の解毒薬を作るから釈放してくれと言われます。
命を救えるならと迷うが、そこに現われた燕子京はお前の解毒薬などいらない、行く末は引き取り手のない白骨だと言い放ちます。
張晋然は尉遅無意が自白したことで郢王を捕らえに押し入ります。この期に及んでまだ大口をたたくので民を害し虐げる者は死罪だと言い放ち連行を命じます。
張晋然は燕氏の冤罪を晴らすため郢王と尉遅無意を長安へ押送することにします。燕子京は感謝し血珠は割れてしまったが陛下に献上してくれと地図を渡します。
蘇幕遮は長生粥を配っていると復活した崔灼華が訪ねてきたので彼女にも食べさせます。
尉遅無意を釈放しても簡単にまた捕らえることできるでしょうよ。
郢王の罪を証言してもらい解毒薬も頂戴しなさいな、蘇幕遮と共に幸せになる事は考えないのだろうか・・・
40話・最終回|悔いなき人生
毒に侵され視界が奪われる燕子京は士気が迫っている事を悟り蘇幕遮から離れなければと康琚に告げます。
蘇幕遮から腰帯を贈るからと寸法を測られる燕子京は賽宝会に出品するために七彩瑠璃で何を作ればいいかと彼女が悩んでいたので太平尺はどうだと提案します。
「越雲岫に言っておくね、店はもう任せられるから私はあなたといる。雄大な景色を見に行くと約束したでしょ」
動揺しながら頷く燕子京はいつか頂点に立ち尊敬を集めて天下に成功を知らしめてほしいから賽宝会に出てくれと告げます。
「あなたと平穏に過ごし、余生を過ごせればいい」
燕子京は蘇幕遮や仲間たちとかけがえのない時間を過ごすと張晋然が陛下の詔を手に都からやってきます。
燕氏一族の名誉が回復され葬祭および絹100匹を賜ると燕子京は危険を顧みずに真相を追ってくれた事に感謝し、蘇幕遮は本当に良かったと涙を流します。
二人で話があると張晋然に言われ皆から離れる燕子京は「元凶が捕まり名誉も回復したが尉遅無意が死んでしまったから解毒できない」と言われます。
浮かない顔をしていたので解毒できないのは最初から分かっていた、気遣いに感謝すると告げます。
「言うなと言われたが実は蘇幕遮はすべて知っている、名医を探し回っていた」
燕子京は蘇幕遮のために長生粥を作っていると彼女が早起きしてやってきます。乗船した当初は身の程知らずだったのに今では明鏡台の店主へと上り詰めるとは驚くべき出世ぶりだなと告げます。
これからはやりたいことを思い切りやれ、約束してくれ・・・蘇幕遮は何の話だと訴え粥を食べ終わると「側にいて」と耐えられず涙を流します。
蘇幕遮は賽宝会に太平尺を出品すると投票で1等を獲得して優勝し挨拶は店主を任せた越雲岫に任せます。
崔灼華は交易路の再興に貢献した蘇幕遮を揚州宝石行の行首に推挙すると各店も賛成したために張晋然は監督者として行首に任命します。
感無量の蘇幕遮は行首の座を珍琅閣の店主・崔灼華に任せると告げ、逆流でも立ち向かい流れに乗ったら好機を掴む、私より有能だと信じているとエールを送ります。
40年の長きにわたり交易を続け、盛世を見てきたけど未練はあれど悔いはない、終。
交易を続けたということは店からも退き燕子京がやってきたように渡り歩く宝石商になったと解釈します。
毒の事だけでなく私から去ってしまうはず、蘇幕遮はそこまで燕子京の行動を読んでいたのね、耐えられず涙を流して側にいて・・・もらい泣きです。
チャオ・ルースー様、縁起が本当にうまいですね。なんだかんだいっても燕子京は解毒できると思ってたけど賽宝会までもたなかったのでしょう。だから賽宝会に出た蘇幕遮はちょっと放心状態ぎみだったのかな・・・