作品情報キャストの紹介
ティム・クラベーの小説「失踪」をジョルジュ・シュルイツァー監督が1998年に「ザ・バニシング 消失」 として映画化し、更に自身が1993年にハリウッド・リメイクした作品。
ジェフの恋人ダイアンがサービスエリアで突如失踪。
数年に渡って捜し歩いていたが手掛かりは何もなく疲れ果てたジェフは知り合ったリタに慰めを得るがダイアン捜しは諦めません。
既に愛ではなく何故失踪したかという疑問のためであったが彼女が失踪してから3年後、犯人から連絡が・・・。
◆バーニ(ジェフ・ブリッジス)化学教師で殺人犯
◆ジェフ(キーファー・サザーランド)作家志望の青年、失踪した婚約者を探し続ける
◆リタ(ナンシー・トラヴィス)ジェフの現在の恋人
◆ダイアン(サンドラ・ブロック)ジェフの婚約者だったが謎の失踪
ネタバレあらすじ/失踪
目の前に湖が広がる山小屋で大学の科学教師バーニーは自らを気絶させ何分で目覚めるか実験していました。
妻ヘレンと娘デニースが山小屋へ遊びにきます。散歩しながらバーニーは自分が何処までやれるか引き返せないところまで来てしまったと言いました。
シアトルからセント・ヘレンズ山を見るため車を走らせる作家志望のジェフと恋人のダイアンはトンネルの中でエンストを起こしてしまいます。
ジェフは歩いてガソリンを調達して戻ると置いていかれたダイアンは不貞腐れていました。
死が2人を別つまでもう2度と1人にしない事を誓うとダイアンの機嫌が直り星空の下で渡そうとしていたジッポをジェフはプレゼントされます。
しかしパーキングエリアでトイレに行ったダイアンはそのまま行方不明となりました。
3年後
ジェフはダイアンを探し続けていました。ラジオに出て国民に呼び掛け街中に貼られたポスターは30日ごと変えていました。
疲れきっていたジェフはウェイトレスの高校の同級生リタと出会い良い関係になり、やがて恋人関係になって一緒に生活するようになるがジェフはダイアン探しを続けていました。
出版社のアーサーからダイアン探しの件を書くよう勧められ家賃を払えないジェフは契約する事に決めます。
しかしリタはジェフの書いていた原稿の中に「リタを抱きながらダイアンを探している」を見付け激怒します。
ダイアン失踪の真相を究明したいだけのジェフだが今現在の恋人リタを大切にするためダイアンを諦める事にしました。
街中のポスターが無くなっている事に気付いたバーニーから手紙が届きます。
ジェフは犯人に会えると思い喜ぶが話を聞いたリタは家に帰り出て行こうと荷物をまとめます。
バーニーはリタを誘拐しようと家に侵入していたがリタが家を出て行くと分かり何もしませんでした。
ジェフは家に帰るとダイアンのキーを持つバーニーが訪れます。
「ダイアンはどこにいる?」と怒り狂い殴りつけるが殺せば真相は分かりません。
真相を知りたければ来いと言われジェフはバーニーの車に乗り込みます。
ジェフはダイアンの真相を知りたければ同じ体験をしなければならないと言われ手渡された睡眠薬入りのコーヒーを口にして意識を失います。
バーニーは15歳の時に人が想像で終えることを実行した。(高い場所から飛び降りた)
幼い子が溺れているのを目撃したバーニーは高い位置から飛び込み、その姿を見た娘デニースにとって自分は英雄となった。しかしそれと同時に英雄となった者は悪魔にもなれるのだろうかと想像してしまったのです。
ジェフの姿が見えなくなり気になったリタはバーニーの車のナンバーの目撃情報により持主の住所に行きます。
娘デニースから父親の愛人だと勘違いされバーニーに会えない事を伝えられるが山小屋ではないかと言われます。
結末/失踪
ジェフは気付くと木の箱に押し込まれていました。
山小屋に着いたリタはジェフが持っていた銃入りケースを持って行くが開けると「君の勝ちだ、銃はない」と書いたメモが入っていました。
後ろからバーニーに襲われるがリタは持っていた懐中電灯で殴りつけます。
「殺せば永遠に見付けられない」
そう言われるリタだが「自分で見付ける」と更に殴りつけます。
力でかなわないリタはジェフと同じ体験をしたければ飲めとコーヒーを渡されます。
山小屋に土のついたスコップを見てジェフは埋められていると気付きます。
デニースが夜遊びに行くと言っていた事を思い出したリタはデニースを誘拐したと告げ同じ体験をしたければ飲むべきだとコーヒーを渡します。
バーニーが眠りにつくとリタは急いで土を掘り木箱を開けるが後ろからバーニーが襲ってきました。
リタの叫び声に意識が戻ったジェフはバーニーが持っていたノコギリを奪い頭に突き刺しました。