作品概要/キャスト
チャオ・リーイン主演・女スパイと身分を超えた2人の公子との劇的な愛の物語
諜紙天眼を率いる宇文玥は貴族の子息たちによる人狩りから生き残った記憶喪失の娘・小六に武芸の才を感じ星児と名を与えて厳しい訓練を課していく。彼女は、自分を楚喬と呼ぶ女の記憶を頼りに自身の出自を求めながら宇文玥から与えられる過酷な任務を遂行していく。楚喬は宇文玥と彼の親友・燕洵との間で揺れ動く思いを抱えながら国を揺るがす大乱へ身を投じていく。
楚喬/星児/荊小六(チャオ・リーイン)宇文玥(ケニー・リン)燕洵(ショーン・ドウ)元淳/淳公主(リー・チン)蕭策(ダン・ルン)元嵩/裕王(ニウ・ジュンフェン)月七(シン・ジャオリン)宇文壊(ワン・ヤンリン)など
全58話で紹介
ネタバレ感想/楚喬伝
23話・囚われのふたり
燕北攻めから帰還した趙東亭は燕洵の姉が逃亡したと知らせを受け行こうとすると弟の趙西風から任せてくれと言われ受け入れます。
星児に指を斬り落とされて頭に来ていた趙西風はその恨みの矛先を燕洵に向け身重であった燕洵の姉を情け容赦なく惨殺します。
駆け付けた宇文玥は燕洵と長年の友人だったにも関わらず家族を殺すとは何事だと激怒して趙西風の足にぶっ刺します。
魏皇帝に呼ばれた宇文玥は趙西風を殺すつもりだったと正直に話すと宇文席を殺すよう命じたのかと聞かれます。諜紙天眼は没落したとはいえ腕は衰えていないからわざわざ奴婢を使うまでもなく殺すつもりならとっくに殺していると告げます。
燕洵が捕らわれたのは氷雪箭によるものであり自分の仕業ではないが友である前に陛下の僕だから捕らえたのだと告げます。納得させるつもりだったが九幽台で処刑する宇文懐の補佐をするよう命じられてしまいます。
国と一族の身に何が起こっているか分からない燕洵は希望を持ち燕北の素晴らしさや幼い頃の思い出を話し共に燕北へ行こうと星児(楚喬)を誘います。
魏舒燁は伯父上のところに押しかけ燕洵が謀反など起こすはずないのに何でこんなことになったのだと聞くと魏家の中でも一番優秀なんだから陛下のため、罪悪感など持つなと言われます。
趙西風はお咎めなしだと元嵩から報告を受けた厳淳公主は陛下に謁見し燕洵を我が子のように育てると言ったのは嘘だったのか、悪い事はなにもしていないのに処刑など間違っているし外で跪く白笙に何で会わないのかと訴えます。
24話・九幽台の惨劇
星児と燕洵は皇室の刑場・九幽台に引き出されます。
執行官である宇文懐が罪状を読み上げると副執行官を命じられた宇文玥は事実なのかと燕洵に聞かれ頷きます。
燕一族の首が壇上に並べられるのを目にし燕洵はそこで初めて母を除く一族全員が皇帝に誅殺されたのだと把握します。
首実検と処刑の見届けを条件に罪を許すと告げられる燕洵は激怒し宇文懐を突き飛ばし聖旨の拝領を拒否します。魏舒燁は聖旨を手にして陛下に感謝すれば助かるんだと叫ぶと宇文玥も早くしろと急かすが宇文懐が笑いながら父親の生首を掴んだのを目にする燕洵は激怒し片っ端から兵士を倒していきます。
星児や厳淳公主は涙を流しながら燕洵の名を叫び元嵩や魏舒燁はどうすることもできず目を背けます。宇文玥はそれ以上刃向かうなと心で願うが聖旨に背いたら死刑だと宇文懐は言い放ちます。
矢を受けながらも立ち上がる燕洵に宇文玥はさっさと聖旨を受けよと促すが首実検は自分が見届けると白笙がやってきます。
宇文玥は感謝して頷くと魏皇帝の許しを得てやってきたことを知る宇文懐は仕方なく退きます。
白笙は夫の生首を確認し、まだ皇子だった魏皇帝を謀反からお守りしてできた傷があると言い放ちます。その時、皇子を背負い大軍の中を駆け抜けて負った刀傷は30を超えると余計な話はいらんと宇文懐は言い放つが宇文玥が続けさせます。
魏に忠誠を誓いこれまでどのように生きてきたかを訴えると魏の兵士たちは涙を流します。
25話・遺された命
一族の首を手に取る白笙はどのようにして最期を迎えたかを皇族を睨みつけながら話して確認すると宇文玥は火刑を命じました。
そして白笙は「燕家の男は血を流しても涙を見せるな、惨めな姿をさらしても生き延びろ」と燕洵に告げ自死しました。
宇文懐は燕洵の処刑を諦めていなかったが赦免する旨の聖旨が届いたために罪を免れた燕洵と星児は再び牢に入れられます。
魏皇帝は白笙が自死したとき、そして燕洵が発狂した時に落雷が発生したと報告を受け天罰を受けるのかと恐れます。惨劇を目の当たりにした元淳公主は燕洵の命は助かったものの己の無力さを責めます
魏家の長(魏光)は燕家を滅ぼした趙家も燕洵の姉を殺した趙西風も燕世城を討ち取った宇文懐も自分たち以上に燕洵の死を願っているはずだと言います。舒游がすぐに出て行ったと報告を受けた魏舒燁は燕洵が危険だと宇文玥に伝えるよう部下に命じます。
舒游、宇文懐、趙西風が燕洵を狙っていると報告を受けた宇文玥は牢には羅詠晨がいるから脅しに屈しなければ無事なはずと思い人質に取られないよう息子を保護するが羅詠晨が暗殺されてしまいます。
星児は牢で燕洵の世話をしていたが食事が届けられると毒入りだと見抜き隙を付いて暗器を手に入れます。
宇文玥は元淳公主を訪ね要件を話し終えると羅詠晨が殺されたと報告を受けます。
26話・壊れた友情
失意のどん底にいた燕洵は星児に励まされて徐々に生気を取り戻し長安を血の海にすると復讐を誓います。
仲羽たち燕北の残党は燕洵を救出するために強硬手段に出るが宇文懐から知らせを受けた蕭玉(梁の公主)たちに阻まれてしまい失敗します。
星児に恨みを持つ趙西風は牢に乗り込み燕洵をさんざん嘲笑したあげく星児の指を切り落とそうとします。
宇文玥は天牢に駆け付けると趙西風が指を斬り落とすよう星児に迫ったが燕洵が彼女を庇い自分の小指を斬り落としたと報告されます。
大丈夫かと燕洵に声をかけると城を抜け出そうとした時に俺を射抜いたのはお前の氷雪箭かと聞かれ認めます。一連の騒動についてすべて知っていた事を認めると親友だと思い信じていた自分が馬鹿だったと言われ友情が崩壊します。
元嵩は羅詠晨の後任をすぐに決めるべきと進言するがもうちょっと待てと言われます。元淳公主は陛下は牢を守る気はなく燕洵暗殺の報告を待っているんだと気付きます。
宇文玥は密かに天牢を守り刺客を一人残らず殺していくと星児は青山院の鳥を目にし宇文玥が守ってくれているのだと気付きます。
燕北を治められる候補者を宇文玥は急いで選び元淳公主に淮北出身の3人を伝えます。元淳公主は淮北出身の王大監に告げて陛下に進言させると燕北を掌握できた者は天下に覇を唱えられるので皆が奪い合います。
王族貴族や皇族は第二の燕世城が現れるのではと警戒されるので身分が低く後ろ盾がない者でなくてはならないが文武両道でなくてはいけません。宇文玥は候補に選んだ3人も計算通り欲望をむき出して奪おうとし始めたので適任は燕洵しかいないのだと陛下に分からせます。