作品情報/キャスト
マオ・シャオフイとカイ・シュエン共演、乱世に生きる双子姉妹の愛憎渦巻く激動のラブ史劇
原家と竇家が皇位の座をめぐって争う時代。原家の当主・原青江は聖人から6人の子供たちが国を守るという予言を聞き子供たちを集めるとその中に頭脳派・花木槿と武術派・花錦繍の双子姉妹がいました。原青江の息子で足が不自由な三番目の公子・原非白に姉妹は惹かれていくと、原非白の双子の兄で身を隠して暗宮を管理する司馬遽は花錦繍に想いを募らせる。天下と皇位をめぐる権力争いに巻き込まれ恋も立場も行き違っていく姉妹の運命は?
全60話で紹介
ネタバレ感想/双花伝
第29話・疑惑の香り
花木槿は散策していると原非白と再会して驚きます。
「誰も知らない土地でやり直そう」
こんなに遠くまで捜しにきてくれたのかと驚く花木槿だが何で紫園にいるときに言ってくれなかったのだと思い遅すぎると思います。
段月容と幸せに暮らしているし過去を断ち切るために折ったのだと簪を見せます。生生不離の発作が起きたので理由は分かるはずだと訴えその場を去ります。
簪には修復された痕があり今でも持っていることから花木槿は自分に想いがあるはずだと原非白は思います。
原青江は紅梅の匂い袋を身に着ける花錦繍に桃の花の匂いに変えるよう告げます。
連夫人に呼ばれた花錦繍は「争っても仕方ないと悟った、これからは仲良くしましょう。寵愛は続かない」と言われ一緒にするなと告げます。
しかし原青江の心にいるのは謝梅香だけで彼女は原青江のために命を差し出したのだと言われ黙って出て行きます。
鍵を開けて密室に入ると謝梅香の服が飾られ梅紅の香りがしました。文も残されており原青江は自分に謝梅香を重ねているだけなのだと知ります。
王皇后は西都の民は原青江(晋王)は知ってても西庭皇帝の事は知らないようだと軒復徹に告げます。原家は領地の税収を引き下げ人心を買収するのも同じ、民を得るために倒さねばと唆します。
国公に昇格した原青江は詔を手に戻ると密室の鍵が開けられていることに気付き中に入ります。すると勝手に花錦繍が謝梅香の形見に手を出していたので激怒し軟禁するよう命じました。
第30話・勝者と敗者
租税上納でしばらくは平穏でいられる原家だが原非清は皇帝からの圧力に対しなぜ挙兵しないのかと尋ねます。
竇英華が汴城を占拠している状況で皇位奪取を急ぐのは危険と思う宗明磊は今は力を蓄えるべきであり立太子を提案して先手を打つべきと言います。跡目争いが起きれば原家を気にする暇はないため原青江は逸材である宋明磊を軍師に任命しました。
花錦繍は連夫人からひどい仕打ちを受け残飯が届けられていました。原青江は身の程を知るべきとしばらくほっとくよう命じます。宗明磊は無理に残飯を食べさせられる花錦繍を救うが軍師になって自慢しに来たのかと言われます。
運命に任せてみてはどうかと勧めるが彼女は自分の力で必ず上り詰めると言い張るので出て行きます。
花錦繍は生きてここを出なければと残飯を口にほおばり心配で様子を伺っていた司馬遽は胸を痛めます。母親代わりでもある陳玉嬌がご飯を届けに来てくれたので連夫人と原非煙に陥れられたと涙を流します。
原非白は君家寨の村に到着し花木槿を探すと段月容と赤ん坊と暮らしていたので胸を痛めます。しかし胡勇の軍が狙っているから心配で来ただけであって撤退したら連れて帰ると段月容に言い放ち去ります。
原青江は立太子を西庭皇帝に提案し2皇子・軒本緒は才能豊かで孝を尽くしていると勧めます。これは警戒する原家が進めれば陛下は重要を思いとどまるのと1皇子・軒本復の背後には皇后の実家・王家が付いているので混乱させるのが目的でした。
第31話・紫の瞳の女の正体
西庭皇帝の2皇子・軒本緒が夜更けに訪ねてきて原青江は協力を求められます。
これは原青江にすり寄る者は軒家の根幹で国を揺るがす罪人だと皇帝は考えていると知っていた王皇后の罠でした。
生生不離の毒にやられ次第に弱っていく花木槿はここで死ねば誰にも迷惑は掛からないと思うが気付くと簪を原非白を想っていました。
段月容に想いを告げられた花木槿は原非白が好きだと言い紫園襲撃は無関係だと南国で証言したら離れると段月容に告げます。
南国将軍・胡勇は段月容が君家寨の村にいると報告を受け向かうが同行する緑水は段月容を守ると心に決めたので動揺します。
姚碧瑩はまたも明鳳卿がやってきたので来るなと言ったはずだと告げると明鳳卿ではなく香芹だったので驚きます。
紫園が襲撃されて逃げたが行く当てがなく姚碧瑩が肱月にいると知り助けを求めに来たのだと言います。共に育った仲なので面倒を見ると告げると盗まれたとされる玉佩は栄宝堂を離れたい花錦繍が姚碧瑩の部屋に持ち込んだのだと教えられ動揺します。
姉からは毒を盛られ妹からは重傷を負わされた、この恨みは必ず晴らしてやると姚碧瑩は強い恨みを抱きます。
立太子について話し合いが行われ皆が2皇子を推挙するなか意見を求められた原青江は意見を撤回すると告げました。
「協力を仰がれました。私益を顧みず国を重視する方だと思っていたが重大な局面で極めて軽率な行動をとらえ判断が難しくなりました。」
宗明磊の狙い通り太子は1皇子・本復に決まり、原青江は遠くに食わす赤の他人の心までをも正確に読み切る宗明磊は恐ろしいと思います。
胡勇が向かっていると知った段月容と花木槿は逃走するが花木槿は君家寨の村人をほっとく事はできないと1人戻ります。赤ん坊を抱いて下山した段月容は配下と合流し兵が何人いるのか確認します。
第32話・戦いを前に
宗明磊は西営を動かすことができる統帥印を原非清から授けられます。
花木槿は君家寨の村人たちと胡勇の軍に戦いを挑むこととなります。それを知った原非白は救出に向かうとすると青媚から我々の兵力では歯が立たず自滅すると止められます。
花木槿は長老に真実を語ろうとするが長老は南国世子・段月容を捕らえに来たのだろうと言いました。男装女装していることも見抜かれており字や道具などの作り方を教えてくれてむしろ感謝していると言われます。
自分の身柄を渡せば攻めてこないと訴えると豫王が食糧を届けてくれたおかげで皆が餓死せず生き残れたので恩を返すときと言われ必ず村人を守ると約束します。
帰る家がないなら君家の系譜に入ることを勧められ女は入れないはずと告げると男装していた時の名前・君莫問だと言われ頷きます。
寵愛を取り戻した花錦繡は花木槿と原非白を連れ戻せばすべて水に流すと原青江に言われます。
花木槿が作った道具で襲撃を仕掛けるが胡勇の軍の勢いはすさまじく全員捕らえられてしまいます。段月容の居場所を吐かない者が首を斬られていくので花木槿は段月容の居場所なら知っているが村人を解放しないと教えないしこの場で自害すると短剣を自らの首に押し当てます。
村人を殺しても何の意味もないので胡勇は条件を飲みます。
段月容は兵を率いて向かう予定だったが私情で豫王の兵を犠牲にしてはいけないと止められていました。
紫園の無実を証明するには花木槿が必要であり、証明しなければ父親の命も危ういので自分一人でも救出しに行かねばと思います。
そのころ、姚碧瑩は明鳳卿を見かけ尾行すると宝の山に行きつきます。娘だと思っているなら女皇に見つかったら大変だから去ってくれとお願いすると財宝を手に入れるだけだと言われます。
信じるが親子の縁を切るから二度と会いに来ないで言い去ります。
段月容は原非白と協力し花木槿を救おうとしたが捕らわれていたのが緑水だったので驚きます。緑水は段月容の盾となり矢に倒れます。原非白は胡勇を捕らえ連行させると緑水によって逃がされていた花木槿がやってきて再会します。