作品情報/キャスト
マオ・シャオフイとカイ・シュエン共演、乱世に生きる双子姉妹の愛憎渦巻く激動のラブ史劇
原家と竇家が皇位の座をめぐって争う時代。原家の当主・原青江は聖人から6人の子供たちが国を守るという予言を聞き子供たちを集めるとその中に頭脳派・花木槿と武術派・花錦繍の双子姉妹がいました。原青江の息子で足が不自由な三番目の公子・原非白に姉妹は惹かれていくと、原非白の双子の兄で身を隠して暗宮を管理する司馬遽は花錦繍に想いを募らせる。天下と皇位をめぐる権力争いに巻き込まれ恋も立場も行き違っていく姉妹の運命は?
全60話で紹介
ネタバレ感想/双花伝
第53話・玉璽の行方
花錦繍は逃げ出す軒本緒を殺害し、約束通り仇を取ったから玉璽を渡すよう麗貴妃に迫ります。
しかし皇帝を殺さないのが条件の一つであり既に極秘の場所に隠していると口を割りません。玉璽を探す宗明磊はこのままでは勝手に西都を離れた大罪に問われるので花錦繍と麗貴妃を捜します。
また侵入していた斉放と一緒に花錦繍も玉璽を捜していました。
東庭を滅ぼしやっと乱世を終わらせることが出来たと語り合う原非白と于飛燕だったが花木槿からの伝書鳩が届き宮廷での出来事を知ります。
宗明磊は軒家で唯一残る幼い軒本斉を捜しに行くとそこには花錦繍と麗貴妃がいました。即位させてから皇位を譲らせるつもりかと訴えるが奉徳軍に包囲され身動き取れなくなります。
花錦繍は本斉を即位させてから宗明磊を捕らえよと命じると原非清は原非煙の手を取り一歩下がります。勝ち誇る花錦繍だったが軍権の執行や譲位をするには玉璽がないと無効だと麗貴妃に言われます。
「動くな」、全員が振り向くとそこには原青江が予定より早く戻っていました。もはやこれまでと麗貴妃は玉璽を取りに向かうが既に牢にいる花木槿が確保していました。
花木槿から受け取った原非白が玉璽を手にして現れ原青江はさすがだと笑みを浮かべます。しかし、そこにいるのは司馬遽だと花錦繍は気付きます。花木槿は宗明磊が明家を率いて宮廷にいると紫園にも伝書鳩を飛ばしていたのです。
原青江は玉璽を本斉に渡すと麗貴妃に耳打ちされた陛下は原青江に譲位すると命じました。原非白は司馬遽と入れ替わり宮廷に戻って花木槿を牢から出します。
原青江はついに全土を統一し大原王朝を建てました。原青江は気が弱い原非清に国交対応を任せ言論管理を原非煙と宗明磊に任せます。また花錦繍を兵器鋳造に任命しすべての職に見張りを付けます。
謝梅香が皇后に追贈され、何で自分は貴妃なのかと花錦繍は納得できずにいました。両親や村人の仇を取るため花錦繍、そして斉放は竇英華の短剣を突き刺します。そのばにいた花木槿は斉放から短剣を差し出されるがもういいと告げます。
第54話・君記の名にかけて
民生の重責を一任された花木槿は自分が君莫問だと宗明磊や花錦繍に知られたので君記が狙われるはずだから用心するよう斉放に告げます。
原青江から水害の被災者の救済を託された花木槿だが宗明磊が算出した数量は救済額を超えていました。斉放が激怒するなか冀州には君記の支店がないために輸送に時間がかかるため急がねばと告げます。
斉放は食糧を届けるが米にカビが生えていたため民から朝廷の金を横領して食糧を隠したと責められます。
明家の刺客が尾行していたと知り激怒するが大番頭を任せてくれた花木槿を裏切れないと思い君記と取引する際の利益を三割約束する条件で出資を願いでます。
しかし君記の番頭は緑林の頭だとビラが配られヤジが飛び交います。すべては先を読む宗明磊の仕業でした。また宗明磊は花錦繍が目障りであるため非流を病に倒れさせます。
花木槿は斉放が殺めたのは薄情な金持ちだけであり彼がいたから君記の売り上げが3倍になったのだと原青江に告げます。出資者である原青江は君記を守る権利があるとして原非煙を協力させると言います。
妻が君記に行くのなら非難する世論を打ち消せねばと宗明磊は思うはずなので花木槿は復活するだろうと思います。
原非煙が大番頭に命じられたので君記の連中はただの乗っ取りじゃないかと不満を口にするが花木槿に従うよう命じられます。
第55話・内助の功
原非清は大原国の使者として南国皇帝・段月容に謁見し、妻・軒淑儀からの助言もあり両国の同盟を成功させます。
また赤字続きの君記は原非煙が緑豆の買い占めを行ったことで利益を上げていたが雨が降ってしまったために空き地に置かれた多くの緑豆がダメになってしまいます。
給料は三カ月支払われず12店舗の家賃と給与を目にした原非煙はこんなに高いのかと困惑します。また買い占めたはずなのに緑豆の安売りをする店が開店し君記で売れたのは発芽したものだけでした。
原青江が即位すれば君記が消滅されるのを分かっていた花木槿たちは動揺する原非煙を遠くから眺め「緑豆だけでなく提携してる店も出資者もすべて栄記の傘下だ」と笑います。
花木槿は最初から君記のやり方で栄記を作っており君記の金を栄記に流れるようにしていたのです。
原青江は花木槿が機先を制し密かに動いていたのかと驚き、このままでは大原の財源は独占されると思います。
しかし花木槿が栄記のすべての帳簿を持って渡してくれたので皇帝公認の皇商として国庫の財産権を授けます。また花木槿が「商訓」を民たちに配った事で原非白は見る目が合ったようだと感心します。
しかし花錦繍は商売の才のない自分に対する嫌がらせかと苛立ち、宗明磊も機先を制して動いていたのかと悔しがります。
陳玉嬌から宗明磊の私兵が潜伏して訓練している場所を突き止めたと報告を受けた原青江は首謀者は生け捕りにするよう沈将軍に伝えさせます。また盗まれた紫鉱が西都の郊外に隠されていると知り当時100人の奉徳軍を連れて西都郊外にいた花錦繍の仕業だと察知します。
沈将軍にアジトを襲撃された宗明磊は仲間を犠牲にして殺害し明鳳卿の残党を始末したと報告し誤魔化します。しかし沈将軍は倒れている者の手がわずかに動いているのを目にしていました。
第56話・民のために
原非清は江州の張之厳を訪ね帰順を求めるが断られたので于飛燕の軍が城外30里に控えていると告げます。
張之厳は脅しに屈することなく江州城を手に入れたければ屍を超えて行けと言い放ちます。そして江州が一望できる永楽山で民のためにどうするべきか悩んでいると原青江が現れました。
語り合ったのち、いつの日か天下太平で民が幸せに暮らすとき、2人で再び永楽山に登り痛飲しようと約束し別れます。
張之厳は江州を攻めなかった原青江に帰順し指揮権を司る虎符と各種宝物を献上すると太平賢王に封じられ引き続き州の官吏を命じられます。
原青江は調停外交の取り仕切りのすべてを原非清に任せます。
花錦繍は献上された品にある品物を紛れさせて原青江を意識朦朧させ、太子には原非白がふさわしい噂を流し疑いの目をむかせます。
また朝廷から栄記への資金の護送を阻止させます。様子を伺っていた司馬遽は急いで駆け付けると資金は奪われてしまったがなんとか斉放の命は救います。
しかし、司馬遽の浅い行動により襲撃した場所の近くに斉放がいるはずだとバレてしまいます。斉放は自分の命を狙ったのが花錦繍だと知ってショックを受けるが何人たりとも金谷真人の弟子を殺すことはできないと自害しました。
斉放が殺害されたことを知った花木槿は必ず仇は取ると誓います。