作品情報・キャスト
4人の男女が愛と絆を武器に宮廷の陰謀に立ち向かう中国ラブ史劇
「符家の娘を娶れば帝王となる」と歌が流行する霊陽国の都。
次期皇帝として期待される薛栄は符家の長女・玉盞を殺して武術に優れる次女・金盞を娶るよう密命を受けるが玉盞に惹かれていってしまう。息子を皇帝にしたいと企む福慶長公主から依頼を受けた江湖を流浪する江紹は玉盞と間違えて金盞をさらってしまう。聡明で決断力に優れる薛栄と玉盞、真っ直ぐで物怖じしない金盞と江紹。運命的に出会った彼らに皇位を巡る陰謀や入れ違いの婚姻、出生の秘密など、衝撃的な出来事が次々と降りかかるが4人は力を合わせて困難を乗り越えながらそれぞれの愛を育んでいく。
全40話で紹介(各話の題名は私が勝手に名付けたものです)
ネタバレあらすじ/双嬌伝
第33話・解毒薬を求めて
符玉盞(皇后)に毒を盛ったものを調べるよう薛栄(霊陽国・皇帝)から命じられた張永曜は朝餉の席に着いたあと刑部へ向かいます。
後ろ姿を見送る寿安公主は何で目を合わせてくれないのかと困惑します。
符玉盞は体内の毒を抑え安定していたが趙婉児(側室)の悪計により再び毒素が暴れだします。
駆け付けた薛栄は解毒薬の薬草が手に入らなければ七日の命だと太医に言われ江紹に彭沢の沁州にしか生えない薬草を探してきてほしいとお願いします。
晋城で暗殺を企てたことで彭沢とは犬猿の仲であるため江紹は一介の民を装って向かうが金盞に出ていくのかと勘違いされ仕方なく連れていくことにします。
目的を知らない金盞から落とし穴に落とされた江紹は「早く薬草をとって戻らなければ皇后の命が危ない」と告げるとはやく言ってよと怒られます。
薛栄と江紹の話を聞いてしまった符玉盞は毒に侵されているのだと知るが薛栄の体調が悪そうなのを見て自分に毒を飲ませるために毒にあたってしまったのだと気付きます。
薛栄にお願いされ皇后に付き添う蓁蓁は趙婉児が皇后の体に痣ができているのを目にして笑みを浮かべたのを見逃しませんでした。江紹と金盞は薬草を手に入れるが李懐瑾に命じられた月瑩に尾行されていました。
第34話・黒幕
「皇后の痣を見たとき確かに趙婉児は笑いました。怪しい」と蓁蓁に忠告された符玉盞は薛栄に相談します。
趙婉児から確かな効果を確認したと報告を受けた寿安公主は夫・張永曜が捜査していると知り証拠を全て消すため連絡役を全員始末するよう命じます。
江紹と符金盞は都に戻る途中に休憩していると月瑩に雇われた者が暴れ薬草が水浸しになってしまいます。効果がなくなるので引き返そうとするがそれでは七日以内に戻る事が出来ないので仕方なくそのまま都に戻ります。
容体が悪化する符玉盞は他界したら星となって陛下を見守ると告げます。薛栄は絶対に助かるから星になるなと元気付けると江紹が薬草を持って反ってきました。
月瑩から「薬草を台無しにしました。江紹たちは仕方なく都に戻った」と報告を受けた李懐瑾は大切な人を失う気分を味わうがいいと笑みを浮かべます。
しかし、江紹は毒を盛った者が自分たちの目的を知る可能性があると思い別の薬舗で買ったものを持っていたので太医によって解毒剤がつくられました。
回復に向かう符玉盞は趙婉児をお茶に誘い「何者かに毒を盛られたおかげで体調が悪かったけど何とか助かった」と告げ様子を伺います。
張永曜は黒幕が寿安公主だと知るが自分が未練を残し大切にせず不安にさせたせいだと思います。
第35話・借りを返すとき
張永曜にバレてしまったので死罪を覚悟する寿安公主は二度と見れなくなる公主府を散歩します。
符玉盞は趙婉児が丸香を持って訪ねてきたので太医を呼んで調べさせると毒はないが青梅と共に体内に入れば中毒を起こすと言われ寿安も加担していたのかと思います。
すると張永曜が毒の件で話があるとやってきたので貴妃を部屋に監禁するよう命じるが人払いを要求され応じるといきなり短剣で襲いかかってきました。
張永曜は勝手に転んで取り押さえられたので符玉盞は無事だったが何で命を狙ったのか聞くと「毒を盛ったが失敗したので恨みから暗殺を試みたと言われます。
様子を見ていた寿安がやってきたので人払いさせ「貴妃の丸香と寿安の青梅が原因でお前ではない」と言い放ちます。
「あなたが不孝なのは自業自得だ。夫を信じず私と張永曜の関係を邪推したせいだ。陛下には告げない。陛下の妹だから一度だけチャンスをやるから改心しろ」
符玉盞は貴妃に会いに行き理由を聞くと「私は叙州の符彦通の娘だ。あなたと符家の娘を娶れば帝王となるという謡諺のせいで家族は殺されたんだ」と言われます。
符玉盞は謝罪するが侍女・蘭佩は「皇后は救うために天雄軍の将軍を派遣させたが先帝の刺客に後れを取り救い出せたのは娘一人だけだった。命の恩人なのに恩を仇で返すとは何事だ」と言い放ちます。
符玉盞は毒を盛った者は趙婉児(符婉児)だと薛栄に告げるが一家には借りがあるので命は救い皇宮から出したいと告げ許可を得ます。
しかし叙州に帰りなさいと告げに行くと趙婉児は自害してしまいます。
江紹が先帝の息子だと噂を流していた李懐瑾は密告書を届けるよう月瑩に命じます。
王著が江紹を利用して謀反を画策中と密告書を目にした薛栄は捕えさせると皇子の身分を証明する木牌が見付かったことで責め立てるが王著は誣告だと慌てます。
薛栄は江紹に木牌を見せ「これは先帝が息子のために作ったもの」と教え処分していいかと聞くと「母親が遺してくれたものだから返して欲しい。金盞と都を出る」と言われます。
第36話・先帝の息子
木牌を処分するか江紹に返すべきか薛栄は悩みます。本来なら皇位を継ぐべき人なので血縁関係がある息子がいたと知れ渡れば黙っていない重臣も必ず出てきます。
相談された符玉盞は決められないのなら天に決めてもらうべきと告げクジを引かせると「もう一度」と言われたので友情をとりたいのだと分かりわざと引かせるよう細工しました。
王著が捕らわれたのを不審に思った曹翰は面会に行くと濡れ衣だと分かるが江紹が先帝の実子だと知り驚きます。
今後、江紹の存在は薛栄の地位を脅かすはずと考えはやく手を打たねばと思います。
皇位にまったく興味がない江紹は先帝の言葉を思いだし争うのを心配していたのだと気付きます。先帝の前で約束した通り薛栄とは協力関係でいたいため符金盞にすべて話し一緒に都を出ようとすると皇帝が曹府で会いたいとの知らせが届きます。
曹翰が屋敷に江紹を招くらしいと月瑩から報告を受けた李懐瑾は始末するのだと気付き曹府の近くの茶楼に大臣たちを集めます。
符金盞は曹府の前で待っていると偶然を装った李懐瑾から陛下のスケジュールを聞かされ罠だと気付き助けを求めます。李懐瑾は茶楼で待たせている大臣を引きつれ押し入ると曹翰が江紹を斬ろうとしていたので止めます。
機密文書を盗んだと濡れ衣を着せられた江紹は盗んだのではなく懐に入れられたと訴えます。
「既に陛下には報告済みだ。機密文書はただの口実で江紹が先帝の息子だと知って始末しようとしたんだろう」と言い放ちます。
李懐瑾の目的は大臣たちに知らせる事が目的でありその場に薛栄がやってくるが江紹はこのままだと皇子を語った罪人となってしまうため木牌は存在すると言います。
江紹が自分の身分は明かさないと言っていたのに大臣たちの前で名乗ったため信じていいのか薛栄は迷います。死を装っていた符金盞は江紹を守るために堂々と姿を現してしまったことで冷宮に入れられます。
符金盞からすべて聞いた蓁蓁は江紹に返すべきと薛栄に訴えるが皇位に異論が出てしまうと言われます。
蓁蓁と江紹の会話を盗み聞きする李懐瑾は符金盞が木牌を盗もうとしているのだと分かります。