作品情報・キャスト
4人の男女が愛と絆を武器に宮廷の陰謀に立ち向かう中国ラブ史劇
「符家の娘を娶れば帝王となる」と歌が流行する霊陽国の都。
次期皇帝として期待される薛栄は符家の長女・玉盞を殺して武術に優れる次女・金盞を娶るよう密命を受けるが玉盞に惹かれていってしまう。息子を皇帝にしたいと企む福慶長公主から依頼を受けた江湖を流浪する江紹は玉盞と間違えて金盞をさらってしまう。聡明で決断力に優れる薛栄と玉盞、真っ直ぐで物怖じしない金盞と江紹。運命的に出会った彼らに皇位を巡る陰謀や入れ違いの婚姻、出生の秘密など、衝撃的な出来事が次々と降りかかるが4人は力を合わせて困難を乗り越えながらそれぞれの愛を育んでいく。
全40話で紹介(各話の題名は私が勝手に名付けたものです)
ネタバレあらすじ/双嬌伝
第7話・急ぐ婚礼
霊陽国皇帝のお見舞いに行く福慶長公主だが息子・李懐瑾(禁軍指揮使)を皇太子にしてくれない事に頭にきて「あの世に行ったとき先祖に顔向けできませんよ」と酷い言葉を投げかけてしまいます。
李懐瑾は陛下が重篤と聞かされ向かうと「福寧宮を守れ、そば仕えの太監と陳太医以外の出入りを禁じる」と命を受けます。
符玉盞は陛下に巾着を賜ったあと符府に詔が届き巾着に字も頂戴できると承り朱に託して返したが戻ってきた巾着は元のままだったと晋王(薛栄)に告げます。
晋王はわざと李懐瑾に迫って時間を稼ぎその間に符金盞が侵入して様子を伺います。帰るところ李懐瑾にバレてしまうが符金盞だと知り見逃します。
陛下が桃花酥をご所望されたようだと聞かされた晋王だが体質に合わないので故郷の名産は口にしないはずだと不審に思います。
符玉盞は婚礼の翌日には陛下に拝謁する慣例があるために婚儀を急ぐべきと晋王に訴えます。符金盞と江紹を連れて花嫁衣装のサイズを測りに行くが刺客に襲われます。
符金盞と江紹は戦えない符玉盞を守りながら戦うが符金盞が一手を受けて二階から落下してしまいます。符玉盞は自分を殺せなくなった事態が生じたのだと見抜き自害すると告げ江紹を解放させます。
江紹は川に沈んだ符金盞を救出して蘇生を試みると彼女は息を吹き返します。
符言信(衛王)は長女が連行されたと報告を受けるが「装身具を整理し婚礼の吉時を逃すな」と伝言を受けどうゆう意味かと考えます。
符金盞は姉を助けに行こうとするが「無事なのを知らせない方がいい」と江紹に止められます。その頃、妹を殺してしまったので符家の娘を1人残さなければといけないと思った月瑩だが「私がした事が公となってしまうから始末しろ」と福慶長公主に言われます。
江紹は刺客に包囲されているときに装身具の話をするのは妙だと思い現場に戻ります。彼女の装身具が質店に入れられているのを発見し江湖の仲間に他の質店を探らせ落ちていた場所をつなぎ合わせ経路を突き止めます。
公主府のどこかにいると分かり江紹と符金盞は侵入します。
その頃、月瑩は想いを寄せる李懐瑾が皇帝になるのを望み呼んだ事で符玉盞にとっては危険を脱します。母親が愚かな事をした事に謝罪される符玉盞は「符金盞は生きているかもしれないし解放してくれれば問題にはしない」と李懐瑾に告げます。
符金盞は李懐瑾がいたので声をかけると生きていたことに安堵され抱き締められます。
符玉盞は父に挨拶をして符府を離れ晋王府に向かうが輿の中で記憶を失います。到着が遅れているので江紹は様子を見に行くと眠り薬のお香が焚かれている事に気付き丸1日目覚めることはないと言います。
仕方なく符金盞が替え玉となって花嫁衣装を着るが、騒動にならない事を不審に思った福慶長公主がお祝いで駆け付け偽物だと暴きます。
晋王は「娶るのは符金盞ですが何か問題でも?符家の娘としか伝えていませんが」と告げて長公主を黙らせるが陛下に拝謁しようとするとたった今、崩御されたと知らされます。
第8話・金獅子
福慶長公主から裏切ったなと詰められる李方は「先帝が崩御された場所に二人の太監もいましたが既に逃がして隠しました」と告げ自分の命を守ります。
しかし李家の唯一の子孫である甥を知っているようだったので「私は何も知りませんし何も見ていません」と頭を下げました。
符玉盞は巾着を眺めていると衛王に諦められないかと声をかけられます。すでに妹・符金盞が嫁いでしまっているので巾着は晋王に返すから問題ないと安心させます。
晋王は符玉盞を娶れず酒に溺れるが江紹も符金盞を想い酒に付き合います。翌日、符玉盞は自分の想いを押し殺し晋王(薛栄)を訪ねて巾着をお返ししました。
晋王妃になった符金盞は女将軍になる夢は諦めきれず偽名を使って衛所に潜入します。江紹はすぐに彼女を発見し「皇帝には多くの高官が見ていたのだから誤魔化せるわけない。晋王府だけでなく符府にまで迷惑がかかる」と伝えます。
衛王は晋王の皇帝即位を定義したが先帝の聖旨と玉璽がないと長公主に阻まれます。それを聞いた符金盞は公主府に潜入したときに盗んだ玉は玉璽を作るための物だと気付き晋王に渡します。
晋王は自分の息子・李懐瑾を即位させるために偽の玉璽を作っているのかと把握します。
玉を符金盞に盗まれている事を知る長公主は李懐瑾を呼び「とんでもない過ちを犯した。晋王に玉が渡れば行為を争ってきた私に報復するはず。一族は滅ぼされるがあなただけは守ってあげる」と嘆き同情を誘います。
皇位に興味がない李懐瑾だが母親の命を守るために晋王妃を訪ねると「あなたの母親は玉璽を作っている」と言われ玉を見せられます。
手刀で気絶させられ玉を奪われたと知った晋王は符玉盞と話し合い本物の玉璽は持っていると文を届けます。そして先帝から預かった金獅子を見ると鍵穴のような変った形がくぼんでいるのを目にします。
符玉盞は先帝から賜った巾着の中に入っていたと告げると晋王は御花園に埋めたので掘り起こしに行くが消えていました。使用人から自分が来た日に長公主も来ていたと知り悔しがります。
第9話・玉璽の在処
符金盞(晋王妃)は江紹を連れて雲深坊の魯先生を訪ねるが作動された仕掛けにより追い出されてしまいます。
一旦帰り、符玉盞と晋王(薛栄)を連れてもう一度訪ね、品物である金獅子を渡すと椅子が用意されました。
晋王は腰掛けるが品物を確認した魯先生に無理にこじ開けたら中に隠された重要な物まで壊れると聞かされ持ち帰ることにします。
符金盞は玉を盗んだ李懐瑾の頭をボカスカ殴り付けます。傷心の晋王は御花園に愛の証の巾着を埋めたのに盗まれたんだと訴えると李懐瑾は晋王が秘密を隠したと疑った母親(福慶長公主)が盗んだのではないかと疑います。
巾着を発見した李懐瑾から返してもらうが別の巾着であり、長公主は「やはり大切な鍵のようだ、何の鍵が探れ」と月瑩に命じます。
月瑩は雲深坊を襲撃し返り討ちに遭ってしまうが何とか金獅子を手に入れ戻ります。長公主は鍵で開けると「玉璽が福寧宮の扁額の裏にある」と文が入っていました。
長公主は福寧宮に行き扁額の裏に隠されていた箱を持って戻ります。ウキウキしながら中身を確認すると長公主の印であり偽物をわざと掴まされていたんだと気付きます。
符玉盞は信用できる張永曜が福寧宮にやってきたので「陛下崩御の際に玉璽が行方知れずとなった」と声をかけます。張永曜は昨晩の殺しの現場に血痕で汚れた皇家のみが使う生地を発見したので李懐瑾を何気なく訪ねると長公主が福寧宮に行ったと知りやってきたのだと言います。
策を講じたので邪魔されると困ると告げると陰謀を阻止するためなら何も聞かず退こうと張永曜は去っていきました。
鍵の型を取って魯先生は鍵を作り晋王は金獅子を開けると地図が入っていました。先帝の聖旨と玉璽を発見した晋王は霊陽国の皇帝に即位し符金盞は皇后なります。