蒼蘭訣/作品情報
ワン・ホーディー&ユー・シューシン共演の魔王と仙女のロマンスファンタジー時代劇
あらすじ
月族の首領・東方青蒼は暴虐の限りを尽くしていたが仙界との死闘の末にその身を封印されます。3万年後、無邪気で純真な仙女の小蘭花は憧れの戦神・長珩を救おうとして東方青蒼の封印を解いてしまう。唇が触れ合ったことで体が入れ替わってしまい心身ともに同期してしまいます。小蘭花の感情や肉体の痛みを感じるようになった東方青蒼は目障りな小蘭花を排除することもできず一緒に暮らすことになるが恋の感情が芽生える
全36話で紹介
キャスト
ネタバレ鑑賞感想/蒼蘭訣
33話・息山神女の復活
「中断すれば弱った小蘭花の元神は消えてしまうから耐えがたい苦痛に耐えなければならない」
長珩から忠告された東方青蒼はすぐにやってくれと告げ、自分の元神の中に残されていた小蘭花の元神の欠片を取り出してもらいます。
東方青蒼は息山の聖域で種を植え大事に育てるとやがて芽を出し葉が伸び始めます。
ある日、小蘭花の姿を目にし喜んで駆け寄るが「あなたは誰だ」と攻撃を受けます。傷付け失望させたから怒っているのかと謝罪するが彼女は結界を張り家に入ってしまいます。
小蘭花は息山族の神女・息芸としての記憶を取り戻し小蘭花の記憶を失っていました。雰囲気で察知した東方青蒼は自分はもはや彼女にとって他人なんだと落ち込むと一時の事かもしれないと觴闕に励まされます。
東方青蒼は最初からやり直し再び愛を得られればいいと思い息山神女を司命殿に連れて行きます。
そして知人と間違えてしまったお詫びに世話をすると告げ自分は水雲天の神仙だと名乗るが仙気がないから仙族ではないと指摘されます。とはいえ区別はしないから仕えたいならここにいればいいと許可を得られます。
そして心を動かすため、思い出してもらうために、あの手この手で試みるが息山神女は訪ねてきた長珩に約束通り結婚しましょうと言います。
34話・赤地女子の異変
赤地女子は自分に憧れる丹音が訪ねてくるが殺めたい欲求に襲われ出し自らの身に異変が起きているのに気付きます。
必死に衝動を抑えるが異変を察知して駆け付けてきた警備の兵を無意識に殺してしまいます。
長珩は赤地女子の元神が祟気に侵されているので凶神・太歳と関りがあれば大変だと雲中君に進言します。死罪にして災いを広げぬようにすべきという意見が出ると澧沅仙尊は自ら犠牲となり安寧をもたらした者を死罪にするのは忍びないと反対します。
しかし、雲中君は赤地女子を誅仙台にて死罪に処すと命じます。
丹音は最近の澧沅仙尊の様子が変だと思い夜中に出て行く父のあとを尾行すると渡業淵に行きつきます。容昊を牢監獄から出そうとしていたので何をやっているんだと止めるが容昊の霊力によって澧沅仙尊は倒れます。
容昊は父娘を殺せと蝶衣に命じて去り、丹音は蝶衣と剣を交えます。そこに結黎がやってくると丹音は裏切り者だったかと思うが彼女は丹音の剣を拾うともう操られるのは御免だと蝶衣に突き刺しました。
澧沅仙尊は娘たちで協力して助け合って生きてほしいと丹音と結黎にお願いし自首しに行きます。
長珩から東方青蒼との関係を伝えられる息山神女だが自分は小蘭花ではないのだと東方青蒼に告げ三日後に長珩と婚礼を挙げることを教えます。
支配を逃れたものの毒が回り倒れる結黎は丹音に抱きかかえられ息山神女のもとに連れて行かれます。息山神女は解毒するからしばらく留まるよう告げると丹音は容昊が脱獄したと神女のそばにいる長珩に報告します。
息山神女と長珩は三界の安寧のために凶神・太歳を滅ぼさねばと話し合います。
35話・使命
容昊は祟気に侵され苦しむ赤地女子を介抱すると、生き長らえるためには祟気を吸い続けねばならないと凶神・太歳に言われます。
体を乗っ取り元神同士が融合すれば苦しみは終わるしずっとそばにいられると訴えられます。太歳の要求を受け入れようとしていたが望み通り赤地女子を抱きしめて背中に短刀を突き刺し殺します。
これで師匠が苦しむことはない、永遠に側にいるために自らの身を捨て太歳を滅ぼそうとするが果たせずに世を去ります。
長珩は師匠と共に葬られ願いがかなったなと容昊に語り掛けます。東方青蒼を連れて献杯しに行く息山神女は「息山神女・息芸と小蘭花、どちらの記憶もある」と長珩に告げます。
東方青蒼への想いはあるが東君は息蘭族と盟約を結び、その血脈同士の婚姻のみが霊力を高めるので婚約もそのため、使命だと言います。
東方青蒼を知らないフリするのは太歳を消し去ったあと命を落とす、苦しめたくないからだと言い協力を願います。
東方青蒼に愛を誓い合った場所・相思橋に連れてこられた小蘭花は一緒に同心錠を掛けてほしいと頼まれます。
小蘭花は死んだのだと告げると「一生忘れることはないし愛するのは小蘭花だけ、心に残る」と東方青蒼に言われます。自分を愛する想いが強いので背を向けて涙を流す小蘭花は翌日、蒼鹽海に帰ろうとする東方青蒼を呼び止めると思わず小蘭花がしていた仕草をしてしまいます。
司命から運命を変えられるのはあなたしかいないと小蘭花の命簿を渡されていた東方青蒼は己の命をかけて太歳を消し去るつもりかと気付きます。
東方青蒼は運命を変えてみせると決意すると小蘭花のもとにいき口づけして姿を消します。
36話/最終話・運命
小蘭花(息山神女)と長珩が婚礼を挙げるころ、
東方青蒼は息山に向かい凶神・太歳を呼び寄せると体をくれてやると誘い心の中に閉じ込めます。
小蘭花の運命を変えるために心の世界に閉じ込めて共に果てようとするが太歳は必死に弱点を探り出します。
東方青蒼は「小蘭花のためにしたことなのに忘れ去られるぞ」と訴えられると、わずかに心が揺らいでしまったために隙をつかれ体を支配されてしまいます。
三界の空が祟気で真っ暗になると赤地女子が言っていた事は本当だったと把握する雲中君は三界の民が災いに見舞われると恐れます。
仙界の皆が協力して霊力を抑えようとするなか、小蘭花は東方青蒼の姿をした太歳のもとに向かいます。
月族を率いる巽風や觴闕は太歳を殺すために水雲天に集結し加勢します。
小蘭花は太歳に口づけすると東方青蒼が目覚めます。光が放たれると巽風は業火かと思ったが雲中君は業火ではなく太古に失われた慈悲の火・琉璃火だと言います。
七情や八苦の試練を受けても本心を失わず愛と慈しみを持つ者が操ることができる火であり月族の者が琉璃火を身に着けるとはと驚きます。
「もう意識が保てない、私を殺せば太歳を消し去ることができる」
東方青蒼に訴えられる小蘭花はそんな事は出来ないと涙を流し訴えるが切羽詰まり望み通りにすると、東方青蒼は彼女の運命を変えることができたと満足し消えていきます。
~500年後、仙族と月族の争いは数万年も続き数多くの別れを生み出したが愛によって皆がよい方向に変わり三界に平和が訪れていました。
司命殿にいる小蘭花は気配を感じ振り返ると「戻ったぞ」と東方青蒼に言われ涙を流すのでした。