韓国ドラマ「太宗イ・バンウォン」作品情報
主演チュ・サンウクが2022KBS演技大賞を受賞しパク・ジニが最優秀女優賞を受賞した第3代王・太宗となるイ・バンウォンの生涯を描いた本格時代劇
遼東征伐に向かった高麗のイ・ソンゲ将軍は勝手に開京に引き返すと高麗王は逆賊として一族を捕らえるよう命じる。
五男バンウォンは家族を連れて逃げ迅速に高麗朝廷の手の内から逃げたおかげで家門は生き残ったがソンゲが開京を陥落させ戻ると戦に連れて行くつもりはないと突き放される。
高麗末期から朝鮮建国と激動の時代に尽力し朝鮮王朝の基礎を築いたバンウォンは家族を思い葛藤しながらも朝鮮を開国した初代王・父との対立や兄弟の殺害など冷酷な顔を持ち信念を貫く
全32話で紹介
ネタバレ感想/太宗イ・バンウォン龍の国
13話・父子の深まる溝
バンウォンは王妃カン氏の見舞いに行くと1人では逝かないと首を絞められるがイ・ソンゲが到着すると同時に息を引き取ります。(太祖5年/1396年)
イ・ソンゲは息子たちを呼び兄弟の道理、世子を守るよう命じます。一人残るよう言われたバンウォンは王妃が亡くなった日に何があったのだと聞かれ「王妃様が崩御されたら世子を殺すのか」と聞かれただけだと告げます。
「殺さぬから安らかにお眠りを」と答えたら首を絞めてきたのだと告げるが不遜な返事が王妃を怒らせ死期を早めたのだと責められます。
世子を必ず殺すはずと責められるバンウォンはそんなに疑うなら殺せばいいだろうと反発します。
髷を切られみじめな姿で帰ってきたバンウォンを目にした妻ミン氏は何もしていないのでどうしてと涙を流し腹を立てます。挙兵を急がねばと父ミン・ジェに訴えるが時期早々だと止められまずはバンウォンを説得してからだと言われます。
迷いが生じるバンウォンは確信が持てるまで待ってほしいと頼みます。
太祖6年、バンウォンとミン氏に三男(後の世宗大王)が生まれる。バンウォンは建国後7年間徹底的に権力から疎外されたが3人の子を授かり王座への道を歩み始める。
三軍府の軍官たちが兵士を率いて都城に戻りバンウォンは出迎えるとミン・ジェから有志たちを紹介されます。
14話・バンウォンの決心
バンウォンは有志たちを紹介されると地方から私兵を呼び寄せ訓練をはじめます。
寺に向かうイ・ソンゲ達に偶然見つかり誰を殺すための訓練だと剣を突き付けられます。王妃の言っている事は正しかったと責められるバンウォンは兵士を管理し訓練させる節制使の任務だと言い放ちます。
節制使の首を斬ろうとする理由は何だと威圧的に訴えると世子が慌てて止めに入ります。ヨンムから二人の仲がなぜ悪化したのかと聞かれるバンウォンは世子を狙うからだと言い味方にしたいから話したのだと告げます。
しかし、家別抄を率いて宮殿を守ることが任務のヨンムは聞かなかった事にすると去ってしまいます。
イ・ソンゲに警告されてもバンウォンは自重しても同じことだと判断しすぐに私兵の訓練を再開します。
明からクォン・グンが戻ってきたと報告を受けるミン・ジェは解決して使臣たちと戻ってきたと思っていたが関係が破綻して使臣が全員殺されたと知ります。
臣下たちから三峰大監が行くべきだったと責められるドジョンは世子様の地位を狙う勢力があるそうだが結託して自分の不在を待っているのかと言い放ちます。
ドジョンは世子を守る策をイ・ソンゲに告げ、宮殿を包囲し王様が抗戦されたらどうするのかとミンに聞かれたバンウォンは分からないが我が子のためにも成功させねばならないと告げます。
しかし「私兵を廃止する。牌記と印章を返納しすべての私兵と兵仗器を三軍府に移管せよ」と王命が届きます。
15話・ドジョンの思惑
「私兵を廃止する。牌記と印章を返納しすべての私兵と兵仗器を三軍府に移管せよ」
5男バンウォンの妻ミン氏は咄嗟に機転を利かせ兵仗器の一部を倉庫に隠すなか3男バンウィ、4男バンガンはチョン・ドジョンの仕業だと苛立ちます。
役人たちは遼東征伐のためと聞かされ明と戦争するのは無謀だとイ・ソンゲに訴えるが王命だ、従えと聞く耳をもちません。
世子のためにお前から武器を没収するためだろうと2男バングァから聞かされるバンウォンは8男バンソクが本当に後継者でいいのかと不満を訴えます。
バンウォンはドジョンに出くわしたので遼東を攻撃したら朝鮮は滅びると訴えるが参考にすると聞く耳をもちません。暴君も奸臣もいない国を作るのではなかったのかと訴えると幼い弟の命を狙うものにその資格はないと言われます。
そんな中、スクボンの兵士たちが陵の補修で都城にやってきます。バンウォンは挙兵することをファサンに告げその時はバンソクだけでなくその周囲の者たちも始末すると自分に言い聞かせるように言います。
王様の体調が思わしくなくバンウォンは迷ったがいい機会を得たと思います。すると王子と宗親全員直ちに参内し宮中で待機せよと命が届きます。
16話・狙われた王子たち
世子の座を奪うつもりかと直に聞かれたバンウォンは否定します。するとファサンからミンが倒れたと報告を受け急いで戻ると連れ戻すための嘘だと分かり安堵します。
知春州事の兵士やパク・ポの兵士が今夜城門の前に到着しイ・スクボンの兵士が日没後に家に来ると知らされます。
イ・ソンゲが重篤であるために計画を立てて宮殿に戻ったバンウォンはチョ・ヨンムに将軍の選択を待つと告げます。王様の意識が戻ったと知らされ向かうがドジョンの命で宮中の明かりが消されている事を知ると罠だと気付き逃げ出します。
ヨンムも味方し刺客を食い止めてくれたのでバンウォンはバングァを世子に据えるから連れて逃げてくれと兄たちに託し、後は任せてくれと告げて兵士たちとの合流場所に向かいます。
途中7男バンボンと出くわすが「兄上を信用するなと王妃に言われている」と言い走り去ってしまいます。兵士たちと合流するバンウォンは宮殿を包囲し三軍府を占領せよと命じるとドジョンたちがナム・ウンの屋敷に隠れていると知り押し掛けます。
必死に逃げ出すドジョンの前に立ちふさがるバンウォンは剣を突き付けると「刺客を率いて始末するべきだった、ただ思い出が振り返り見ることができなかった」と言われます。
政敵の排除を間違ったことはなかったが最後に大きな過ちを犯した、お斬りください・・・バンウォンは涙を流し叫びながら剣を振り落とします。
バンウォンは宮殿に向かうと城門が開いたので身構えるがヨンムだったので選んでくれたことに感謝します。ヨンムが降伏し宮殿が制圧されたと知るイ・ソンゲは彼方を手に一人出て行きます。