作品情報とキャストの紹介
平凡な会社員は酒に酔って帰宅すると女性の悲鳴を聞きベランダに出ます。マンションの中庭で女性が殴られているのを目にし通報しようとするが妻が家の電気を付けたので驚いてスマホを落としてしまいます。
夜中に電気を付けてしまった事で犯人に部屋を特定されてしまい命を付け狙われてしまう。
ネタバレあらすじ/目撃者(2018)
目撃
ガソリンを入れていた店員は何やらトランクで物音を耳にし気にしているとドライバーは窓を開けて音量を上げました。
トランクに押し込められた女性は自力で拘束を解くと男が山中で穴を掘っていました。恐ろしくなり女性は助けてと叫びながら必死で逃走します。
新居祝いを開いてもらい酒に酔った平凡な保険会社員サンフンは帰宅すると妻スジンと娘ウンジは寝ているため電気を付けずに中に入ります。
何やら外から悲鳴が聞こえたのでベランダに出てみるとマンションの中庭で女性が暴行を受けていました。通報しようとすると帰宅に気付いたスジンが電気を点けたので驚いてスマホを落としてしまいます。
慌てて電気を消し様子を伺うと犯人は指を差し何やら数えていました。サンフンは部屋まで把握されてしまったと気付きバットを持って玄関で待ち構えました。
事件
翌朝、女性の死体が発見され警察によって封鎖されていました。サンフンは被害者がマンションの住民ではない事を知るが犯人に狙われるのではと思い恐怖心を抱えながら出勤します。
ジェヨプ刑事は聞き込みを開始するがマンションの住民は高学歴が多くモラルがあるから見ていたら必ず通報すると言われ「スーパーのカゴを持ち出していいのか」とモラルがない主婦に言い放ち立ち去ります。
被害者女性が裸足でかなりの傷を負っていたのでおそらく遠くから逃げてきたのだと思い、離れて聞き込みすると山を出てきた男の目撃や悲鳴を聞いた証言を得られ山中から逃げてきたのだと分かります。
また被害者は2時間は生きていた事になり犯人は1度犯行に及び再び現場に戻りとどめを刺した事が判明しました。その間犯人は何をしていたのか・・・
サンフンは帰宅すると妻が婦人会会長に頼まれた紙が置かれていました。見ると被害者は住民ではないのだから関わるのを止めましょうという事で作成した警察マスコミ協力反対同意書でした。
山崩れの予防工事には消極的なくせにとサンフンは苛立ち協力するのは当然だと苛立つが目撃した事を誰にも話していませんでした。
容疑者
自分がすぐに通報していれば命は助かったかも知れないと責任を感じるサンフンは無言電話があったりピッピと名付けた愛犬がいなくなったりしたので犯人の仕業ではないかと焦ります。
その頃、ジェヨプ刑事は犯行時刻にエレベーターに乗るサンフンの姿がカメラに写っていたので訪ねます。サンフンは留守だったが2時に帰宅したサンフンが明かりを慌てて消した事を知りベランダに出ると現場からはっきり見える事で目撃したのではないかと疑います。
サンフンは街中にピッピの情報を求めるビラが貼られていたので「簡単に情報をもらすな」と妻に電話するとジェヨプに話しかけられます。
酔っていたから覚えていないと咄嗟に嘘を付くと「犯人は現場に戻る習性があるんです」と写真を何枚か見せられます。その中には自分も映っていたが住民と記者を省くと1人だけ分からない者が浮上しサンフンは男の写真を目に焼き付けます。
その時、写真の男の名前はパク・サンテで被害者女性からストーカーの被害届が出されていたと電話がありジェヨプは急行します。現場に到着し捜査チームと合流するがパクは逃走中に青酸カリを服用し自ら命を絶ってしまいました。
事件解決だとさっさと班長はマスコミに流します。容疑オ社の部屋には凶器や被害者の写真が壁中に貼られていたがマンションの敷地内で堂々と犯行に及ぶ奴がストーカーなどするだろうかと疑問に思います。
また目撃していたサンフンは黒い帽子を被っていたが目をしっかり覚えており顔が違う事に気付きます。
その時、事件のあった日にエレベーターで一緒になった住民の女性ソヨンが「犯人の顔違いますよね」と訪ねてきました。彼女もベランダから目撃していたのです。
サンフンは自分は何も見ていないと誤魔化すが無言電話とかないですかと聞かれ動揺します。
近所で目撃したから一緒に警察に行って欲しいとお願いされるがサンフンは怖くなり強引に追い出してしまいます。
彼女が玄関にスマホを落としていったので届けようとするがドアの隙間から覗くと犯人がソヨンの両足を持って引き摺っていました。サンフンは逃げる際に彼女の携帯を落としてしまいます。
ジェヨプから犯人に間違いないかと聞かれ背後に真犯人が立っていたが妻子が帰ってきたので「何も知らない」と言い放ちます。しかしサンフンの様子を見てジェヨプは真犯人は別にいると確信します。
真犯人・捜査
ソヨンが行方不明だと知りサンフンは動揺します。また捜索願が出されたことでジェヨプは聞き込みをした女性だと知り目撃した可能性があると疑います。
事件の日の防犯カメラをチェックするよう部下に命じていたが調査すると盗難車が一台通ったにも関わらず報告をしていなかったことで殴り付けます。
車を発見すると丸焦げになっていたがドライブレコーダーのメモリを復元させ頻繁に記録されていた住所に向かい様子を伺っていると黒い帽子を被った挙動不審な男ソン・テホが住んでいました。
ジェヨプは証言されあれば逮捕できると思いサンフンにソン・テホの写真を見せます。
「目撃したのはあなたと失踪してしまった彼女、そして青年ピルグだけだ」
サンフンは目撃者がもう1人いるのだと知り調べると資源を集めて小遣い稼ぎをしていました。古物商へ行ったと管理人から聞かされ捜しに行き「警察に何を聞かれても知らないと答えろ、危険だ」と伝えます。
しかしジェヨプが現れ「ソヨンが生きていたらどうするんだ、あなたが黙っているせいで被害者が増える」と胸倉を掴まれサンフンは観念します。
その時、ソン・テホが消えたと報告があり気付くとさっきまでいたピルグもいませんでした。
ジェヨプとサンフンは捜すと廃工場で暴行を受け倒れているピルグを発見し病院に運びます。
結末/目撃者(2018)
家族に危険が及ぶと思い守るために誰にも言えなかったと妻スジンに話し、すべてを証言するため署を訪ねます。
捜査チームは家を包囲し突入するがソン・テホはガスボンベをレンジに掛けて爆破させ逃走しました。警察署で待っていたサンフンは取り逃がした事を知り妻子が心配でタクシーに乗り込むが衝突されます。
ハンマーを手にした男に襲われるがソン・テホではなく彼から「サンフンを始末すればソヨンを返す」と脅されたソヨンの夫でした。
「彼女はもう生きてはいない」と伝えるが首を絞められます。駆け付けたジェヨプに助けられるがサンフンは「彼はソヨンの夫だ」と止め謝罪します。
「もし始末出来なくても生きる屍も見物だ」とソン・テホが言っていた事を知り妻子が危険だとジェヨプの車で急行します。
到着するとスジンが我が子を守るため必死に戦っていました。サンフンは逃げたソン・テホを追いかけ山中で決闘するが山崩れに巻き込まれます。
深く埋もれずに済んだサンフンはなんとか起き上がり辺りを見回すと白骨した遺体が多く転がっていました。ソン・テホの仕業だと気付くが体に突き刺さっていた枝が致命傷となり彼は息絶えました。
社会的弱を標的にし大勢の人を始末していたソン・テホだが調査しても理由はなくただの異常者だと判断されました。
引っ越しの準備をしていると「4億ウォン以下では価値が下がるから売らないでね」と婦人会の会長に言われ、こんなしょうもない住民とはさっさとおさらばしようと思います。
最後に、サンフンは中庭で「誰か助けてください」と大声を出すがどこの部屋も電気は付きませんでした。
感想/目撃者(2018)
なんでみんな黒の帽子姿なんですか、ややこしい(笑)それと韓国人はハンマーが好きなんですかね。多くの映画で登場する気がするが気のせいかな・・・。
通報したら・・・ではなく最初から目撃されてたんだから狙われますよね。だったら黙っている意味がないと思うのですが。
最初から「もし警察に話せば妻子が危険だ」みたいに脅迫されていれば話は分かりますが。ちょっとひっかかりました。