作品情報/運命の桃花 宸汐縁
「レッドクリフ」で孫権を演じたチャン・チェンと中国若手4大女優の1人ニー・ニーの共演、一途な愛を貫く大ヒットラブ史劇。
第4回金骨朶網絡影視盛典で「今年の優秀作品賞」を受賞し2020年愛奇芸尖叫之夜では最優秀ドラマ男優賞、最優秀ドラマ女優賞を受賞した作品。
夸父山桃林で父親の医仙・楽伯から桃林の外に出ないようにと言われて育った無邪気な丹鳥族の少女・霊汐は天界を魔君から救った戦神・九宸の武勇伝を読んでは胸をときめかせていました。
桃林を抜け出して天宮へ行った彼女は天兵に追われ不思議な場所に迷い込むと偶然にも5万年前に天界を救い長い眠りについていた九宸を目覚めさせることに・・・。九宸に仕える侍女として天宮に住むことになった霊汐だったが彼女には封印された魔君を呼び覚ます魔の力が宿っていたのだった。
ネタバレあらすじ/10話から12話
第10話/堕ちた英雄
万物を復元できる水月鼎(神器)を求めて南極仙州にやって来た霊汐は侵入したのがバレてしまうが占いを求めていた翎月を尾行していた景休に助けられます。
翎月は占って貰うと自分の我が子が今まさにこの場所にいると知らされ驚きます。
迷い込んだ洞窟の中で水月鼎を発見した霊汐は九宸が燃やした幽都山の戦いの戦報を復元して当時の真相を知ります。すぐに戻り元征の令牌に向かって「神尊が元家を守るために悪者に甘んじているのに恩を仇で返すのか」と訴えます。
しかし、霊汐は九宸の気持ちを汲み、今となっては秘密を守り抜くしかないと思い「そっちに小白がいくと思うからちゃんと世話して可愛がって」とお願いします。
扶雲殿に戻ろうとすると戦報の復元に気付いた元瞳に渡せと言われ真相を知りながら黙っていたのかと知ります。
「元家を守るために悪者になり薬王洞の薬を断たれ紫雲台で裁きを受けているのに恩知らずだ」と言い放つ霊汐だが口封じのため洗仙池に突き落とされてしまいます。
青瑶は九宸に薬を届けに行くと霊汐の姿が最近見えないと十三から知らされ「九宸に夢中なときに姿を消すはずない」と不審に思います。
また霊汐が帰らないと報告を受けた九宸も器が割れるのを見て心配します。
元征の神器・攢心釘が功徳殿に納められることになり元夫人は「九宸の龍牙甲冑が取り除かれるだろう」と喜び元瞳は動揺します。
十三が龍牙甲冑を守るために功徳殿に突撃し捕らわれたと知った九宸は急いで向かいます。その頃、青瑶は丹鳥の羽を発見し辿っていくと洗仙池で息絶えそうな霊汐と復元された戦報を見付けます。
天雷真君は儀式を主催するため向かい「戦神の名で執り行えば箔がついたものを元征将軍に対して申し訳ない」と告げます。元夫人は「5万年にもわたり天宮軍を率いた功績は誰もが知るところ、真君の臣下だったら元征も命を落とす事はなかったでしょう」と伝えます。
九宸は駆け付け十三の縄を解き帰るとすると元夫人から「我が息子の元征は上神が殺したのですか」と聞かれます。
九宸は元家を守るために「そうだ」と告げると元夫人は元家の兵に仇敵を討ち果たせと命じました。
その時、青瑶が霊汐を連れて現われ、九宸はボロボロになっている霊汐を見てすぐに気を注いで命を救います。
「元瞳上仙、母親は真相を知りたがっているようですよ。真相が知りたければ目を開けてよく見ればいい」と青瑶は戦報をかかげ蓋を開けました。
第11話/残酷な真実
元夫人が真相を知りたいならと青瑶は復元した戦報を開けます。
それにより元征が魔道に落ちて正気を亡くし天兵を殺し始めたことが証明されます。九宸は助けようとしたが「このままでは身内がどんどん犠牲になる。命で償います。どうか元家をお願いします」と言われ口外しないことを約束し剣で突き刺したのでした。
元夫人は「偽物の戦報だ」と訴えるが九宸のライバルである天雷真君でさえも援護は出来ませんでした。
「九宸は悪者となって元家を守っていたのに元家は傲慢な態度で己の首を絞めたのだ」と青瑶は言い放つが九宸は「もう終わったことだ」と言い霊汐を扶雲殿に連れ帰ります。
十三は強引に司命を送っていくが「恋心はない」としっかり言われます。ショックを受けるが体は女になっても何か分からないので人間界の女がどんなものか機会があれば教えて欲しいとお願いしました。
司命は約束して帰ると十三は「本当に帰りやがった」とふて腐れます。
また雲風も愛する青瑶に「本当の自分を知って欲しいのだ」と想いを告げるが振り返るといつもように姿はありませんでした。
九宸は霊汐の看病をしていると元瞳の許嫁・杜羽が訪ねてきます。
「元瞳と元家を救ってください。元征将軍に免じてお救いください」
九宸に看病を受け嬉しくて寝たふりをしていた霊汐だがあっさりバレてしまいます。
貴重な薬である紫気東来の丹を貰い霊汐は回復します。
洗仙池に落ちたの理由を聞かれ「元瞳に落とされた。丹鳥族は恨みを絶対に忘れません」と告げると何を望むか聞かれ「せめて土下座とか貢ぎ物とか・・・」とブツブツ言います。
九宸は元瞳を呼び「元家を守ると決めてから腹をくくり流言も気に留めなかったがお前は卑劣な手を使った。自業自得だ」と言い放ちます。
元征は努力して4大戦将の頭となったのに継いでおきながら将軍としての本分も気概も学んでいないとして九宸は元瞳から5万年分の修為(修練を積み得た仙力)を奪いました。
「元家一族を追放せず軍に留めて置く」とするが「霊汐への謝罪、そして北海で得た貢ぎ物をすべて霊汐に与えよ」と告げます。
天君は一同を集め「元家の遺族をどうするか相談したい」と告げると天雷真君は「掟通り仙骨を抜き取り仙籍から抹消するべき」と告げます。
第12話/紫雲台の雷刑
元征は魔と化し天兵10万を巻き込んだので一族抹消するべきと天雷真君は告げるが九宸は大罪だと認めつつ配下の異変に気付くのが遅かった師匠の自分が悪いと訴えました。
かつて魔君を封じ長生結で5万年も眠りについた九宸を罰することは出来ないと天君は告げるが「魔と化した天兵を殺した罪がある」と言われ、九宸の想いを受け止め「紫雲台で7回の雷刑を受けよ」と命じました。
元家を救ってくれたと杜羽から聞いた元瞳は急いで駆け付けるが既に雷刑は始まっており「何もかも自分が悪かったのに」と償います。
九宸の病が悪化したので駆け付けた青瑶は仙力を使わないように封じ「安静にして薬を飲めば回復する」と告げます。霊汐は回復すると聞いて涙を流して安堵し付きっきりで看病します。
玉梨がやってきて「神尊にとってあなたはただの侍女だからやましい事は考えるな、私はあなたより美しいし神仙の格も高いから釣り合う」とネチネチ言われ霊汐はふて腐れます。
薬を届けにやってきた玉梨が「青瑶にも劣らない医術を持っているので今後は私が・・・」と告げると九宸は「今まで通り青瑶で頼む」と言ったので霊汐はニヤニヤします。
人間である九宸は眠らないといけないので「調子が悪いから帰ってくれるか」と言いました。見送りを命じられる霊汐は「詳しいから結構」と玉梨に言われ「それは何よりです」と勝ち誇ります。
玉梨は祝融火神が炙岩神珠を地下の火で3万年も焼いて完成させたものを持ってきたが九宸は「これは火に属し丹鳥族に有益であるから持って行け」と霊汐にあげました。
霊汐は炙岩神珠をそばにおいて眠りに付くが身に付けている石が反応し体から黒い煙を吸い込んでいました。
魔君に服従するために謁見した仲昊は「縛霊淵だけでなく幽冥門を開けれます。そうすれば魔族の無数の兵が集結し天族など脅威ではない」と告げます。
5万年前に幽都山で生まれた神と魔の力を併せ持つ赤子を探せと命じられ魔刀を授けられます。
仲昊ごときに魔刀を授けるとは何か役目があるのだと察知する景休は5万年前の赤子を捜していると突き止め翎月の子なのかと疑います。
翎月は桃林を訪ね縦笛を見せると楽伯は「弟弟子・陌歓の笛だ」と言いました。
翎月は「陌歓と生涯を誓うも父親に許されず5万年前に亡くなった。過去と向き合えず報告が遅くなって申し訳ない」と謝罪します。