作品情報/運命の桃花 宸汐縁
「レッドクリフ」で孫権を演じたチャン・チェンと中国若手4大女優の1人ニー・ニーの共演、一途な愛を貫く大ヒットラブ史劇。
第4回金骨朶網絡影視盛典で「今年の優秀作品賞」を受賞し2020年愛奇芸尖叫之夜では最優秀ドラマ男優賞、最優秀ドラマ女優賞を受賞した作品。
夸父山桃林で父親の医仙・楽伯から桃林の外に出ないようにと言われて育った無邪気な丹鳥族の少女・霊汐は天界を魔君から救った戦神・九宸の武勇伝を読んでは胸をときめかせていました。
桃林を抜け出して天宮へ行った彼女は天兵に追われ不思議な場所に迷い込むと偶然にも5万年前に天界を救い長い眠りについていた九宸を目覚めさせることに・・・。九宸に仕える侍女として天宮に住むことになった霊汐だったが彼女には封印された魔君を呼び覚ます魔の力が宿っていたのだった。
ネタバレあらすじ
第16話/涙の告白
九宸は霊汐を桃林に返すべきと判断するが十三と花煙がいる扶雲殿に戻ると霊汐は言い張ります。
九宸は嫌がる霊汐の腕を掴んで強引に桃林に連れて行き「彼女の素性は承知している。実の娘ではなく5万年前に幽都山で拾った子だろう」と楽伯に伝えます。
楽伯は最初否定していたが魔君に元神を隠す器として狙われ一筋の魔気が霊汐に宿ってしまったのだと言われ観念します。
霊汐は神と魔の力を併せ持ち九宸と魔君を復活させる力を得たのです。九宸は1日でも長く守ってみせると約束し天宮に知られれば命が危ういからこれまで通り桃林に閉じ込めよとお願いしました。
桃林で修業に励めと言われた霊汐は「天宮に戻って修練を積みます」と告げると「水月鼎が形を変えた天恒神砂の主なら操れるようになれ」と言われます。
「修練を重ねて雑念を消し去れ、操れるようになれば私は必要ない」
霊汐は本当に桃林に置いて行かれるのだと分かり離れたくないと駆け寄ってキスしました。
「子供っぽい独占欲じゃなく恋愛として好きです。一緒にいさせてください。私が何したんですか」
九宸は彼女を守るために「私は好きではない、仙力の弱いそなたは私と釣り合わん」と告げ去って行きます。
泣きじゃくる霊汐のあとを五碗は心配そうについていきます。
霊汐は好きなのに嫌われたと泣きじゃくるが「神尊と釣り合うぐらいになるまで修練を積めばいい、九宸はそうなって欲しくて私を置いていったのだ」と立ち直ります。
雲風は青瑶に謝罪したくて何度も訪ねるが無視され続けます。過ちを悔い改める機会をくれと訴えるが「遺族はあなたと会いたくない、近付かないで」と言われてしまいます。
その頃、仲昊は5万歳の仙女を片っ端から連れてきて魔君に捧げるが白骨として吐き出されます。仙女の失踪騒ぎで天宮では問題となっており天君に呼び出された九宸は開陽に既に探らせていると伝えます。
そして幽都山の見張りを怠っている雲風に山霊界に伝えただけかと説教します。政の実権を握るのは国主・翎月と不仲の国師・景休であり正とも邪ともつかない男に伝えただけでは意味がないのです。
何でもお見通しの九宸は「青瑶医官は仁者と言えよう、人間界に下りては民を救っているのにお前はどうだ、好かれるはずがない」と言い放ちます。
九宸は失踪する仙女の共通点が5万歳だと知り幽都山の出入り口を天兵に見張らせます。
修練を重ねる霊汐は仙女の悲鳴を聞いて駆け付けます。まだあまり慣れていない天恒神砂を使って戦っていると西王母の使いに助けられます。
仲昊は水月鼎で魔刀を修復しようとしていたが手詰まりとなったので吞天獣の背骨を使えばいいと捜しに行きます。
霊汐は五碗がいなくなったので捜すと先ほど助けられた西王母の使いが連れて行ったと知ります。後を追うと魔君の騎獣である吞天獣の化生池で丹薬を作ろうと宴を開いていました。
第17話/呑天獣の最期
霊汐が五碗を追うと西王母が蟠桃会に神仙たちを招き宴を開いていました。裏から洞窟に入っていくと魔君の騎獣だった呑天獣が捕らえられている化生池に迷いこみます。
西王母は呑天獣から仙丹を作ろうとしており、それを見に九宸も駆け付けるが五碗が膝に乗ってきたので連れてきた神仙に聞くと買主は賊に襲われていたと知ります。
五碗を譲ってくれと西王母に頼まれた九宸だが霊汐がかわいがっていたので「私の侍女にお尋ねください」と伝えると不機嫌になられてしまいます。
霊汐は呑天獣が怪我をしているので心配して見ていると魔刀の修復のために仲昊がやってきたので隠れます。
しかし呑天獣を奪おうとしていたので止めに入ると殺害を命じられた賊に襲われます。呑天獣は飛び出して宴の席に姿を現したので妖女が侵入したはずだから捕らえよ西王母は命じました。
呑天獣は化生池に49日も浸かっていたので最後の力を振り絞って霊汐を乗せて運んでいました。
現われた仲昊は霊汐を殺すために魔刀を投げ付けるが呑天獣は命に代えて霊汐を守ります。霊汐は怒りが込み上げ神気と魔気を放つと仲昊は魔君が捜す者だとい気付きます。
駆け付けた九宸は仲昊を吹き飛ばし霊汐から放たれる魔気を仙術で封じます。目を覚ました霊汐は従極淵にいると気付き九宸を捜して駆け寄り抱き締めます。
九宸が魔刀で傷を負い呑天獣は自分を庇って亡くなってしまったので霊汐は心を痛めるが「従極淵には私しかないがここにいるか」と聞かれ喜びます。
青瑶は霊汐が呑天獣を解き放ち九宸が彼女を隠していると疑い大事な妹だから教えて欲しいとお願いし楽伯からすべてを聞きます。
九宸は霊汐を匿っていたが玉梨が「呑天獣を逃がしたのは霊汐だ」と報告したため雲風は連れてくるよう天君に命じられてしまいます。
九宸は魔族の残党が動き出したから備えが必要だと話をそらし扶雲殿に戻ると「霊汐は明るくて良い子だが霊汐のために六界を敵にまわすつもりなら味方できない」と雲風に言われます。
仲昊を倒すよう雲風と含章に命じた九宸は従極淵で1人でいる霊汐を想い五碗を連れて行くが元瞳に尾行されていました。
天兵は仲昊を追い詰めていたが、景休は縛礼淵を開くためには仲昊が必要であるため邪魔をして救います。
第18話/守りたいもの
従極淵にいる茗蕙は五碗を抱きながら待っていると九宸が帰ってきたので駆け寄ります。
九宸は魔気を封じ込め何かの病気かと不安がる霊汐に「私を信じろ、必ず守る。しばらく出掛けるが戻ってきたら離れない」と伝えると彼女は夢みたいだと喜びます。
九宸は戦神を天雷真君に譲るよう願うが「夜の悪を威嚇する存在で功労があればなれるものではない、」と天君に叱られます。
その頃、尾行していた元瞳は西王母に拝謁してチクっていたため天兵を連れた西王母が従極淵にやってきます。
天君は天雷真君を呼び九宸に理由を述べよと伝えるが従極淵の異変に気付き「急用が出来た」とその場を離れます。譲ってくれるのだと内心喜んでいた天雷真君は「理由は・・・」と呆然とするが九宸の様子を不審に思った天君は尾行させます。
九宸は駆け付けると「妖女を引き渡せば匿った罪は許してやろう」と西王母に言われるが「私の侍女が従極淵にいるのは当たり前です。なにか誤解しているのであれば天君の前で説明します」と告げます。
霊汐は助けに来てくれた事に喜ぶが天君の裁きを受けるため天宮に戻ることになります。
すべてがはっきりするまで天界から出ないよう言われた九宸は扶雲殿に連れて帰るが霊汐の魔気がばれないように渾身の仙術を使っていたので倒れてしまいます。
自らの身体で温める霊汐は魔族と噂を立てられ愛する九宸や家族に迷惑がかかるのが怖いと涙を流します。