作品情報・キャスト
魂が入れ替わった姉妹と二人を愛してしまった皇弟の愛と復讐を描いた壮絶な宮中ラブ史劇
大楮・大蜀・南峪の三国に分かれ互いに勢力を競いあう龍騰大陸。大楮国皇后である姚莫心は何者かに毒を盛られ意識を失いそこにちょうど現れた妹の姚莫婉と魂が入れ替わってしまう。宮中では意識を失い身ごもっていた赤ん坊まで助からなかった姚莫心を想い皇帝・夜鸂奕は悲しみと憤りを隠せずにいた。姚莫心を愛する夜鴻奕の弟・夜君清は大蜀との戦いの末に兄に帰京を命じられるが何故か自分の名前を叫ぶ女性から助けを求められ・・・
全36話で紹介
ネタバレ感想/黄泉がえりの皇妃
第11話・断ち切る想い
姚莫婉は徳昭宮に侵入すると地下へと続く隠し通路を発見します。
階段を降りて行くとそこには姚莫心の体が安置されており、それを見て驚いていると昏睡する直前に魂が入れ替わったことを思い出します。
記憶が戻り自分は姚莫心なんだと確信するが姚莫婉の記憶もあるため、あの出来事で魂が一つになったのかと思います。
姚莫婉は姚莫心が飲んでいた安胎薬に3つの毒が仕込まれていたと寒綿衣に告げます。酥清風は大楮にはなく大蜀の皇族が珍重しているもので附子膠は九竜杯を盗んだ時に珍宝閣で目にしたと教えられます。
竇士明は辺境を統治し大蜀の王族とも接触しているので理屈が合うと姚莫婉は思います。また堕胎を促す作用がある附子膠を珍宝閣に隠せるのは皇帝・夜鴻奕しかいないと思います。
馬銭子は処刑された李貴人の仕業だと思われていたが告発した侍女が淑妃の腹心・彩蝶の親戚であるため嵌められたのではと疑います。
自分が深く愛した人と近くにいた皇妃に裏切られたのだと思う姚莫婉は心を痛め報復を誓い夜君清には何も言わないよう寒綿衣にお願いします。
姚莫婉は夜君清と初めて会った場所に立ち「全ては元から決まってた。またここへ戻ってきてあなたもいる」と告げると「ここで始まったのだから当然だ」と言われます。
姚莫婉は初めて会った時は必死に背負ってあげたんだからと背中に乗り、もし姚莫心が生きていたらどうするかと聞きます。無事であれば遠くで見守りたいと言われ涙をこぼし運命が分けただけでやり直せるなら姉上は夜君清を選んだはずだと告げます。
口づけを交わすよ姚莫婉は川の向こうから自分の声が聞こえるか対岸へ行ってみてとお願いします。そして筏で対岸へ向かう夜君清の背中を見て涙をこぼしその場から去り、別れの手紙を夜君清が戻ってきたら渡してと奔雷に渡します。
姚莫婉は夜君清に謁見し舞を披露すると「姚莫心・・・」とつぶやかれます。何が願い事でもあるのかと聞かれ地位と営誉をくださいと告げると粛親王妃になればいいじゃないかと言われます。
陛下こそが至尊のお方、今いる皇妃は誰一人姉には及ばないと訴えるが夜君清が謁見願いにやってきたので時間をもらい、別れを手紙を残したはずだと訴えます。
第12話・入内の日
姚莫婉は夜鴻奕の妃として入内するよう正式に勅命が下ります。
竇士明と姚香蘭は姚家からまた妃が出るとは喜ばしいと心にもない事を口にすると麗妃(姚素鸞)が麗貴妃に封じられると聞かされ皇后ではないのかと不満な表情を見せます。
夜鴻奕一筋の姚素鸞から姚莫心と同様に夜君清と心が通じながら何で私の愛する人を奪うのかと訴えられ「だから恨んで殺したのか」と姚莫婉は言い放ちます。
「勝手に好きになって無理に押し通し家の力を使い陛下に嫁いだだけだ、愛は強要できない、自業自得だ」
夜鴻奕に謁見する夜君清は冊封の儀式を行うから姚莫婉を迎えに行くよう命じられます。
姚莫婉の礼服を投げ捨てた姚香蘭は口答えしてきた劉醒をお前も付き添いで皇宮に行きたいだろうと宦官にさせる。劉家は子孫を作れなくなってしまい責任を感じた姚莫婉は今日の日の事はこのまま終わらせないと約束します。
夜君清は姚府に到着すると姚莫婉がいないと騒ぎになっており、礼服に身を包む姚莫婉は目を覚ますと拘束され馬車に乗せられていました。
夜君清と寒綿衣は姚莫婉の匂い袋の中に入っていた藤袴を発見して追跡すると彼女が湖に突き落とされるを目にし飛び込んで口移しで空気を送り込み救出します。
第13話・初夜の毒蛇
拉致された姚莫婉は夜君清と寒錦衣に救われ参内すると夜鴻奕から何があったのだと聞かれます。
何者かに浚われ冊封から逃げた逆臣に仕立てられそうになったと訴えると夜君清は厳重な警護だったゆえ連れ去るとは姚府の者の仕業に違いないと告げます。
寒錦衣は酥清風を服毒して自害した下手人を差し出すと姚香蘭の縁戚・竇三だと丞相は口にします。激しく動揺する姚香蘭は竇三が匪賊の仲間になってからは縁を切っていると必死に訴えます。
姚素鸞(麗貴妃)も母の無実を訴えるが姚府のほとんどの人が「皇宮に入るまでに状況は変わる」と姚香蘭の言葉を聞いており、夜鴻奕は大理寺で厳しく審問するよう命じます。
夜君清は「手の込んだ芝居が功を奏したようだな、寒錦衣も仲間だろう」と花嫁姿の姚莫婉に訴えます。
夜君清の予想通り竇家のならず者を利用した姚莫婉と寒錦衣の計画でした。正直に言えば今すぐ連れて逃げると訴えるが姚莫婉は「私が望むものは陛下だけが与えてくれる」と冷たくあしらいます。
出会ったことに後悔する夜君清は酒浸りの日々を送り寒錦衣と奔雷は心配します。ここぞとばかり長風公主は猛烈にアピールするが相手にされずふて腐れます。
婉妃となった姚莫婉は陛下からの下賜品を持参し皇妃たちに挨拶しに行きます。采児と皇甫が抱き合っているのを目撃してしまい思わず名前を口にすると何で名を知っているんだと驚かれます。
不本意な現実に翻弄されているのは2人だけじゃない、誰にも話さないから安心してと告げると皇后に聞いたのかと言われ姉上なら応援したはずと告げます。
姚莫婉は初夜を迎え来なければいいと願うが夜鴻奕はやってきます。姚莫婉は覚悟を決めるが毒蛇が集まってきた事で事なき得ます。しかしお香が原因だったため陛下から疑われるが長風公主の嫌がらせだろうと姚莫婉は気付きます。
第14話・隠密護衛
毒蛇が急に現れたのは姚莫婉の謀ではないかと疑う夜鴻奕は彼女を軟禁する。
報告を受けた夜君清は淑妃を訪ね罪を着せられるのは黙っていられないと協力を仰ぐと条件を出されます。
晗月公主は長風公主の悪戯だと知り死罪になるかもしれないと叱咤すると「あなたの仕業だったか」と淑妃がやってきます。
淑妃は晗月公主から引蛇香と喚蛇鈴を借りて司嬪を身代わりとし姚莫婉を助けます。
姚莫婉の入内を祝う宴が開かれます。淑妃が琴を奏で姚莫婉は舞を、夜君清は剣舞を披露します。
夜君清は酔いつぶれて倒れてしまい部屋に運ばれて行きます。姚莫婉は彩児に酒をこぼされ衣が濡れてしまったので着替えに行くが罠に嵌められ夜君清と共に閉じ込められてしまいます。
夜鴻奕は姚莫婉が戻ってこないので夜君清と一緒ではないかと疑い駆け付けると鍵がかけられていました。押し入ると姚莫婉が倒れており駆け付けたふりをする夜君清は酔いを醒ますために外にいたが部屋にいたら鉢合わせていたと告げます。
なんとか謀だと夜鴻奕に気付かせ難を逃れた2人だが寒錦衣は彼女を守るために笛を渡し、吹けば隠密護衛の殷雪が駆け付けると告げます。
大量の黒火薬の行方と用途が不明だと報告を受けた夜君清は竇士明の仕業と疑います。
姚莫婉は彩児のもとに向かい宮中ではばかりなく睦合うとは陛下への冒涜だと訴えると皇甫に剣を突き付けられるが現れた殷雪が剣を叩き落とします。
何のつもりかと訴えられるが「あなたは私に何をしたんだ」と詰め寄ると口を割らないので皇甫を連行します。
正直に言えば彩児を守ってあげると告げると皇甫が落とした剣穂を入手した姚素鸞(麗貴妃)が自分から渡されたと告げていたことを知ります。おとなしいのに裏でこんなあくどい企てをしていたのかと驚く姚莫婉は次は口封じに彩児を排除するはずだと皇甫に告げます。
姚莫婉と彩児(宸妃)がとても仲が良いと噂を広めると姚素鸞は苛立ち淑妃を訪ねます。
宸妃と皇甫の密会を教え手助けする者がいると告げると密告者にしたいようねと言われるが姚莫婉は同じ敵なはずだと告げます。
姚莫婉は二人が陛下に接近するタイミングを見計らい謁見すると皇甫の剣穂を渡していたので「宸妃と散歩中に犬に襲われ皇甫が助けてくれたからお礼がしたかった」と横やりを入れます。
姚莫婉の侍女・汀月が「麗貴妃の宮殿で見かけた犬です」と告げたので姚素鸞は陛下から叱責されます。うちに犬は噛んだりしないと訴え淑妃に助けを求めるが彼女も猛犬が婉妃と宸妃を襲うところ見たと証言したので二人は手を組んでいたのかと苛立ちます。