作品情報・キャスト
布商を営む蘇家の贅婿(婿養子)に転生したビジネスマンが現代の記憶を活かして困難を乗り越えてゆく痛快歴史ドラマ
大手企業の幹部・江浩辰は何者かに襲われ意識を失う。目を覚ますと武王朝で布商を営む蘇家の娘・蘇檀児の贅婿(婿養子)・寧毅に生まれ変わっていた。檀児に横恋慕する烏啓豪や檀児に代わって家業を継ぐことを目論む叔父親子から数々の嫌がらせを受ける寧毅たちだが知識を存分に発揮して夫婦で協力しながら実力で相手をやり込める。正式に家督を継ぐことを認められた檀児だったが、それは同時に寧毅との婚姻解消を意味していた。
全36話で紹介
ネタバレ感想/贅婿
第29話・危機の町で
聖后・方天雷に呼び出された寧毅は家族を助けたいなら劉西瓜だけでなく自分にも協力してくれと言われます。
蘇檀児たちを無事に帰還させるために銭希文を投降させると約束するが賊には屈しないと気持ちが揺らぐことはありません。
指を水で濡らし「壁に耳あり。ひとまず投降するフリを。食糧を調達し民の飢えは解消済み」と机に書きます。
投降する銭希文は寧毅は非常時には国の尊厳を守らねばならない、他者の手中にあっても我らの足下にある、国のために生きて敵の手には落ちてはならないと民に訴え、皆が見てる前で方天雷に斬られます。
寧毅たちは帰還しようとするとまだ馬車が一台しか来ていなかったので待ちます。さっさと帰りたい蘇仲堪と蘇文興はゆっくりと先に行ってると馬車を走らせるが董道甫が率いる大軍が霖安に迫ってきたので逃げるように引き返します。
方天雷は城外に駐屯している董将軍の軍営に単身で乗り込み降伏を迫る董道甫に後ろ盾の存在をにおわせます。
秦嗣源は情報を得るために護衛が賀元常に買収されていたと気付くが賊と結託する度胸があるとは思えませんでした。秦宰相は陛下が董将軍を北ではなく南に向かわせたのも賀元常の策略かもしれないと気付くと北へ向かった将軍が壊滅したと知ります。
賀元常の屋敷の押し掛け剣を振り上げるとそこにいた陛下に牢獄を命じられてしまいます。面会に行く秦嗣源は北へ向かった将軍を更迭し最後の部隊と密偵司の精鋭を北方へ行かせるべきと陛下に建言したと告げます。
秦嗣源の伝書鳩を受け取る寧毅は江寧に帰るんだと言い放ち返事を書かずにいたが霖安に残った以上力を尽くすべきだと蘇檀児に言われ考えを変えます。
七日以内に決着を付けろと再び伝書鳩を受け取ると陸紅提から地図を渡されます。
寧毅は密偵司を集めるために店を開き看板に秦嗣源から授かっ刺繍を目にしてたヒ首の模様を描きます。
第30話・作戦開始
楼舒婉は刺繍を目にして蘇檀児だと見抜き前に頂いた織物機を返します。楼舒婉は前みたいに虐げられる生活はごめんだと賊の中で強く生きていくことを選んだので蘇檀児は涙を流します。
密偵司の者たちを招集した寧毅は軍需庫を占拠すると告げます。
劉西瓜は寧毅の家族たちを逃がすと約束したので脱出させようとするが規則違反になるだろうと寧毅に言われ何で急に残りたがるのかと思います。
寧毅が自分がいなくなっても絶対に蘇檀児を護衛として守り抜けと耿直に話します。その会話を耳にしていた蘇檀児は作戦遂行のために出ていく夫を何も知らないフリして笑顔で見送ります。
寧毅は密偵司の者たちと行動を共にし軍需庫に潜入するがもぬけの殻となっていました。罠だと気付いて出て行こうとすると鮑文翰に見つかり正面衝突となります。
寧毅は仲間に先に逃がされ馬を走らせると鮑文翰に捕まってしまい正体がバレてしまいます。偶然、寧毅を探していた耿直が助けにやってくるが自分を守ろうとして命を落としてしまい鮑文翰を撃ち殺します。
覇刀営の劉西瓜たちは軍師が襲われていると報告を受け駆け付けると涙を流す寧毅が呆然としていました。
第31話・婿の縁組み
蘇檀児は耿直の墓を建て寧毅、仲間たちと弔います。
寧毅は耿直が遺した小説を読ませてもらい新門芸館の女将・楊秀紅への純粋な想いに涙を流します。
方天雷はどんな理由があろうと寧毅が鮑文翰を殺したのは事実などで殺そうとしたが劉西瓜が全力で庇うので戸惑います。
寧毅の真意を測りかねた方天雷は婚礼の招待状を送りすべての陣営を宴に招こうと思い付きます。もし寧毅が間者だったらこの機に乗じて董将軍に攻撃させるはずだし平穏無事なら潔白が証明されるからです。
呼ばれた寧毅は蘇檀児と離縁して劉西瓜と婚姻しろと命じられます。
心が通じ合っている夫婦の仲を引き裂くのはごめんだと思う劉西瓜はまずは命が大事だから何があっても気にするなと妻に話しておいた方がいいと寧毅に告げます。
寧毅は離縁して婚姻するフリをするだけだと蘇檀児に告げ今回の計画には協力が必要だと願います。
真相を知らない蘇仲堪と蘇文興は贅婿が別の女子を娶れば蘇家は名誉を損なうと喚くがやり手の寧毅がいなくなれば蘇家の財産はすべて我らの物になると気付き笑います。
第32話・婚儀の夜
寧毅は方天雷が8陣営の全員を宴に招いているので警備が手薄になり攻め込む好機だと陸紅提に告げます。
街の外へでて董将軍に伝えるよう命じるが方天雷は各城門に火薬を忍ばせ監視を命じていました。
蘇檀児は足かせがないほうが安心して務めを果たせると思い信じて離縁状を差し出します。
「霖安の民のためにも男なら立派に使命を果たして」
寧毅は離縁状にサインしていつか必ず償うと蘇檀児を強く抱きしめます。
劉西瓜のことが好きな陳凡が方天雷に閉じ込められるなか婚儀が始まります。強引に夫婦の仲を引き裂いた事で劉西瓜は複雑な心境で寧毅を見つめ、方天雷は疑いのまなざしで監視します。
夜が更け、それぞれの陣営は配置に付き董将軍の攻撃を待ち構えます。
初夜を迎え、劉西瓜は自分の命を盾に守る気でいたから偽の婚礼に助けられたと言います。笑みを見せる寧毅は方天雷はこの婚礼を利用して董将軍をおびき寄せるつもりではと訴えます。
朝を迎え夜襲が得意な董将軍が攻めてこなかったことで肩天雷は寧毅は白だったかと思い皆に休むよう伝え陳凡も解放します。