作品情報キャストの紹介
中国ドラマ「宮廷の茗薇 時をかける恋」はベストセラー「夢回大清」をドラマ化したラブファンタジー時代劇。
北京で見習い設計士として勤務する歴女の徐薔薇(愛称・小薇)は皇帝が暮らしていた時代に憧れていました。ある日、故宮で老婦人に古い灯籠を持たされて家路につくと会話は出来るが触れる事が出来ない弁髪姿の青年が現れるようになる。一方、康熙45年に生きる十三皇子(胤祥いんしょう)は寝ると見慣れない世界にいる夢を見るようになりそこで出会う薔薇と会えるのが楽しみになっていました。二人は両想いとなるが・・・、ある日、薔薇は目覚めるとなぜか300年前の清の時代にいて茗薇という名で13皇子と再会するが・・・。
ネタバレあらすじ
第20話/茗薇の決断
14皇子(胤禵)によって罪を着せられた13皇子(胤祥)を救うため、茗薇は呪詛の札を書いたのは自分だと名乗り出ました。
「陛下も無実だとご存じのはず、皇子争いを防ぐために胤祥を議性にするのですか、母親を早くに亡くし父親に見捨てられるなんてあんまりです。私が罪を被ればすべて解決します」
茗薇の実家はお咎めなしと約束した康熙帝は茗薇を禁宮に入れるよう命じました。連行される茗薇は心配で駆け付けた4皇子(胤禛)に微笑みかけ、4皇子は「こんな汚い真似をしてそれでも大清の皇子か」と8皇子派に激怒します。
茗薇は謝罪に来た14皇子に「今更後悔しないで、もう会うことはないから帰れ」と追い返します。
13皇子は無罪となって釈放されるが何故か自宅には帰れず幽閉されます。
不安を抱えていると14皇子がやってきて「女が身代わりで殺されるのに何やってるんだ。愛していると言いながら守ってない」と言われます。
幽閉を命じられている13皇子は兵士を蹴散らすと14皇子も手伝います。
13皇子は駆け付けるが茗薇はすでに七香に見送られ毒を賜ったあとでした。兵士に取り押さえられる13皇子は運ばれていく茗薇を見て膝をつきます。
「真の悪者を放っておいて無実の女子をなぜ殺したんだ。私を子と思うなら妻を殺すはずない」と康熙帝に激怒します。
「そちを救うためなら冷血非情と言われてもいい、やむをえなかったのだ」
何か策があるのかとちょっと信じた私が馬鹿だった。釈放させて幽閉し見送ることもさせず13皇子を陥れた犯人を探そうともしない康熙帝の言い分はまったく理解出来ない。
途方に暮れる13皇子は馬に乗って帥府園に帰ると気を失って倒れてしまいます。
その頃、4皇子と七香は裏地に火と熱に強い黒絹を使った覆い布を持って火葬場に行くが亡骸を見るまで信用できないと8皇子派を引き連れて茗蕙がやってきます。
茗蕙は「妹です、最後に人目だけでも」と涙を流す芝居を見せ8皇子は「家族の願いだろ、見送りさせるのが筋だ」と援護します。
4皇子は「目的は済んだはずだ、お前達の脅威になりようがない、死者を冒涜するな」と言い放ちます。
「火葬場で乱暴はお控えに、棺は中です」と七香がやってきたので4皇子は引き下がり8皇子派の連中と茗蕙は亡骸を目にし去って行きました。
第21話/帥府園の初雪
1度は去って行く茗蕙だったが棺に火が付いた時に不安げな4皇子(胤禛)の様子を見て帰るよう急かしていた事に気付き「燃え尽きるまで見守りましょう」と8皇子に声をかけます。
8皇子派の連中を引き連れて戻る茗蕙、そこに14皇子(胤禵)は駆け付け「まだ足りないのか、焼き尽くせば満足なのか、死者を汚すな、失せろ」と激怒します。
4皇子と七香は急いで火を消し棺を開けて茗薇を運びます。
4皇子は名医たちを呼び銀の針を患者の胸に刺し毒血を抜き取る治療をして生きかえらせました。茗薇はボヤッとした意識の中、バスの中で目覚め現代に戻ったのだと気付くが小秋を見掛け声をかけると触れる事が出来ず誰も自分の姿が見えないようでした。
しかし小秋が落とした携帯を拾って声をかけた者が皇太子とそっくりであり良い雰囲気になったので現代で結ばれたのだ喜びます。
仕事場に向かうと茗蕙が引き継いでから問題だらけであり「絶対に多言無用よ」と部下に命じていました。見習いの分際で担当を持つなんて生意気で嫌いだと思われており昔から変わらない小さな人間だと茗薇は思うが4皇子の声が聞こえ康熙45年に戻りました。
13皇子(胤祥)は途方に暮れ気力を失っていました。初雪を見て「告白する日」と茗薇が言っていた事を思い出します。
4皇子は茗薇の看病は自分がやるから13皇子の事を頼むと七香に告げます。毒を賜る前に伝言を授かっていた七香は「私がいなくても強く生きて」と13皇子に伝えました。
その頃、康熙帝は2皇子の行いは謀略によるものと分かったので不問に付し皇太子の復位を皇子達に伝えます。
恒例の冬の狩りが行われ今回は14皇子の圧勝だと思われていたが茗薇の遺言を授かった13皇子は強く生きると気力を取り戻し回復していました。8皇子派は更に命知らずになっていたので警戒するが13皇子は実際には立ち直ってはいませんでした。
第22話/都への脱出
心に痛手を負っている13皇子(胤祥)は酒を飲む日々が続きます。
14皇子(胤禵)は「茗薇と共にお前も死んだのか、そんなに弱い人間じゃないはずだ」と酒を取り上げ怒ります。
初雪が積もる頃、茗薇は13皇子から頂いた玉の指輪がない事に気付き雪を掻き分け探します。訪ねてきた4皇子は「皆の協力で救われた命を粗末にするな」と止め今は体調を万全する方が先決だと言います。
山東盗賊が暴れ民の安全が脅かされていると報告が入ります。このままほっといたら組織化して兵馬を募り武器もそろえてくると警戒し13皇子は討伐を願い出ます。
負けてなるものかと8皇子が名乗り出るが政には強いが兵を率いた事がないため14皇子が8皇子を補佐すると訴えると康熙帝は受け入れました。
茗蕙は「負い目を感じており13皇子に出征は命じにくいのでしょう。出征を名乗り出るまで回復したのでまだまだ侮れない相手ですが今回の件でしっかり手柄を立てましょう」と誇らしげに話します。
14皇子は「君は計略が得意だが人の情というものが分かってない。13兄上の茗薇への想いの深さは君には永遠に理解出来ないだろう。元気なのはうわべだけで回復などしていない」と言い放ちます。
8皇子は軍師として茗蕙に同行するよう伝えるが14皇子は拒みます。茗蕙は14皇子を訪ね「虎も恐れぬあなたが拒むのは私が怖いからか」と聞きます。
茗蕙と14皇子は子供の頃に虎に襲われたことがあり生きるために二人で必死に殺した事がありました。茗蕙は無我夢中で短剣で何度もぶっさし弱肉強食の世で強者に勝つ快感を味わったのだと言い放ちます。
茗薇を想い続ける13皇子を見て七香は心配し早く会わせるべきだと4皇子に願い出ます。
誕生日の4皇子は家族が1ヶ月前から準備していた宴を断り薬を茗薇に届けに行きます。茗薇は誕生日を祝うが酔った勢いで「本当に手に入れたいのはそなただ。そばにいてくれ」と想いを告げられ戸惑います。
腕を掴まれたので「目を覚まして。私には13皇子しかいない」と引っぱたいて帰らせた茗薇は取り返しが付かなくなる前に逃げなければと思います。
隙を見て茗薇は馬車で脱出し、途中4皇子は彼女の存在に気付くが玉の指輪をその場に置いて見逃します。指輪を手にした茗薇は4皇子に感謝して都に向かいました。