作品情報キャスト/花不棄
総制作費32億でベストセラー小説を映像化し総再生数100億超え、同時間帯視聴率1位を獲得した中国ラブ史劇
「碧羅天の宝を開けられるのは聖女だけであり、その宝を得た者は天下を取る」
自分の出自を知らず流浪の人生を送る聡明で明るい花不棄(カフキ)は育ての親を殺され真相を突き止めるために冒険に出ると仮面を付けた蓮衣客と出会い人柄に惚れるが正体は皇族の王子・陳煜だった。どんなピンチにもヒーローのように現われる蓮衣客に恋する花不棄と冷たい態度を取りながらも支える陳煜、そして花不棄に恋するイケメンたち。
流浪の身から皇族の姫として名家に迎えられ才能を活かし大商家を率いる若き女当主になるまでのサスセスストーリー。
ネタバレあらすじ
第29話/郡王着任
東平郡王府に到着した陳煜は出迎えてくれた柳青蕪と親密なフリをして見回ると家職が柳明月の密偵だと察知し陛下を疑い出したのだろうと気付いて即座に首を刎ねました。
その頃、柳明月のもとに蕭九鳳の命で東方炻に仕えていた黒鳳が訪ねていました。
蓮衣客の情報を求められた柳明月は「肩に矢傷がある。都付近で悪事を働けば現われるかも」と伝え帰らせるが許嫁の話を聞いて花不棄(朱珠)に違いないと思います。
婚約は東方炻に引き継がれたのに蕭九鳳が縁談話を進めないこと、そして花不棄が亡くなったと知らせたときに無反応だった事でピンときたのです。
自分の心には蕭九鳳しかいないのにいつまで薛非を想っているのだとイラつき邪魔な花不棄を捜して始末するよう命じました。
柳青蕪は家職が殺され使用人が全員追い出されたと報告しに戻ると自分と陳煜が親密な仲だとしっかり伝わっていました。陳煜に頼まれた通り「十数年間、明月山荘に捕らわれた女はいないかと聞かれた」と報告すると柳明月は聖女は明月山荘にいるのだろうかと考えます。
柳明月が遠出の旅に出たと一報が入った陳煜は明月山荘の背後にいる男を突き止められると思いすぐに部下を率いて尾行するが柳明月に読まれており洞窟に入ると立ちくらみを起こします。
陳煜はたやすく尾行できた事を不審に思って備えており香を深く嗅いでいなかったのですぐに復活するが仕掛けがされており駆け付けた柳青蕪が傷を負ってしまいます。
東平郡王府に戻りすぐに傷を手当てを行ないます。柳青蕪は心から惹かれており命を懸けて守った自分に何を与えてくれるのか期待して聞くが明月山荘の主になれるよう協力すると言われます。
柳明月は失敗続きで蕭九鳳に報告できないと明月山荘には戻れず姿を消しました。
第30話/正面対決
蓮衣客に扮していた者が元崇だと知った東方炻は元崇と彼の親しい御史の長子・白漸飛を捕らえれば蓮衣客が姿を現すはずだと思い捕らえるよう命じました。
元崇から猛アプローチを受け仕方なく付き合う小蝦だったが黒装束の者たちに包囲されます。拘束され連れて行かれると白漸飛も捕らわれており「蓮衣客の居所はどこだ」と姿を現した東方炻に聞かれます。
東方炻が出て行ったあと小蝦は拘束を解くと隠れている黒鳳に気付き「蓮衣客は朱府にいる」と嘘の情報を聞かせ二人を助けて脱出します。
その頃、柳青蕪は明月山荘に戻り新たな荘主になるよう命じられたと偽り東平郡王と関係が深く朝廷側と手を組むことにより新たな局面を迎えると伝えます。
柳明月に長年仕えていた者たちに尽くしてくれれば悪いようにはしないが二心を抱き動乱を起こせば容赦はしないと告げ忠誠を誓わせます。
小蝦は陳煜から受け取った設計図を元に仕掛けを作っており侵入してきた東方炻を捕らえる事に成功します。
東方炻を拘束した花不棄(朱珠)は「夜這いをかけようとして取り押さえられ罪を認めた。ゆえに婚約を解消し朱府に20年ごと3回に分けての返済を認める」に強引に拇印を押させ証文をゲットします。
借りた金は貸さないといけないから借金は帳消しにしなかったのだと言い放ち出て行くと東方炻はあっさり拘束を解き出て行きます。
東方炻は報復のために本当に夜這いしに侵入するが花不棄はそれを読んでおり捕吏に目撃させ「東方炻は不当な安値で他の商家を圧迫するだけでなく悪事を働き私を狙っている」と告げます。
役所が乗り出せば東記が商いを続けるのは難しいため朱府の者たちは喜ぶが花不棄の証文は第三者の承認がないから無効だと朱福に言われます。
東方炻は朱府には行っていないと言い張り名声を傷付けられたと訴えを起こしました。
第31話/知恵比べ
訴えは誤解だったと知府は結論付けるが花不棄(朱珠)はその場で不当廉売で東方炻を訴えました。
噂を耳にした雲琅は林丹沙を連れて見に行くと花不棄だったので驚き朱府の公事師に扮して遅参します。訴えに対し証人として元崇と白漸飛が顔を出すと東方炻があっさり店をしめると告げたので花不棄は何か企んでいるはずだと思います。
旅を友にしてきた林丹沙は雲琅がどんなに花不棄の事を想っているのか思い知ったため涙ながらに去って行きました。申し訳ない気持ちを抱きつつ彼女を見送った雲琅は朱府を訪ねます。
朱府は莫府から官銀流通権を奪ったため敵と見なされており、堡主と莫夫人が兄妹という事は飛雲堡と莫府は姻戚という事になります。そのため今は友好的な雲琅であっても愛は憎しみにも変わるし敵となる可能性もあります。
朱福や寿は心配するが花不棄は「そんな人ではない」と言い訪ねてきた雲琅のために料理を振る舞います。
蓮衣客に毒を盛られたのかと聞かれた花不棄は迷うが言ってくれとお願いされたため「薛家荘を放火し一族もろとも殺した莫夫人だ」と教えました。
気が動転した雲燁は東方炻に針を打たれて眠らされ連行されるとそこには林丹沙もいました。
東方炻が店を閉めるにため在庫処分として大安売りを始めたので朱府は客を奪われてしまいます。いつまで続くか分からず1年も続けば借金が返せなくなるため花不棄は頭を悩ませると東方炻が儲け話を持ってやってきます。
「私と食事をしてくれたら1日5000両、花と月を愛でて詩歌を詠んでくれたら1日で2万両」
簡単に借金返せると思った花不棄は性根の腐った男と二人になりたくないので親戚一同を呼びつけました。
おば達からどんどん酒を勧められた東方炻が酔っ払うと花不棄は「先払いしたら」と告げ5万両の価が付く玉佩を受け取ります。
遊びに付き合えと要求された花不棄は受け入れるが馬の二人乗りだと知り更に1万両を払わせます。
第32話/友のために
東方炻は花不棄(朱珠)を連れ出すためにわざと寄ったフリをしていました。
花不棄は何で朱府の娘にここまで執着するのか聞き出そうとしたが屋敷に到着すると雲琅と林丹沙が監禁されているのを知ります。
花不棄は涙を流しながら「友人を巻き込まないで、私を好きにしていいから二人を解放して」と訴えると東方炻は受け入れました。
二人が解放されたのを確認した花不棄は態度を変え「あなたには絶対に嫁がない」と言い放ちやり合っている時に隙を突いて令牌を盗んで帰ります。
一族が滅んだ誠王府の令牌だったので何で東方炻が持っているのかと考えるが小蝦が迎えに来てくれたので久しぶりに町を散策します。
花不棄の後を付けていた東方炻は彼女を尾行する男(黒雁~柳明月の側近)がいるのに気付くと暗器を放とうとしていたので止めようとするが花不棄は別の場所から襲われ重傷を負ってしまいます。
東方炻は黒雁を捕まえるが自害されてしまいます。
花不棄は朱寿と一緒に東平郡に向かっていました。東方炻に行き先を知られないようにする事が目的であり一緒に出掛けて刺客に襲われたとなれば護衛を増やして会わせないのも当然なのでしばらく会わなくて済みます。
朱八華は花不棄の策だったのかと知り安堵します。
東方炻は刺客の位置を確認し朱府の護衛の中に買収されている者がいるのかと思うが勘が鋭く狂言だったのだと気付きます。
元崇を見送る小蝦に「朱珠はどこにいる?言わないと元崇を殺す」と訴えると「都に行った。確認する勇気があるのなら行ってみたら」と言われ蓮衣客に会いに行ったのかと思います。