作品情報とキャスト
秘密を抱える皇帝・皇子・将軍の3人が記憶を失う姫を愛し、隠された真実が明らかとなると感動が押し寄せる中国ラブ史劇
すべての記憶を失った容楽は西啓の長公主だと皇帝・容斉に知らされます。北臨の皇子・無憂と政略結婚することになるが密命により宮中では仮面で顔を隠し町では茶楼の女主人・漫夭として二重生活を送り始めます。無憂は結婚を拒んでいたが漫夭の正体を気付かずに愛するようになり容楽も彼の性格に心惹かれるようになるがそんな姿を見て苦悩する容斉。そして無憂のライバルである北臨の将軍・傅筹は陰謀のために容楽に接近するが彼女を愛してしまう。それぞれの秘密が複雑に絡み合うなかで真実が明らかになったとき、かつてない感動が押し寄せる。
ネタバレあらすじ/白華の姫
第37話/脱走
筱仁(皇太子)は林申に閉じ込められた密室に北臨帝・允赫がいたので驚きます。車イスは重りで固定され動かす事が出来ず話すこともできなくなってしまった父親を見てひれ伏して謝罪します。
無相子は蕭可に墨玉扇を渡されると「令牌を渡す、無憂(黎王)は森閻宮」と容楽からの文を目にします。
すぐに無憂に会いに行き「皇宮を出るには令牌がいる。容楽が手に入れるから三日後に救出する」と告げ傷の手当てをします。
容楽は琴の弦に無毒の薬を塗り剣の稽古をしていると計画通り弦に触れた傅筹は体にしびれを起こし倒れます。容楽は思雲陵に向かい、令牌を容楽から受け取った蕭煞は馬車を門外で控えさせ門番に謀反人を刑部へ移すと告げます。
扉が開いた瞬間、兵士に成り代わっていた無相子と共に手刀で気絶させ無憂を救い出します。
無事に皇宮の門も開かせることに成功し後は出るだけだったがそこに皇后から逃げ出し兵士に追われる孫雅璃が飛び出してきました。
無視することが出来ない無憂は助けろと命じ無相子と蕭煞は武力行使にでます。伏兵による矢が飛んでくるが現われた無隠楼のおかげで無憂は孫雅璃を助け脱出することに成功しました。
無憂を始末するつもりで駆け付けた傅筹は皇宮が一掃されていたので驚き、玉璽を発見した容楽は「無憂に真心を捧げる」と眠る雲児に誓います。
玉璽を手にし出て行くと林申が現われ囲まれるが無憂と無相子が間に合い救出されました。
第38話/摂政王誕生
容楽は北臨帝(允赫)から託されたのだと説明し玉璽を無憂に渡します。
蕭可や泠月も合流し皆で筏に乗ると傅筹が馬で駆け付けてくるが迎えに来た陳王(無郁)のおかげで無事に南境に向かう事が出来ました。
皇太子が乱心だと報告を受けた傅筹は演技ではないのかと疑いながら向かうと父上と呼ばれ一緒に遊ぼうとせがまれます。
幼い頃、北臨帝に遊ぼうとせがんでいた事を思い出す傅筹は感傷にふけっていると林申が皇太子妃を連れて来て「玉璽が無憂に渡った今、即位は正義を伴わないので皇太子を生かしておくのは危険だ」と言われます。
殺せば朝廷中から反感を買ってしまうと止めると皇太子は演技をしておりいきなり襲われるが林申が皇太子と皇太子妃を始末しました。
酒に溺れる傅筹は乱心した母親が「筹を傷付けないで」と叫んでいるのを目にしオデコの火傷の痣を見て「母上、生きていたんですか」と抱き締めます。
「生きていると知っていればこんな事態にはならなかった。こんな傅筹にはならなかった」と泣き叫びます。
皇后は陛下の嫡子・傅筹に皇位を与えようとすると楊惟が宗廟や民にも報告が必要であるため遺詔も玉璽もなければ世間が納得しないと異議を唱えます。
皇后から意見を求められた傅筹は「皇太子にも皇帝にもなりません。摂政王の身分で必ず逆賊を倒し南境の国土を取り戻す」と告げました。
第39話/南境の1年
北臨は傅筹が手中に治める北境と無憂(黎王)が治める南境に分かれ1年が経過しました。
容楽は無憂と、蕭煞は翎月と凧揚げをして楽しみ多くの子供達の面倒も見て穏やかに暮らしていました。
陳王(無郁)は凱旋すると符鴛は焼死したと伝えられたが実は生きていて摂政王(傅筹)が母親のために名医を探していると講談師が話すのを耳にします。
政治の代理を務める范陽王は「黎王を国君の礼で迎え同盟を結びたい」と宸国の国書が届き重臣達を集めます。皇帝を名乗るべきだと勧める重臣が多いなか無郁は北臨の安定なくして即位するわけないと告げます。
敵討ちを諦め南境で即位しろというならば私と共に前線で過酷な戦を経験してみろと告げると皆が黙り込みます。
陳王がはやく戻ったのは辺境の戦で活躍した羅家軍が凱旋するので羅植将軍に保証金を用意するよう告げるためでした。
蔡家は急には無理だと告げるが国庫を調べていた無郁は「だとすれば不正が疑われるぞ」と言い放つと孫継周が200両寄付すると名乗り出ました。変法で孫家の土地が多く削られたが孫継周は反対しませんでした。
変法の実施により士族の勢力をそいできたが羅植将軍は戦功を重ね寒門の一族が勢いづいていました。
傲慢な性格せあるため容楽は放っておけば果てしなく増長するかも知れないと心配すると無憂は「だから無郁に監視させていたのだ」と教えます。
飴と鞭を使い分け軍を統制できる能力があるため忠誠を誓わせるには心服させねばならないと思います。
第40話/白髪の王妃
凱旋を祝う席に招待された羅植将軍だがいつまで経っても黎王(無憂)と容楽が姿を現さないことで暇を持て余し孫雅璃に一曲琴を奏でてもらいます。
蕭煞が遅れて姿を現し黎王と容楽が出席できないと報告します。
しびれを切らした羅植は蕭煞と言争いとなり宴の席で剣を交えるとそこに黎王と容楽が姿を現します。
容楽は大功を立てようが王府に武器を持ち込めるのは禁衛軍だけだと叱責し20回の丈刑を2人に与えると蕭煞はすぐに受け入れたが羅植は「黎王からの罰は受けるが他の者に裁く資格はない」と言い放ちました。
予想通りの性格だと思った容楽は弓の腕比べを提案し負けたら政から手を引くが勝ったら羅家軍は自分の配下になってもらうと言い放ちます。
羅植は的のど真ん中を射抜くが容楽は目隠しをして突き刺さっている矢を真っ二つにしてど真ん中を射抜きました。
「最初から勝てると思っているから最大限の能力を発揮しなかったのだ。これが戦場なら取り返しつかなかった」
羅植は負けを認め羅家軍の兵符を差し出します。容楽は羅夫人を呼んでおり贈り物の上に兵符を置いて授けます。王朝の精鋭部隊で羅植は失い難き忠臣だからこれからは気安く兵符を賭けないよう告げます。
青州の茶楼・別山居で白髪妖婦の話が聞けると噂が広まっていました。黎王と容楽はお忍びで足を運ぶと邪悪な魂を持っており天災を招くと講談師が話していたが何者かがモンスを引っかけた事で被り物が外れ白髪妖婦がでたと騒動になってしまいます。
黎王と客でいた項影は講談師を捕らえます。