作品情報キャストの紹介
フー・ビンチンとチャン・ダンフォン共演の中国歴史ドラマ、政略結婚した楊堅を隋の初代皇帝へと押し上げ皇后の座に上り詰めていく独孤伽羅を中心に描いた作品。
南北朝時代の北周を舞台に政権交代が激しい乱世のなか独孤天下という予言を受けた独孤信には3人の娘がいた。長女の般若は予言を実現させるため愛する人を捨て皇室に嫁ぐも悲しい運命が待ち受けていた。次女の曼陀は自分の母が庶民の出身であることに引け目を感じ権力と金に執着して心を通じ合わせた楊堅ではなく唐国公に嫁ぐ。主人公である三女の独孤伽羅は政略結婚で楊堅と夫婦になるが少しずつ心を通わせ隋の初代皇帝へと押し上げ皇后の座に上り詰めていく。
ネタバレあらすじ/独孤伽羅
第7話・結納の日
宇文邕に助けを求めたつもりが以前と言っている事が真逆であり振られる形となってしまった独孤伽羅は同行してくれた楊堅に愚痴ります。
伽羅のために嘘を付いたのだと分かる宇文護は「諦めるな、協力してやる」と告げるがあと10年も生きられないから守ってやれないと退いたので「そこまで言うなら何も言わん、都にとどめてやる」と告げました。
曼陀(次女)と同じ結納の日に決められ伽羅は嫁ぐしかないのかと諦めます。
結納品が李家よりも劣っていた事でふて腐れる曼陀は楊家はなんてケチなのかとふて腐れ部屋で泣きじゃくります。独孤信は3姉妹を平等にしか見ていないと慰めるが結納品ぐらいでメソメソするようでは楊家の役にたたないと般若(長女)は叱責します。
金の簪を授った伽羅は「今でも嫁ぐのは嫌か、ちょっとずつ慣れてくれればいいのだが・・」と李澄に言われ「あなたが嫌なのではなく急に嫁ぐことになったから戸惑っているだけ」と伝えます。
楊堅はふて腐れる曼陀に「夫婦になったら必ず功を立て肩身の狭い思いはさせない」と告げるが伽羅より少ないのは嫌なようで面子がほしいのだと気付きます。
「今は乱世であり父上の後を継いで領地を治め、そなたは柱国人と慕われる。民は平和な暮らしを送り功績を長年にわたり伝えてくれる。それが私の夢だ、そなたと共に実現したい」
曼陀は返事するものの宇文護が勅命に背いて宇文邕を迎え入れ役所の務めも与えたと知り擁立するつもりなんだと勘違いします。
偶然を装って宇文邕と接触し伽羅と結ばれなかった事を気遣い元気付けます。そして狩りの日に同じ鳥を射落としたように見せかけ「これも何かの縁ですね」と告げ用意していた茶と菓子を楽しみます。
しかし、宇文邕は曼陀の矢は射た物ではないと気付いており悪賢い女だと思います。
第8話・ほどけた絆
曼陀が何が企てていると察知した宇文邕は偶然を装って現われるという事は買収されている者がいるはずだと気付き調査します。
独孤伽羅を心配して密会し「そなたの悪口を私に堂々と伝えてきた。用心してほしい」と買収されていた馬係の供述書を渡します。
伽羅のためにも目的が何なのか突き止めるため屏風に隠れさせて天香楼に呼び付けます。
「独孤の天下の予言をご存じですか、私と夫婦になり宇文護からの信頼と独孤家の力が加われば帝位を勝ち取る事が出来ます。義兄となる毓は始末するしかない」
話を聞いていた伽羅は曼陀がそんな人だったとは思わなかったので我慢できずに出て行き「父上・独孤信と姉上・般若(長女)に報告する」と言い放ち出て行きます。
追っかけてきた曼陀から「報告するなら池に飛び込む」と言われ勝手にすればと告げると本当に飛び込んでしまいます。
あわてて人を呼んで助けてもらうが曼陀に突き落とされたと濡れ衣を着せられてしまいます。
先手を取られてデタラメな事を曼陀にギャーギャー言われ頭にきた伽羅は「王妃になりたいがために宇文邕を誘惑しているところを私に見られた適当な事を言ってる」と父親に報告するが婚姻した身でありながら宇文邕と密会した事を叱責されてしまいます。
伽羅はふて腐れていると独孤信がやってきて「お前が嘘を付いていないのは分かっている」と言われ安堵します。
「本当にお前がやったなら助けなど呼ばない。悔しい思いをさせて悪かった。楊堅の前だったこともあるし般若の縁談にも影響するからだ。」
般若の婚儀が終わったらしっかり罰を与えると言われ伽羅は理解します。
般若は曼陀を崖の上に連れて行き「人畜無害なフリをして妹をいじめるとは間抜けな楊堅同様に私が騙されると思っているのか」と言い放ちます。
崖から突き落とすフリをして「独孤家の兄弟姉妹は一心同体だと言ったはずだ、お前ごときが独孤天下を語るとは、姉妹の絆を踏みにじるなら容赦はしない」脅します。
般若の怖さに泣きじゃくる曼陀は反省する事はなくますます恨みを深めます。
楊堅は慰めに行くと「伽羅と宇文邕は結託して私を辱めた。宇文邕に謀反の動きありと陛下に報告して」と泣きつかれます。
伽羅を恨むのは百歩譲って理解出来るが現場にいなかった般若の事まで陥れるのは腑に落ちないと楊堅はいいます。
「郡公夫人になるのだから冷静になれ、2人の縁談を壊して何の得がある、姉妹なら話し合え」
第9話・新婚初夜
婚儀の前夜、独孤般若(長女)は訪ねてきた宇文護から清河郡主が亡くなったと知らされます。
葬儀を行なえば結婚出来るから嫁ぐなと要求されるが「朝廷の文武百官が参列するしいまさら無理だ。皇后になるために寧都王妃になる」と告げます。
独孤家の事を託された伽羅(三女)は宇文護が妨害するかもしれないので警備を厳重にし輿を見送ります。婚儀中も辺りを気にするが清河郡主の葬儀ということもあり動きはないようでした。
大師(宇文護)からのお祝いの品が陛下より豪華だったのでその場にいた者はやりすぎたと驚きます。
婚礼は無事に終わり宇文毓は心から喜び杯を交わそうとすると「俺の女がここにいる」と宇文護が現われました。強引な行動に頭にきた般若は「確かに愛していたが過去のことだし汚れのない身だから安心して、必ず皇帝の座に就かせ屈辱を晴らしてあげる」と毓に伝えます。
寝床に入り「ご覧になりたいの」と告げ宇文護を帰らせました。
伽羅は般若がいなくなり話し相手がいなくなると思うと寂しさが押し寄せます。宇文邕は「俺がいるじゃないか、親友としていつでも会える」と慰めます。
どうしても李澄を親戚の兄としか思えない伽羅は「どんな人が好きなの」と聞くと宇文邕は伽羅のことを話すが飲み過ぎたせいかそのまま眠ってしまいます。
病気さえなければ自分が守りたい、そう思いながら伽羅の頭を思わず撫でてしまうと楊堅と曼陀(次女)に目撃されてしまいます。
曼陀の首を掴み「勝手に私がしたことだ、私は失うものがない。少しでも伽羅の噂を流せば容赦はしない」と脅すと楊堅は何かを察し「多言しないと誓う」と約束します。
曼陀が李家に告げ口してやると言い始めたので「今誓ったばかりだ、姉の婚儀の日に妹に迷惑かかることをするのか」と言い放ちます。姉と妹なんて不幸になればいいと言われ楊堅はこんな女だったのかと見損ないます。
曼陀「富豪の李澄に乗り換えるべき、伽羅と宇文邕の噂をお耳に入れれば2人の溝は深まるはず」と乳母に唆され富を得るためやる気になります。