作品情報キャスト
ディリラバとチャン・ビンビン共演の春秋戦国時代を舞台に描いた中国ラブ史劇
秦の侵略に周辺諸国が抵抗していた紀元前240年頃、祖国の衛を追われた公孫家の娘、麗は2人の兄弟子と共に総帥である祖父のもとで剣術の腕を磨いていました。秦王嬴政(後の始皇帝)は子供の頃に人質となっていた趙で麗に救われておりずっと想っていたが再会すると秦を恨んでいたので身分を明かす事をやめる。
美しく成長した麗は秦軍から追われていたが共に逃げていた二番兄弟子・荊軻が負傷してしまい彼を救うための解毒薬と引き換えに彼の子を身籠もりながら嬴政のいる秦宮に入ります。
始皇帝の妃となった麗の真の目的はとは?!彼女の復讐心を分かっていながらも、愛を貫こうとする嬴政。
ネタバレあらすじ/麗姫と始皇帝
第16話・偽り
王宮から脱出した麗は1年剣を握っていなかったので蓋蘭に勧められて荊軻と手合わせします。
その頃、麗のお付きだった侍女・清児が拷問に遭っていると知った敏夫人は様子を見に行くと趙高のやり方は虐待だとして止めに入ります。
「何の証拠もないのに強引に何を言わせたいのか、もうすぐ戻る大王に叱責を受けたくなければ今すぐ手を引け」と言い放ち清児が宮女たちを解放させます。
富と権勢を誇った呂不韋が自害したと知り荊軻は長らく仕えた功臣を追い詰めるとはまさに暴君だと口にします。
蓋蘭や韓申が頷くなか、麗は「嬴政は自身の出自を恨み続けてきたが呂不韋は実の父親だから情は残っていたはず」と言います。
趙姫が密通して出来た子を死罪にしたが呂不韋や華陽太后に利用され続け愛情を知らず信頼できる人もいないのだと告げると嬴政を庇うような発言をした事で荊軻は不満をあらわにします。
場の空気が悪くなり韓申は「噂ではなく宮中で見てきた事を話しているだけだ」と庇います。
麗は嬴政の子を生んだと嘘を付き咸陽に戻ると告げます。荊軻の子だと知る韓申が驚くなか麗は天明と荊軻のため、そして義姉妹を誓った蓋蘭の想いを実らせるため謝罪して馬を走らせます。
嬴政は「麗が戻らなければ死罪を言い渡す」と告げ趙高に捜査を命じます。趙高は逃亡を手引きした者がいるなら今は宮中にいないはずだと思い最近ひまを与えられた者がいないか調べます。
華陽太后と楚夫人は楚の利益を守るために手駒が必要だと考え李斯の懐柔に動き出します。
第17話・供述
麗が秦王の子を産んだと聞かされショックを受ける荊軻にすべての真相を知る韓申は「すべてお前のためにした事だ」と告げます。
しかし麗を失ったショックは大きく余計なお世話だと殴られ秦に寝返ったと疑われ剣を手に向かってきました。蓋蘭が間に立ち塞がって止めに入ると荊軻は「縁を切る」と告げ去って行きました。
嬴政が激怒して叱咤している時に秦王府に帰り着いた麗姫は無断で王宮を出たことを謝罪します。法を犯した罪で牢に入れられた麗姫は傷だらけの清児に謝罪していると趙高から拷問を受けそうになるが「誰が命じたのだ」とやってきた嬴政に助けられます。
厳重な警備のなか1人で王宮を出るのは不可能だと言われるが窮屈な生活から解放されたかっただけで天明がいるのだから最初からすぐに戻ると決めていたと誤魔化します。
趙高は麗が失踪した前日に天明を発見した韓申が暇を与えられたと知り侍衛として戻ってきた彼を捕らえます。
秦王のもとに連行され尋問を受ける韓申は麗が牢獄されていると知り自分が浚ったのだと言います。嬴政は真実が分からず牢に向かうと華陽太后が侍女に勝手に私刑を命じていました。
「目障りだからうせろ」と侍女を帰らせ「1人で王宮を出た」と言い張る麗にどっちが偽りを述べているのだと韓申を連れてきます。麗は何で戻ってきたのだと驚いていると嘘を付いているのは自分だと見抜かれ昭徳宮に戻されます。
第18話・忠誠
韓申が拷問に遭っていると知り麗は変装して昭徳宮を抜け出すが「2人は恋仲なのでは」と趙高から不安を煽られた嬴政/秦王に見付かってしまいます。
韓申が処刑を命じられたので仕方なく「確かに二人して王宮を出たが恋仲の関係ではなく彼は大師兄なんです」と伝えます。
嬴政は確かめるために蒙武と決闘させるが韓申は趙高から酷い拷問を受けていたため力を発揮できず負けてしまいます。蒙武にこのままとどめを刺されればいいと趙高が進言していたので麗は秦王の剣を抜いて加勢し息のあった剣捌きをみせ同じ公孫剣法だとゆう事を証明しました。
兄妹いじょうの情を持っているだろうと嬴政に見抜かれた韓申はそれを否定し「王宮に残って麗夫人を支えたい」と願い出ます。
激怒する嬴政だったが四六時中見てやれる事は出来ないため「余に誠心誠意、忠義を尽くし麗の行動はすべて報告しろ」と受け入れました。
第19話・剣舞
蓋聶の叱責を受け剣とともに生きる事を誓った荊軻は同行を願う蓋蘭を連れて鵠落剣法の剣譜を捜す旅に出ます。
入内して1年経過しても麗と結ばれない嬴政は変わらす毎日寝床を訪ねるものの「身も心も自ら授けるまで待つ」と告げ去ります。寛容な敏夫人のところに行き気兼ねなく会話し、趙を討ったので恨んでいるかと聞くと秦に嫁いだ身なので祖国は忘れたと言われます。
「趙は嘉公子ではなく趙遷が即位したな。そういえば趙遷はよくそなたを愛していると言っていた。趙遷に嫁いでいれば寵愛を欲しいままにできたのに余に嫁いだから驚いたものだ」
「余を消したあと自害しようとしている。だけど天明はいいのか」
嬴政に見抜かれた麗は隠し持っていた簪を取られ「誘拐犯がまだ捕まっていないから天明は極秘に王宮外に住まわせた」と言われるが人質同然だと思います。
華陽太后に呼ばれた麗は王宮を出て騒がしたことを謝罪すると大王の誕生を祝う宴で剣舞を披露するよう言われ天明の命を守ることを条件に受け入れます。
祝宴当日、剣舞を披露する麗は最後にくす玉を割って終わるはずだったが華陽太后が仕込んでいた真剣が降ってきたので驚いて掴みます。
華陽太后が「謀反か、大王を守れ」と叫んだために侍衛が一斉に襲ってくるが麗は侍女が秦王を背後から狙っているのを目にし侍衛を倒しながら突き進み剣を投げます。
嬴政は自分の横をかすめていった剣の方向を見ると刺客がいたのだと分かるが麗が秦王を狙ったと勘違いした李仲に刺されていたので急いで解放します。また韓申は麗を守る際に侍衛に刺され重傷を負っていました。
第20話・女傑
麗は嬴政を刺客から守るが秦王を狙ったと勘違いした李仲に刺されてしまいます。
敏夫人は「韓申が身代わりとなって当てが外れたのでは?真相は必ず明らかになるもの、悪事は自分に跳ね返る」と楚夫人に告げその場を去ります。
秦王に魏人の刺客を送っていた燕の丹太子は我々が送り込んだとは誰も気付かないだろうと臣下に告げるが王后の座を争わず秦王に媚びない麗はどんな人物なのかと興味を持ちます。
嬴政の看病で回復した麗は自分を陥れようとした者と秦王を狙った者は別だろうと告げます。
嬴政は刺客よりも自分の誕生祝いを利用して寵愛する麗を陥れようとした者が許せず配下の侍衛を控えさせ麗に剣舞を命じた華陽太后の仕業だろうと疑います。
侍衛は我々の管轄だと言って引き渡しを拒んでいると知り頭にきた嬴政は禁軍を率いて華陽宮に押しかけます。「先に私を殺せ」と華陽太后に言われた嬴政は侍衛を渡さないのなら死罪だと禁軍に命じるが駆け付けた麗に侍衛は職責を果たしただけと止められ受け入れます。
侍衛の命は助けて辺境の軍役に就かせ魏を援護し楚に派兵していた兵を撤退させます。そして麗は文武に優れ明達であるゆえ王后に立てると宣言します。
大梁に到着した荊軻と蓋蘭は店の中から歓声が聞えてきたので店内に入ると高漸離が神業を披露していました。
蓋蘭が父・蓋聶の小屋が嵩山にあるからしばらく過ごそうと告げると高漸離が「東に泰山、西に華山があり霊気が集まって修練に最適だ」と言います。それを聞いた荊軻は師父の言葉を思い出し皓落剣法の剣譜は嵩山にあるのだと気付きます。