作品情報・キャスト
カービィ・ホイとチェン・ジンコーが共演した中国ラブコメ時代劇
煜王の妃選びの宴を抜け出したおてんば令嬢・素錦は出会った貴公子に一目惚れし恋して結婚したいと願望を持って逃亡。
母親の叱責を受けた異母姉妹の素語は素錦を名乗って煜王に嫁ぎ、それを知った素錦は責任を感じ素語を救うため王宮に潜入すると貴公子に再会する。
実は貴公子の正体は煜王であり、失敗ばかりで侍女らしからぬ素錦を対立する異母兄・錦王のスパイと疑い侍衛に扮して監視していた。
やがて惹かれていくことになるが幼い頃から素錦に想いを寄せる錦王とは王座争いだけでなく恋でもライバル関係になっていく。素錦と煜王の互いの正体を知らない恋はうまくいくのか?
全34話で紹介しています
ネタバレあらすじ/初恋王宮
第14話・月の贈り物
錦王(蕭祁)が官印を捜す口実で暮塵寺を封鎖し参拝客を殴打し住職は川に身を投じたと知らせが入ります。王室の菩提寺で住職は国師でもあるため煜王(蕭煜)は激怒して連行するよう命じます。
錦王が捕らえられたと知った太妃は連行される前に自分が煜王に引き渡すと止めます。
煜王は錦王が罪を認めたので審理は必要ないと告げると主君を欺いた罪は死罪である事から太妃が子の過ちは親の責任だと身を挺して守り出しました。
孤独感を味わった煜王は「朝議への出入りは1ヶ月禁止、毎日清心堂の先祖の前で反省しろ」と軽い刑で済ませその場を去ります。
温妃に呼ばれた素錦は宴に出される酒を造るよう言われます。彼のおかげなので待っていると煜王の様子がおかしいので「人生は想うようにいかない、事情は知らないけど月が前途を照らしますように」と酒を差し出します。
2人を目撃した錦王は煜王が何で鍾離を名乗っているのか調べるよう命じると薬を持って来た素語(王妃)に「妹はあなたの事なにも思っていないのだから惑わされないで」と言われます。
錦王は聞きたくない、自分で確かめると言い彼女を呼ぶと金玉令を持っていたので「王室の令牌を鍾離が持つはずない」と告げます。
第15話・鍾離の正体
奇書を収めた書庫(華厳閣)には酒造りに関する技法書があると錦王に知らされた素錦は金玉令を持って向かいます。
歴代の王の姿絵が飾ってあったので鍾離が守っている煜王がどんな面しているのか見てやろうと思うが宦官から報告を受けた煜王が駆け付け「勝手に入って王の姿絵を見るのは重罪だ」と言われます。
謝罪し、酒造りに関する文献がどこにあるか探して欲しいとお願いすると煜王はすんなり協力してくれます。
宴の日、素錦は先ほど確認したのに酒の色が変っている事に気付きます。
詩会で優賞した素語王妃に酒が献上されたので阻止するためにも詩にイチャモンを付けて邪魔すると口を挟むなと太妃に叱咤されます。仕方なく酒を奪って池に放り込むと鯉のぼりが死に姉の毒殺を阻止することに成功するが酒を造った素錦が疑われてしまいます。
しかし、証拠もないのに捕らえるのはダメだと出てきた煜王を見て素錦は驚きます。太妃に任せていたら素錦が死罪になってしまうため煜王は彼女を牢獄して守り黒幕を突き止めるよう命じます。
第16話・姉と妹
素錦が罪を認めない事に苛立つ太妃は聞家の侍女だった事を思い出し素語(王妃)に毒酒の件を調べるよう命じます。
いつ酒に毒を入れられたのか考える素錦は王妃が尋問しにやってきたので助けてくれるのかと思ったが錦王を誘惑していつまでも居座り邪魔ばかりすると言われます。酒を造ったのは事実だから罪を認めるよう言われ姉を助けるために命をかけて庇ったのにと素錦は涙を流します。
太妃様の命令だからと拷問を受ける素錦は何もしていないと泣き叫ぶと煜王にお願いされた温妃が「私が面倒を見ている侍女よ、虐げる者がいれば例え王妃でも見逃すわけにはいかない」と姿を現します。
温妃は犯人は夏児という王妃の下働きの侍女だと告げ己の身に起きる災いを心配した方がいいと笑います。そこにやってきた煜王は素錦が拷問を受けたのだと分かり介抱して連れて帰ります。
煜王は献身的に世話をするが素錦に余所余所しい態度を取られてしまいます。無実の素錦に拷問した王妃に跪いていろと命じるが毒殺されそうになった王妃を罰するのはよくないのではないかと鍾離に進言されます。
公平さを失っていると指摘されたので王妃を放免し素錦は司苑局に戻し反省させることにします。
第17話・言えないつらさ
蘇錦を心配する錦王は「王妃・素語から王宮から逃がすよう頼まれた」と告げます。
令牌を受け取った蘇錦は宦官の服を手に入れ王妃への別れの文を小喜子に託すが、煜王は小喜子が落とした文を拾い蘇錦が王宮から出ようとしているのだと偶然知ります。
蘇錦は立ち塞がった煜王に連れ戻され錦王府の令牌をどうやって手に入れたのだと尋問に遭い盗んだと告げます。
王妃にも実家にも迷惑が掛かるので正体は明かせず苛立ちから「裏切ってはいないけどどうしても言えないの、逃がしてくれてもいいじゃないか」と文句を言い放つと脱走は斬首刑だと言われてしまいます。
しかし本当に刑部の者が向かっていると知った煜王はまだ審問するんだと言い放ち、「そば仕えの侍女になれ」と命じます。
「父親が先王の重臣・陳太傅を見付けたので捜しの物の役に立つかと思います。狩り場で会えば人目を引かぬかと」と温妃が訪ねてきます。
煜王は手引きを温妃に任せると蘇錦が仕事に対して文句をブツブツ言っているのが耳に届き寝床を温めよと命じます。
第18話・錦王の想い
煜王の寝床を温める役割を受けた蘇錦は文句を言いながら布団にはいるがそのまま寝てしまいます。
煜王は彼女の横顔を見て微笑み布団をしっかり掛けてあげて脇部屋で寝ます。
その頃、「長兄なのだから我慢して弟たちに譲りなさい」と父上から言われていた錦王は蘇錦に想いは届かないし煜王とも対立しているため、苛立ちから酒に溺れていました。
狩り場へは妃を同行させるのが掟であるが煜王は蘇錦に同行するよう命じます。錦王が狩りで相談があると訪れたので煜王は蘇錦に茶を入れるよう奥に行かせ「錦王は臣下なのだから口出しは無用だ」と言い放ち帰らせます。
狩りに同行させられる蘇錦は自分は歩きなのかと文句言います。錦王は蘇錦を連れ出すために同行していたが煜王の隣にいるよう命じられていたので悔しがります。
煜王が妃を同行させず罪を犯した侍女を連れて行ったと報告を受けた太妃は素語に妃を集めるよう命じ連れて狩り場へ向かいます。煜王と蘇錦は馬を走らせ戻ると妃たちを連れた太妃が門の前で待ち構えていたので蘇錦は急に止まろうとして落馬してしまいます。
太妃は先王の令牌を盾に朝政を補佐し後宮を取り仕切ると言い放ち誘惑した罪で蘇錦を連行するよう命じます。