作品情報/キャスト
ルビー・リンとユアン・ホンの2大トップスターが共演、名君と呼ばれた光武帝と中国史上最高の賢后の呼び声高い光烈皇后の生涯を描いた中国宮廷ドラマ
前漢が滅んで新が暴政を敷く時代。後の光武帝となる劉秀は太学から帰郷し想い人である陰家の一人娘・陰麗華に縁談を申し込みに行くが陰家当主の陰識に断られる。
ある日、劉秀は兄の劉縯と共に新を打倒すべく挙兵を決意。陰麗華もまた、おぼろげに記憶のある劉秀に会いに男装をして決起に加勢。陰麗華と劉秀はそれぞれの想いを胸に国の再興を目指すが・・・。時代を動かすほどの強い絆で結ばれた2人の壮大な愛の物語。
ネタバレあらすじ/秀麗伝
第16話・昆陽の戦い
侵入した麗華は丁柔と再会し舞姫に扮して王尋を暗殺するため彼女から舞を習います。
王尋が宴を楽しんでいる頃、劉秀たちは水路から接近するがあまりに静かなので罠を疑いゆっくり後退し側営を襲います。
琵琶を弾く真似をしていた麗華は単独でやってみろと命じられ動揺するが劉秀の奇襲攻撃で騒動となり、その隙を突いて麗華は刀を王尋に突き刺します。
劉秀の考えた奇襲攻撃と麗華に支持を受けていた陰興の火攻めで大勝利を納め2万で42万の新軍に完勝します。
父城官府に戻る馮異は「漢軍とは戦わないし投降するよう説得する。そして私は君の下でしか働かない」と劉秀に告げ去って行きます。
到着すると勝手に輿入れがされており呂氏に挨拶されます。父親と口論となるが丁柔が奴碑でも側にいられればいいと場を納めました。劉秀に父城を明け渡したあと一緒に漢軍に入ろうと誓い合います。
大きな軍功を立てた劉縯や劉秀は劉玄よりも名をあげ王匡や張卯から妬まれます。軍中の緊張した空気を感じ取った陰識は役職と褒美を与えられたが細心の注意を払えと弟妹たちに注意します。
第17話・仕組まれた祝宴
劉稷が事を起こそうとしていたので劉秀は家族の敵は自分が打つと止め岑彭を訪ねます。
「宛が陥落した時から覚悟はしていた。劉縯は大業を成すために私怨を捨て私を生かしてくれた。恩返ししたかったがやむを得ない」
劉秀は岑彭の書いた「武」が一画多いことに気付き理由をたずねると「戦を止める」という意味が込められていると知り髪を斬って恩讐を帳消しとしました。
「鄧家と陰家から多大なる評価を得た劉縯より大きな手柄に報いる術がなくなる」
朱鮪に教唆された劉玄は劉稷が唆せば確かに劉縯が反逆するかもしれないと思い抹殺を決意します。「鴻門の会」にならった宴では殺害決行を促す「玉玦」が捧げられたが麗華はそれより前に出て自分も勝利に貢献したから恩賞がほしいと願い出ます。
麗華の機転が利いて玉玦を賜わることになり事なきを得ます。劉稷が無礼な物言いをしてしまうが「懸命に戦い軍功を立てた仲間のための発言」と劉縯は庇いました。
劉秀は父城へ発つ前に劉稷が暴走したら兄が危険だと思い連れて行こうとするが大人しくさせるから問題ないと劉縯に言われます。
不安を募らせながら父城に着くと、馮異は「陛下が劉秀を派遣してくれたのでよかった。傀儡にはならないようなので劉縯も大丈夫だろう」と言います。
第18話・巨星、堕つ
命賭けて戦ったのに官爵を与えられずに苛立つ劉稷は公然と劉玄を非難します。
朱鮪と李軼は劉稷を利用して劉縯を亡き者にしようと企てます。陛下を訪ね「精鋭を失った新軍は四方を攻められており漢軍が洛陽と長安を取れば劉兄弟は用なし」と唆します。
「義に厚い者は義で身を滅ぼす、劉稷を挑発すればいいだけのこと」
韓姫に呼ばれた麗華は陰家を取り込みたいのだろうと察知するが陛下夫人の機嫌はとっておかねばと向かいます。
その頃、劉稷は抗威将軍に封じられたと報告を受け、頭にきて「兄上の功績で皇帝になれたくせに何様のつもりだ」と言い放ちます。劉玄に対し暴言を吐いたことで反逆だと挑発され、連行されるまでもなく自ら行ってやるとその場を離れます。
「不敬罪に問われ劉稷が斬首に処される」
李軼から報告を受けた劉縯が陛下のもとに向かったころ、粛清する罠だと岑彭から教えられた伯姫は助けられるのは麗華しかいないと思い訪ねると韓姫に呼ばれて留守だと言われます。
劉縯は劉玄に謁見を求めるが横から朱鮪などがさっさと始末するべきと訴えていたので「斬れば許さぬ」と立ち上がります。謀反の意思がある証拠の言葉だと挑発されると劉稷が斬られたので兄弟の敵は私の敵だと言い放ちます。
罠だと気付いた麗華は韓姫を振り払い駆け付けるが劉縯と劉稷は殺されてしまいました。麗華は激怒して短剣を陛下に投げ付けるがわずかにそれてしまいます。
報告を受けた劉秀は激怒して馬に飛び乗るが「今戻ったら劉玄の思うツボだ」と馮異に止められます。
劉玄は劉秀も始末したいところだが同じ手は通用しないし本性もなかなか表さないので用心するよう朱鮪たちに告げます。1人で戻った劉秀は陛下に謁見し「一族の罪を免じてくださったので兄の罪を償うべく命をかけてお仕えする」と頭を下げます。
第19話・孤立無援の将軍
劉秀は兄・劉縯の敵を討とうとせず劉玄に謝罪までした事で舂陵の仲間から反感を買います。
「新を倒し漢を再興させる事が兄上の望み、血迷ったとはいえ逆謀を抱けば死罪だ」と言い放ち葬儀も執り行わないと告げます。
劉玄は少しでも妙な行動を起こせば始末しろと命じ監視をつけるが劉秀はお見通しなので孤独に耐えながら陛下に忠誠を誓います。
「共に挙兵した仲間は全員遠方に追いやられ残ったのはお前一人だ、なにかあったら訪ねてこい」と義兄・鄧晨から耳打ちされ頷きます。
麗華は陰興や鄧奉から「劉秀を見損なった、おかげで仲間がバラバラだ」と訴えられるが皆のための行動だろうと信じます。
父城から馮異と丁柔が駆け落ちしてやってきます。謀反者の弟だから置いとけないと告げるが皆を助けるための演技だと分かる馮異はそれでも構わないと言います。
陰家の協力があれば窮地を脱せるはずだから麗華を娶るよう勧められるが彼女が危険なので今は出来ないと断ります。
宴に招待された劉秀は皆から挑発されるが怒らせるのが目的だろうと分かるので平然を装います。
第20話・妻を娶らば陰麗華
劉玄が麗華を皇后にしたがっている事に気付いた陰識は宛を離れるためにすぐに荷造りするよう告げます。
馮異から「陰家の勢力を利用するため劉玄が麗華を娶ろうとしている」と知らされた劉秀は彼女が承諾するはずないと思うが相手は皇帝なので命が下されてからでは遅いと思い決意を固めます。
劉秀は麗華を訪ね再会を喜ぶが陰識がやってきて危険にさらすなと殴られます。それでも劉秀は娶りたいのは麗華だけだと訴えると彼女は結婚を受け入れると言い張ります。
陰識は絶対に認めないと蹴り飛ばすが劉秀が雨の中ずっと跪き麗華も反抗するので受け入れるしかありませんでした。
陰識は麗華を守るために武芸が達者な侍女・琥珀を同行させる事を決めます。琥珀が好きだった陰興は嘆くが琥珀は旦那様の命には従わなければと受け入れます。
婚儀の日、幸せいっぱいの陰麗華は陰識に挨拶しようとするが「礼は不要だ」と陰興から伝言を伝えられます。劉秀が迎えに来たので麗華は出て行くと鄧禹が旅から戻ってきました。
無事に戻ってきたことを皆で喜ぶが鄧禹は最愛の女性が嫁ぐ姿を眺めるしかありませんでした。