作品情報/キャスト
人気作家Priestの耽美小説「天涯客」を映像化し中国配信サービスYoukuにてジャンルの中で作品評価1位となったチャン・ジャーハンとゴン・ジュンW主演の中国ドラマ
朝廷の暗殺組織・天窗から抜け出すために体に釘を打ち込み代わりに残された3年間の自由を得た天窗の元首領・周子舒は謎の男の温客行と出会い、一夜にして無敵になれるといわれる武庫の鍵・琉璃甲をめぐる壮大な争いに巻き込まれていく。
原作で描かれた壮大な世界観を受け継ぎ個性的な登場人物と武術による豪快アクションで善悪や愛憎が複雑に絡み合う武侠の世界を作り上げブロマンスと武侠の要素を融合。
ネタバレあらすじ/山河令
第17話・最も憎い敵
華山派の別宅で目を覚ました曹蔚寧は顧湘が無事だったので安心し看病してくれたことに感謝します。
蝎王は鬼谷の無常鬼、開心鬼、急色鬼の3人を連れて太湖派・趙敬に会いに行きます。趙敬は英雄大会で粉々にされた琉璃甲は偽物である事を伝え捜索と吊死鬼の行方を引き続き追うようお願いします。
無常鬼が琉璃甲をいま何個持っているのか聞いてきたため「知るべき事は教えるが知らなくて良いことは気にするな」と告げます。趙敬は五湖盟盟主となり毒蝎に帰順させます。
周子舒、温客行、張成嶺、葉白衣の一行は龍淵閣の若閣主・龍孝を連れて龍淵閣を目指します。修行を重ねながらの旅だったので張成嶺は疲れ切ってしまい仕方なく休憩を取ります。
蜀への道のりは険しいのに何で龍淵閣を目指すのかと聞くと葉白衣は「火付け役以外に存命の当事者は主の龍雀だけなんだ」と言います。龍雀は周子舒の師匠の友であり四季山荘のからくりも龍淵閣から伝えられたものでした。しかし龍淵閣の場所は謎であり天窗の頃に何度が捜索に行かせたが発見した者はいませんでした。
第18話・無限の暗闇
葉白衣に付いていく周子舒たちは、仕掛けられていたカラクリに攻撃を受けるが一撃で倒します。そして龍淵閣の若閣主・龍孝に次やったら始末すると告げます。
いくつかのカラクリを抜けると大きな吊り橋に行き着き前方には龍淵閣が見えます。先に葉白衣が渡ってから安全を確認し足を踏み入れるが温客行が仕掛けを踏んだことで吊り橋が粉々になり落下します。
周子舒と温客行は張成嶺を上空へ放り投げ葉白衣に受け止めてもらい、二人で底まで落ちてしまいます。
底には薬人たちがウロウロしており龍淵閣の若閣主・龍孝が蝎王と共に精製しているのだと把握します。
病を治す方法を知りながら薄気味悪い姿のままにされ龍孝は父・龍雀を恨み監禁していたのです。温客行は胎児の頃からの病は薬では治らないし生き返りの丹薬を使っても成長することはないと教えます。
「神医谷の至宝・陰陽冊なら天下の奇病を治せるはずだ」
生き返ったとしても道理に逆らえば正気を失い魔となると告げると神医谷の末裔なのかと聞かれ「まぁな」と温客行は返事します。周子舒は真実なのか嘘なのか分からず温客行を見るが薬人が襲ってきたので戦い脱出します。
周子舒と温客行は葉白衣と合流すると張成嶺がカラクリに捕らわれたと知ります。龍淵閣の地図を手に入れる周子舒たちだが複雑に入り組む鼠の巣は見ても分からないので薬人や傀儡を爆破して道を作り張成嶺を救出します。
龍孝を捕らえて傀儡に付いていくと罪深き息子に監禁されている龍雀(龍淵閣閣主)と周子舒は再会します。
第19話・陰陽の逆転
息子・龍孝に監禁されていた龍雀は周子舒に頼まれ20年前の出来事を語り始めます。
容炫の志に賛同した義兄弟、妻・岳鳳児、神医谷の仲間たちは仲むつまじく過ごしていました。温客行は手合わせの際に高崇の剣に毒が塗ってあったと聞かされていたが「そんな事を高崇がするわけない」と龍雀は言います。
琉璃甲の争奪戦で多くの犠牲者が出ており「単なる錠にすぎず容炫の鍵がなければ武庫は開かない」と知った葉白衣は「なぜ正気を失ったのだ、鍵は誰が持っているんだ」と問い詰めます。
葉白衣は容炫の師匠であるため死因を知りたいのだと訴え六合心法の境地に到達した証拠を披露し不老長寿であることを証明します。
容炫と義兄弟たちが数年かけて天下の奥義書を収集していたと知り葉白衣は自ら災いを招き身を滅ぼしたのだと叱責します。
武庫は秦懷章が見付けた前王朝の地下宮殿を龍雀が改造して完成させたものでした。
容炫が毒に犯されると岳鳳児は恨みから五義兄弟を追い払いました。そして夫を救うために「陰陽冊」の禁術を使ったが容炫は悪化して手を滑らせて夫人を殺してしまい正気を失ったのです。
魔道に落ちてしまった容炫を天下の英雄たちが集結し討伐しました。
しかし目的は武庫の鍵であり容炫を討伐しても手に入らなかったので神医谷を襲撃し脅しにかかりました。
神医谷の甄夫妻は自ら道を踏み外し谷主に武芸を廃され破門されたと伝わっていたが如玉ほど高潔な者はいなかったと龍雀は言います。
龍淵閣が武庫を開けられるという噂は甄夫妻が狙われないようにするために龍雀が流したのです。
第20話・天意
如玉の妻が手負いの夫と幼子を連れて姿を消し行方知れずとなってしまったと龍雀は嘆きます。
温客行が正体を名乗らないので周子舒は「師匠(秦懷章)が甄夫妻の姿を変えて痕跡を消しました。二人の息子を弟子に迎え私の師弟としました」と教えます。
張成嶺が張玉森の息子で秦懷章の孫弟子だと知った龍雀は喜び自分の衣鉢を継いでくれと託します。そしてようやく解脱できると息を引き取りました。
顧湘の看病を受け体調が戻った曹蔚寧は英雄大会の出来事を聞き清風剣派に帰ることを告げます。
一緒に行かないかと誘うが顧湘が素直になれず断られたので「門派の苦難は見過ごせないが必ず戻ってくる、どこにいても会いに行く」と告げます。
顧湘は喜喪鬼の看病をする艶鬼を訪ね何で于丘烽なんかと一緒にいるんだと聞くと今は隠れ家が必要と言われます。今までは喜喪鬼の武芸と谷主の庇護で無事でいられたが十大悪鬼は互いに命を狙い勢力を争っているので警戒しているのです
五湖盟主となった趙敬は会議を開き、桃紅と緑柳に拉致された高小怜(高崇の娘)と周子舒たちと共に姿を消した張成嶺の行方を捜しててほしいとお願いします。
周子舒たちは英雄大会での嘘は誰の指示だったんだと龍孝を問い詰めるが彼は自ら崖下に転落し薬人たちの餌食となりました。
周子舒は四季山荘を再興させ張成嶺を育てようと誘うが鬼谷主でもある温客行は・・・