作品情報・キャスト
時は 2020年、秦放は曾祖母の恩人を探すため恋人の安蔓を連れて達那を訪れていたが謎の男たちに連れ去られ秦放は深い谷底に落とされてしまう。
秦放は司籐と名乗る女性に助けられるが彼女は100年前、地球外物質によって植物が変異し生まれた生命体「苅族」であり秦放の体から流れる血液によって目覚めた者だった。秦放は助かったものの司籐のそばを離れると死んでしまう体になってしまう。
心優しい秦放は安蔓を捜すために人間を信じられない司籐に従い奇妙な関係となる。
全29話で紹介
ネタバレあらすじ/半妖の司籐姫
第5話・一網打尽
王乾坤と顔福瑞を使いに出してから9日目、司籐は「力が衰えているのを知られたら困るから懸門一派が来たら余計な話はしないで」と秦放に伝えます。
男二人に誘拐されていた安蔓は自分のパトロンだった陶磁器職人・趙江龍の行方を追っていたが発見する事はできず「捜している物は体内にあるのでは」と二人に告げます。
秦放と会社を共同経営する親友の単志剛は安蔓の素性を調べていると趙江龍が数年前に事業で失敗し愛人たちが金と共に逃走した事を知るがその愛人の一人が安蔓で本名・安小婷(アン・シャオティン)だと分かります。
懸師たちは王乾坤にかかった籐殺の技を解くために儀式を行なうと王乾坤の体から籐の芽が出てくるが、それと同時に籐殺を仕掛けられ毒に苦しみます。
顔福瑞は「9日経っても解けなかったら会いに来いと言っていた」と告げると最初から司籐の策だったのではと白金(烏衣巷の白家)は気付きます。
殺さなかったという事は何が目的があるのではないかと電話を受けた司籐は「顔福瑞に望みは伝えたのに忘れたのかしら」と言い食事に招待します。
顔福瑞は師匠の丘山が司籐を作り上げたと知り動揺します。むかしから懸門の弟子たちは厳しく育てられたが丘山は気高く実力もありながら身分の低さで出世できず恨みから邪念を抱き司籐を人の姿に変異させ殺し屋に育てたのです。
そして司籐を使って苅族に内乱を起こさせ、司籐を成敗して争いを収める芝居を打っていたのです。
第6話・真の狙い
単志剛は安蔓を発見し秦放に無事のようだと報告します。彼女と目が合ったので電話を切ると秦放が生きていると知った安蔓は泣きながら安堵していたが「親友を騙したことは許せない」と告げ去ります。
司籐は懸師たちを食事に招待し過去のことは水に流すと告げます。
「私以外に生存する苅族の噂を聞いたり姿を見たことはないか?3日以内に連れてきて」
司籐は秦放が隠しカメラをセットしてくれたので席を外し懸師たちの話しを聞くが「己が動くとき誰かも動く、私は自分を見ている敵を把握している」と告げます。
秦放は化粧台に隠しカメラがある事に気付き部屋を飛び出すと逃げていく者を目にし走って捕まえます。しかし陳宛(チェン・ワン)だったので生きていたのかと驚くと彼女は逃げていくが部屋に戻ると「どうせ沈銀灯でしょう」と司籐に言われます。
秦放は司籐に戸籍がないので公安局に連れて行き計画出産の時代に生まれたことにして申請します。
装身具を外して、化粧を落として、耳をしっかり出して、と命じられ頭に来る司籐だが「忍」の木牌を握りしめながら耐え何とか身分証の写真を撮り終えます。
第7話・そっくりな顔立ち
懸剣洞の門下である沈銀灯は沈家が代々住んでいる雲渓寨に司籐を連れて行けば条件が有利で機先を制せると懸師たちに告げます。
蒼鴻会長から「雲渓寨の近くらしい」と伝言を授った秦放は司籐に告げると「高名な方の言葉は信じるべきだが髪の毛1本でも証拠を見せてくれないとうのみにできない」と言われます。
沈銀灯を見掛けた秦放は亡くなった初恋の人にそっくりだったので追いかけます。
司籐は「同類を探すと懸門が約束した以上、みんなの籐殺を解くべき、そして俺が師匠の罪を償うと約束した以上、星雲閣を恨むな」と顔福瑞に言われます。
秦放と沈銀灯がいるのを見て声をかけ「敵でも友でもない微妙な間柄なんだから私の従者を無断で連れ出すのはどうか」と帰らせます。
そして沈銀灯と親しくするなと秦放に注意すると他界した恋人と生き写しのようだと言われ「会ってもいいけど逢引はみえないところでやれ」とおちょくります。
秦放を見て面影が似ていると思った司籐は「先祖に蒼城山へ来た人はいるか」と聞くと代々が禹航の出身で出ていないと言われます。
誰かに頼んで先祖の写真、そして筆跡を調べるため手紙を送ってもらうようお願いします。司籐は確認すると想像は一気に消されました。
証拠を出せと司籐に言われた懸師たちは約300年前に雲渓寨一帯に苅族が出現した資料を見るが沈家が討伐を試みた赤傘が今でもいると沈銀灯は言います。
第8話・写真の人物
顔福瑞は弟子の瓦坊が行方不明になったので防犯カメラを確認するとなぜかノイズが走り映っていませんでした。
子ども急に消えるわけないのでそんな事ができるのは司籐しかいないと思い押しかけるが、そこに証拠を持って沈銀灯がやってきます。
赤傘の血痕が付いた砂らしく司籐は確認すると「分からない」と伝え一旦帰らせます。
司籐は瓦坊がいなくなったホテルに向かおうとすると沈銀灯に会いに行った秦放が財布を忘れたので中身を確認します。
安蔓の写真かと思ったが初恋で亡くなった陳宛だと知ります。
ホテルに到着した司籐から事実を教えられた秦放は何て言えばいいのかと困惑し「瓦坊を助ける方法を考えるから安心しろ」と顔福瑞に告げます。
雲渓寨に到着した司籐は自分の髪の毛を切り沈銀灯に会うときは肌身離さず持っておくよう秦放に告げます。また体調悪い蒼鴻会長に託されてしまった長鳴学斎の門下である王乾坤たちも雲渓寨に到着します。
その頃、秦放の友人・単志剛は趙江龍の住所を突き止めて会いに行くと早くドアに鍵をかけたいらしく部屋の中に押されます。クローゼットの中に押し込められるとドアが破壊され安蔓と二人の男が押しかけてきました。
「九眼天珠(ガーナの骨董品)は誰が持っているんだ」