作品情報・キャスト
チャオ・インズ、チョン・イー共演、中国の五代十国時代を舞台に架空の4つの国を舞台にした中国大型宮廷ロマンス
盛州・西斉・雍臨の三国が北方で勢力を争う梁の末期。雍臨の郡主・賀蘭茗玉は盛州の第九王子・蕭承煦と運命的に出会い恋に落ちる。一方、蕭承煦に王位を継がせるという盛州王の遺言をもみ消して卑劣な手段で王になったのは第三王子・蕭承睿。
賀蘭茗玉は結婚の約束をしていたが戦死の知らせが届き、陰謀で殺されたと訴える第十王子・蕭承軒を死罪から救うため国王の側室となり復讐を誓うが戦死したはずの恋人が帰還する。
一人の女性の波乱の生涯を描いた切なくも美しい物語
全61話で紹介しています
ネタバレあらすじ/長安・賢后伝
第4話/廃止されたはずの殉葬
蕭承耀(第4王子)と蕭承泰(第5王子)から「王位は蕭承煦(第9王子)に継がせる噂がある」と言われた蕭承睿(第3王子)は沐王妃から聞かされていたので噂ではないと教えます。
これからは蕭承煦を支えるから正式に決まるまで待てと告げるが二人が勝手に蕭承煦と蕭承軒(第10王子)を母親から引き離したと知って驚きます。
蕭承煦も蕭承軒も母親は違えど育ててきたので葬ることは許さんと言い放つと弟を守るのは納得してもらえるが沐妃は消すべきだと訴えられます。
盛州を訪ねていた雍臨の郡主・賀蘭茗玉(雍臨王の孫)は侍女・凌蓁児に王宮を探るよう命じ、もし捕らわれたら自分からの命で芸琪を捜して迷ったと伝えるよう告げます。
蕭承礼(第2王子)は仮病を使って誰とも会わなかったが四大親王が押し掛けてきたことで仕方なく追随するかたちとなります。
慌てた様子で戻ってきた凌蓁児から「王妃を殉葬にせよと遺言が・・・」と知らされ蕭承煦と蕭承軒は監禁を突破し向かいます。
首を吊ろうとしていた沐王妃は息子たちの声を耳にし出て行こうとしたが蕭承耀と蕭承泰に弓矢で絞殺されてしまいます。兵を蹴散らし押し掛けた蕭承煦と蕭承軒は母親の姿を目にし泣き叫びます。
茗玉は殉葬など昔に廃止になったので何かおかしいと口にすると様子を見に行った凌蓁児から「誓いを破ったら悪霊となって必ず仕返しする」と王妃が言い放っていたことを聞かされます。
殉葬なら誓いなどするわけがなく、またご臨終の際に沐王妃しかいなかった事から後継者の擁立に反対する者たちによって殉死させられたのではと疑います。
第5話/野心を隠す者
盛州王が後継者に渡すと断言していた竜佩を受け取った蕭承煦は生前父から言われた言葉を思い出します。蕭承軒から「後継者に兄上を選んでいたのならすべてがつながる。殉葬は陰謀ではないか」と言われるが憶測で口にするなと注意します。
賀蘭茗玉は口止めしていたのに二人から追及を受ける凌蓁児が「殉葬は国王と息子たちのためと言っていたが意味は分からない」と答えてしまったので神様に息子たちの庇護を願っただけかもしれないと告げます。
言葉だけなら証拠にもならないが遺志に従ったのなら父のそばにいるはずであり、また母子が引き離されのもおかしな話だと思う蕭承煦は母親を葬った者を突き止めたら必ず復讐しよう蕭承軒と誓い合います。
謙遜を示すために蕭承睿はわざと何度も推戴を固辞してから王位につきます。蕭啓翰(蕭承睿の長男)は父上の作戦通りだと笑みを浮かべ、賀蘭芸琪は王妃となります。
情にもろい蕭承礼や信用する義姉・芸琪に悩みを打ち明けても手掛かりはつかめず、蕭承軒は絶対に蕭承睿の陰謀だと疑い馬を走らせたので蕭承煦は追いかけて止めます。
「証拠はないのだ。それに今の我々では力はなく復讐などできない。真相を探るべきだ」
国葬を終えた蕭承煦は「母親が殉死するのを見せたくなかったから引き離した。もし知らせたら父上の遺言を守る兄たちと争うだろう、それも阻止したかった」と蕭承睿に言われます。
第6話/嫉妬心
「せっかく二人っきりになったのに何で始末しなかったんだ」
蕭承軒に責められる蕭承煦は「疑念があるなら殺せと短剣を渡されたときに企みがあるのか純粋な気持ちなのか分からなかったからだ」と告げます。
世話になり育ててくれた蕭承睿なので確実な証拠が必要なんだと告げる蕭承煦は姿を消した沐王妃の侍女・素秋が何か知っているのではと思います。
蕭承煦と蕭承軒は宮中の東明院に移り住むことになり王妃となった賀蘭芸琪の世話を受けることになります。
蕭承煦は義姉上の愛情に感謝を伝えるが蕭承軒は監視下に置いて安心でしょうと口にしたので失礼だと注意します。
賀蘭茗玉が芸琪の元で暮らし始めていたので蕭承煦は喜び二人は急速に仲を深めていきます。蕭承煦の幼なじみ・蘇玉盈は茗玉に嫉妬し負けるものかと頑張るが失敗に終わり凌蓁児に笑われます。
~2年後、盛州は山地での梁軍との戦いで初めて勝利し先王の服喪は1年残っているが元宵節の提灯祭りでお祝いします。
第7話/側室候補
西斉への出征を志願した蕭承煦は凱旋後に妻として迎えたいから待っててくれと賀蘭茗玉に伝えます。
蕭承睿(盛州王)は蕭承煦と蕭承軒の志願を喜び「先駆けは狼嘯営と鷹嘯営が務めよ」と許可します。作り上げた震天弓を蕭承煦に授け期待するが、蕭承耀と蕭承泰はこの戦を利用して殺害を企てていました。
盛州が反撃してきたと報告を受けた司徒昆は西斉王から出征を反対されていたので動揺しいつもめそめそしている賀蘭綰音をひっぱたき八つ当たりします。
茗玉は蕭承煦に巾着を贈るため刺繍しながら無事を祈ります。
そのころ、必死に戦う蕭承煦は蕭承耀ひきいる虎嘯営が敵の連弩車を引き入れたと報告を受けすぐに撤退を命じるが西斉軍に道を塞がれていました。
茗玉は国王とともに出迎え久しぶりに雍臨王と兄・克用と再会します。
懐妊した芸琪(王妃)は跡継ぎは多ければ多いほど良いので今の妃嬪に満足せず多くの女子を参内させるべきと告げると国王は茗玉に惹かれているのだと知ります。
芸琪から知らされた雍臨王は願ってもいない慶事だと喜びます。
王妃から話があると言われた茗玉は雍臨王もいることだし蕭承煦のことを話そうとしたが側室候補に選ばれたと言われ驚きます。
「国王のことは尊敬しているが私は蕭承煦と惹かれ合い将来を誓っている」