作品情報・キャスト
チャオ・インズ、チョン・イー共演、中国の五代十国時代を舞台に架空の4つの国を舞台にした中国大型宮廷ロマンス
盛州・西斉・雍臨の三国が北方で勢力を争う梁の末期。雍臨の郡主・賀蘭茗玉は盛州の第九王子・蕭承煦と運命的に出会い恋に落ちる。一方、蕭承煦に王位を継がせるという盛州王の遺言をもみ消して卑劣な手段で王になったのは第三王子・蕭承睿。
賀蘭茗玉は結婚の約束をしていたが戦死の知らせが届き、陰謀で殺されたと訴える第十王子・蕭承軒を死罪から救うため国王の側室となり復讐を誓うが戦死したはずの恋人が帰還する。
一人の女性の波乱の生涯を描いた切なくも美しい物語
全61話で紹介しています
ネタバレあらすじ/長安・賢后伝
第12話/未来のために
薬を飲まず自棄になって酒ばかり飲む蕭承煦(9王子)を目にした蕭承軒(10王子)は賀蘭茗玉(麗妃)に伝えるよう使者に告げます。
茗玉は雨に打たれ風邪で寝込んでいたので凌蓁児は足を運び国王が娶ると決めていたのだと告げます。蕭承軒が軍規違反してまで戻ったのは蕭承煦の戦死を知らせるためであり自害しようとしたので必死に止めたのだと訴えます。
「牢獄された蕭承軒の命を救うため、愛する人を葬った者に復讐するために嫁ぐと決めたのです」
蕭承煦はもう少し早く戻っていればと己を責め茗玉になんてひどい言葉を言い放ってしまったのかと嘆きます。
凌蓁児は賀蘭芸琪(王妃)の許可を得て茗玉を連れて蕭承煦のお見舞いに行きます。
無情な言葉を放って傷付けたことを謝罪する蕭承煦は生き抜いて二人の人生の道が開けることを諦めないと想いを告げます。また蕭承軒に心配かけさせたことを謝罪していると蕭承耀(4王子)の姿を目にし声を掛けます。
「西斉の罠を知りながら私に告げず狼嘯営の将兵を罠にはめたな。助けを求めるために兵を派遣したが無視して傍観した。必ず責任を取らせるから覚悟しておけ」
王子の争いを目にしていた蕭承睿(盛州王)は「貢献していた飼っていた鷹が傲慢になり困っている、どうすべきか」と相談します。
芸琪から話を聞いていた茗玉は蕭承耀のことだと察知し「地位ある悪人を除くには勝手にふるまわせ悪事が度を越し誰も守れなくなったときに堂々と除くべきかと」と述べます。
~1年後、
国境で梁と戦をする盛州は敵将の薛継を前に被害が大きいので蕭承睿は撤兵を決めると蕭承耀と蕭承泰(5王子)から反対されます。蕭承煦は戦は長く続くので一度の勝負に拘るべきではないと撤退に賛成します。
第13話/国境争い
芸琪(王妃)は盛州が戦に敗れて天災にも見舞われたので妃嬪を集め何か対策はないかと聞きます。
最も国王(蕭承睿)の寵愛を受けている麗妃(茗玉)に任せるべきと喬恵妃に進言され国王の食が進む方法を考えるよう託します。
「負け戦から学ぶこともあるでしょう。勝つためにわざと撤退したことを盛州に知らしめないと」
励まされた国王は敵将の薛継が辞官したと知り再び戦の準備を始めます。
寧東の前線に行けと命じられた蕭承耀と蕭承泰は撤退を反対したのに受け入れられなかったことを根にもち今度は出征しろとは何事かと不満を爆発させます。
二人は何かと理由をつけて拒否し自分たちの助けがないと何もできないことを分からせてやろうと企てます。
仮病を使って王命に逆らうとは何事かと激怒する国王は必要不可欠な存在ではない事を分からせるしかないと思います。
期待を背負い出征を決めた蕭承煦は王宮で1年ぶりに茗玉と再会すると「私のことは忘れて前に進むべき」と言われるが気持ちは永遠に消えないと抱きしめます。
茗玉は突き放し「もう引き返せないのだから変わらなくてはいけない、会わないほうがいい」と涙で訴え去ります。
蕭承煦は梁に潜入させていた王勝が戻ってきたので出迎えると皇帝が崩御し新皇帝が誕生したと知るが薛継を呼び戻したと知ります。
自ら20万の大軍を率いて向かうと国王から文を受け取り心を一つにして戦い梁の城を2つ手中にしました。蕭承耀と蕭承泰は撤退するべきと王命に逆らっていなくなるが蕭承煦は戦利品の持ち帰りを言い訳に戦場を離れたいだけでしょうと告げます。
そして戦をするよう仕向けるために夜中に侵入して戦利品をすべて燃やし「倒すべき梁軍は寧城にいる、私と共に戦う気はあるか」と将兵たちに訴えます。
「薛継を生け捕りにするべきだ」と将兵たちが団結してしまい4王子は何も言えなくなってしまうどころか薛継の罠にはまり捕らわれてしまいます。
蕭承耀は厄介だが数千の兵を失うわけにはいかないので蕭承煦は策を練り救出して営に戻ります。国王は皆の前で蕭承煦を大いに称え感謝の意を込めて献杯でもしたらどうかと蕭承耀に告げます。
第14話/陽動作戦
救出された蕭承耀だったが感謝するどころか蕭承煦に殴りかかります。
「裏で謀略を巡らすしか能のない臆病者、私がお前だったら恥ずかしくして自決している」と蕭承煦は言い放つと沐王妃はこの手であの世に送ってやったのだと挑発されぶん殴ります。
薛継がいると勝てないと悟った盛州王・蕭承睿は撤退すると賀蘭茗玉(麗妃)から「皇帝に疑わせることができれば」と言われ陽動作戦を思い付きます。
密書を受け取った蕭承煦は盛州と薛継が内通している文を準備し敵に発見させます。予想通り間者を送ってきたので更に情報を流して逃がしわざと兵を退かせると梁の皇帝は激怒し薛継を処刑しました。
「梁の皇帝ほど愚かではないが王たる者、慈悲深いだけでは務まらない。勝てば王、負ければ賊、天下や権力を得るためには策略を用いて非情なこともする。慈悲の心は王となった今は捨てねばならない」
国王の言葉を聞いた茗玉は蕭承煦が両親を失ったときに竜佩を受け取り奪われたものは取り返すと口にしたことを思い出します。国王の野心と蕭承煦の恨みが衝突する時がくるのではないかと恐れます。
芸琪(王妃)は蘇玉盈の母親違いの妹を蕭啓翰(欄美人の息子)に嫁がせたいと喬恵妃に頼まれ話を進めとくと伝えるが蘇玉盈が蕭承煦に惹かれていると言ってきたため性格が合わないと告げます。
第15話/縁談の説得
喬恵妃が縁談話をもちこもうとしたので芸琪(王妃)は黙れと命じ後宮のことはお任せくださいと国王・蕭承睿に告げます。
しかし国王が去ろうとすると喬恵妃がそれとなく「娘が騒いで蕭承煦に申し訳ない」と口に出したことで蘇玉盈の想いを知られてしまいます。
蕭承煦を重要視したい国王は沐王妃の件があるため蘇玉盈を潜り込ませれば安心できると思います。
芸琪は反対するが国王が賛成しているのでそれ以上口にできなくなってしまいます。
芸琪はそれとなく蘇玉盈を娶ってはどうかと勧めに行くが蕭承煦は妹としか思っていないと固辞します。
王妃から説得を頼まれた茗玉は「好きでもない人を娶らせたら不幸になる。それに私が説得しに行けば余計苦しませるから困らせないでください」と断ります。
服従していない証拠だと蕭承煦に不信感を抱き始めた国王からも説得を頼まれてしまった茗玉は仕方なく蕭承煦を訪ねると信用を得るために愛を捨てることはできないと言われます。
「蕭承耀を倒すためには力をつけなければ、流れに身を任せるしかない。私はすべてを忘れた」
蕭承煦は国王に命じられた麗妃に説得され受け入れることにしました。