作品情報/キャスト
シン・ソンロクとイ・セヨンが共演した韓国ミステリーサスペンス/2020MBC演技大賞で3冠を受賞!
娘が誘拐され妻が身を投じてしまったユジュン建設の理事キム・ソジンは後追いを試みようとすると母親の心臓移植のために必死にアルバイトを掛け持ちするエリから目撃情報が入る。互いに待ちぼうけを受け罵り合うがソジンは自分が彼女の1か月先を生きていることに気付く。失踪した母親を捜すエリも彼が1か月過去を生きていると確信し互いに協力する。
分離した現在と過去の人物が1分間の通話で未来を変え愛する人を守るために奮闘する
全16話で紹介します
ネタバレ感想/カイロス
第11話・原因分析報告書
倒れて病院に運ばれたソンジャは目を覚ますと居場所を付きとめるようテッキュを金で雇っていたユジュン建設の会長がいたので驚きます。
「録音データーはどこにある。金もやったし娘も釈放してやった。約束だろう」
ソンジャは娘に手を出すなとは言ったがデーターを渡すなんて言っていないと頑なに拒否し自分は死ぬことは怖くないと言い放ちます。
エリは病院から連絡をもらい会長と入れ違いになって駆け付け母親と再会し抱きしめ合います。家に連れて帰り自分に話せない事情とは何なのかと訴えるが何で誘拐未遂事件など起こしたのかと責められます。
「このさきずっと一緒にいたかったら何も聞かないで」
パク刑事は事故死した母子二人からもソジンが飲んでいた精神薬が検出されたのでソジンが一家心中をはかったのではと疑います。
防犯カメラがない場所で車載カメラも故障しておりブレーキの痕跡も見られないので疑いは深まります。
病院で目覚めるソジンは看護師に握らされたメモに西門の駐車場に来てと書かれていたので点滴を引っこ抜き向かいます。
見張りの刑事を振り切り駐車場に到着するとドギュンが車で待機していたので乗り込みます。ドギュンはヒョンチェを生き返らせるためには一か月前のエリと連絡ができるソジンの協力が必要だと思ったのです。
ソジンは事故の後遺症で混乱していたので「奥様を生き返らせることができる。一か月先のエリに電話し事故をくいとめるよう言ってください」とお願いします。
ソジンは都市開発を反対する者のリストをテジョンタウン被害者団体事務長からもらい誠実に向き合うために話を聞きに回ります。またドギュンの方は話を聞きまわりながらジンホの代わりとなる者を探していました。
19年前ユジュンは小さい会社でパニョンは国内で10本の指に入る会社でした。ユジンとパニョンの偽装共同請負の合意書を摘発して検察に告発すると罰せられたのはパニョンだけでした。
会長は事故が起こる前に自主申告してパニョンを裏切っており便法を講じて大手に張り付き事故で潰れたパニョンの株を安置で買い今のユジュン建設になったのです。
帰宅すると小包が届いておりテジョンタウン崩壊事故原因分析報告書が入っていました。これは父親が調べた資料でソンジャに渡され、ソンジャからジンホに託されていたものでした。
エリはテジョンタウン被害者団体事務所を訪ね母親はユソク(ソジンの父親)を知らないようだと何気なく伝えるとそんなはずはないと言われます。
当時ユソクは崩壊した原因を調べて遺族に知らせて回っており亡くなる前日に訪ねていたはずと言われ驚きます。
帰宅途中の10時33分、ソジンから電話があり無事だったのかと安堵します。ソジンはトラックで突っ込んできたテッキュが歩み寄ってきて3人に薬物の注射を打ったことを思い出し激怒するが殺して逮捕されたら救えなくなるとドギュンに説得され電話をかけてきたのです。
ソジンはテッキュを呼び出せとドギュンに命じ車で急行しそのまま跳ね飛ばします。首を絞めて殺しに抱えるが会長に命じられたんだと言われ驚きます。
「会長が捜している物はソンジャが持っているのに情報を仕入れたヒョンチェは自分が持っていると会長に嘘をついた」
実は62時間前の10時33分、ソジンはエリに電話をかけドギュンが知っていること、そしてテッキュの居場所を突き止めるためにドギュンの前では何も覚えていないフリをすることを伝えていました。
ソジンはどうやらソンジャが何か持っているようだと把握し会いに行くがエリの死体が運ばれるのを目にし・・・
第12話・亡くなった娘と会話
ソジンはソンジャを訪ねるはずがエリの死体を見ることになってしまい愕然とします。
心臓病で入院していたソンジャは刑事から娘が変死体で発見されたと言われスジョンに支えられながら確認し泣き崩れます。
10時33分、母親がユジュン建設会長に追われていたとエリから電話を受けるソジンは現在のエリがどうなるのかを伝えるが必ず阻止するために調査を急ぐと告げます。
エリは「一か月後に自分は死ぬ。会長に追われているのはなぜなのか話して」と訴えるが母親が何も話してくれないので「一か月後に同じ質問をする人が現れるから話して」と伝えます。
そしてテジョンタウン被害者団体事務所を訪ね崩壊事故の原因を知っているのではないかと聞くとパニョン建設側が地面の陥没に気付かず強行したと報道されたがユジュンも知っていたはずだと言われます。
ソジンは補強設計が実施されていないのに建て崩壊するのを知って工事を強行したのではと疑います。補強費用と工事期間を懸念していた可能性があるがまだ確実な証拠はありませんでした。
会長に呼ばれ訪ねていくと話をまったく聞いてくれなかったパク警視(当時の担当捜査官)とすれ違います。事故原因の分析書を匿名で受け取り見過ごせない内容なので調査していると告げると手を引けと言われます。
帰宅するとダビンが足を怪我していたので「留守番させてどこにいるんだ」と妻を叱咤し病院に連れて行きます。パパとママが喧嘩するから我慢していたと言われ「ダビンのせいではないと言いたかったはず」とエリに言われたことを思い出します。
ソジンは喧嘩するのはダビンのせいじゃないと娘の手を握り悪いのは自分だと言います。父の死について調べ残されていた指紋の照合をお願いするとパク警視のものと分かります。
ゴヌクから連絡を受けたソジンは警察に追われていて身動き取れないが必ず助けると伝えます。10時33分、エリから「1か月後に父親の友人の息子が訪ねてくるから話してと母親に伝えた」と言われゴヌクの協力のもとソンジャがいる病室を訪ねます。
一か月前の娘と会話していることを伝え助けることが出来るから会長のことを話してほしいとお願いします。信用してもらうために10時33分の1分だけ時間が欲しいと伝え一か月前の娘と会話させます。
二人でジンホを訪ねるが荒らされていたので遅かったかと思うがソジンは新たな記憶が生まれ頭痛を起こすと一か月前に書類を受け取った自分が逃げるよう伝えていたことを思い出します。
第13話・自分と会話
エリは父親の遺品である時計を治すと10時33分を示しており、現在のソジンが訪ねてきました。
時計を目にしたソジンは驚き19年前に生き埋めになっている間ずっとテギル(エリの父親)と一緒で助けられたことを伝えます。時計を渡したのはソジンでありその時に二人は会っていました。
エリはスマホをソジンに渡し一か月先のソジンと会話させます。「妻と子だけでなくエリも殺され犯人はテッキュだが黒幕がいる」と一か月先の自分から知らされたソジンは未来の自分から聞かされた話をすべてエリから教えてもらいます。
ソンジャに隠れ家を用意して警察から逃げるソジンはゴヌクに間に入ってもらいます。「例のものを暴露しますか」とジンホから連絡を受けたソンジャは返してほしいとお願いし、ソジンはその事をゴヌクから教えられます。
はやくヒョンチェを生き返らせたいドギュンはソジンと連絡がつかないのでソンジャが関わっているはずと思います。ソンジャが信頼するのはゴヌクかスジョンだと思い、スジョンを尾行するとホテルに到着しソジンが入っていくのを目にし警察に通報します。
ソジンは訪ねていくが部屋に誰もいなかったので屋上に駆け付けると何者かに突き落とされそうになっていたので掴みかかります、暴行を受けやられてしまうが警察がやってくるのを目にした男は逃げていきます。ソジンは駆け付けた警察に殺人容疑で逮捕されてしまうが早くソンジャを病院に連れていくようお願いしました。
1か月前のエリは「会長が欲しがるものは自分が持っている。渡すから母親に関わるな」とテッキュに電話します。
「不正の証拠を取りに行く」のメールを最後に一か月先のソジンと連絡が取れなくなったのでエリは不安になります。現在のソジンとゴヌクと共に予行練習をしテッキュと待ち合わせるが会わせたい人がいると車に乗せられます。
ゴヌクはバイクで追跡しソジンはパク刑事にゴヌクから送られた映像を渡し彼女が危険だと訴えます。
パク刑事らと一緒に追跡するとテッキュに返り討ちにされたゴヌクが倒れており救急車を呼びます。ソジンは自分が事故に遭った場所が防犯カメラがない場所だと思い出しパク刑事に心当たりがあると告げ急行します。
拉致及び殺人未遂でテッキュは逮捕され注射を打たれていたエリは急いで病院に運ばれ助かります。
テッキュが逮捕されたことでヒョンチェとダビンが復活します。逮捕されたはずのソジンは自宅で目覚めダビンと再会して涙を流し抱きしめます。
ドギュンと抱き合う妻の光景が一瞬よみがえるが生きているなら良いと思い妻も抱きしめます。
ヒョンチェは自宅にドギュンがやってきて抱きしめてくるので驚き慌てて帰らせるが二人から「生きていて良かった」と言われ困惑します。
ソジンは未来が変わったことに喜びゴヌクに電話するがエリが生き返っていないと言われ動揺します。