作品情報・キャスト
現代の記憶を持ったまま戦乱の世に転生した青年が出生の秘密と母の死の真相を追い求めていく歴史エンターテインメント
大学生の張慶は難病に侵された青年が現代の記憶を持ったまま乱世に転生する物語「慶余年」を書き上げる。皇位継承を巡って争い陰謀が渦巻く南慶国、高官の隠し子として生まれる笵閑は武術や毒の知識などを叩きこまれ育つ。殺害された母親の商売・内庫が皇室に管理されていると聞かされ上京を決意すると内庫を管理している長公主の娘・林婉児と結婚し権利を取り戻せと命じられる。
破談を画策するが宮中の権力闘争に巻き込まれ数々の謎の核心に迫っていく。
「驪妃(りひ)」でヒロインを演じたリー・チン、そして「如懿伝」で強烈なキャラを演じたシン・ジーレイが出演しているので楽しみ。
全46話で紹介します。
ネタバレ感想/慶余年
第9話/裁き
滕梓荊の妻子は匿われていて無事だったが范閑は仲良くもないのに何で王啓年がそこまでしたのかと気にします。
妓楼に戻る范閑は襖の開きがわずかに閉じていた事、そして妓生・司理理の髪毛の位置を目にし「起きていたようだな」と声を掛けます。范閑が夜中に出て行くのを目にしていた世子(靖王)は「郭保坤を殴りに行ったようだ」と2皇子から教えられます。
郭保坤に訴えられた范閑は堂々と裁きが行われる京都府に向かいます。縁談を破棄して内庫の権限を守りたい長公主は罪が確定させれば慶帝も破談にするはずだから行くべきと皇太子を向かわせます。
下人は薬で眠らされ袋をかぶされて暴行を受けたのに何で犯人が自分だと言い切れるのか、わざわざ名乗るぐらいなら袋なんぞ被らせないのでこれは罠だと訴えます。
司理理と世子の証言によりアリバイが成立し裁きは終わろうとしたがそこに皇太子がやってきます。身分の低いものは証言にならないと言い始めると皇太子の顔色をうかがう府尹が拷問を命じたので范閑は止めます。
罪を認めるなら拷問を取り消してやると皇太子に言われると「無実の罪を認めているではないか」と2皇子が現れ「皇太子の威厳を拝みに来た」と言います。
皇太子が滕梓荊を捕らえていたので范閑は驚くが陛下から「滕梓荊の件は鑑査院の手引きであり君主を欺いてはならない。裁きは京都府に任せ皇族の子弟は句を出すな」と勅命が届きます。
第10話/悪評
皇太子を呼び止める范閑は「私は澹州で命を狙われたが事情をご存じですか」と顔を覗き込む仕草で訴えます。
なぜか滕梓荊は鑑査院の手引きということで慶帝に助けられ隠れて暮らす必要がなくなります。
そのころ、林婉児から郭保坤の書生を訪ねるよう頼まれた葉霊児はそんな者は存在しないと知るが裁きを受ける范閑が妓楼で遊んでいたことが明らかになり無罪になったと聞かされます。
長公主は范閑の評判がよくないので皇室の恥になると皇太后に進言するが下がれと命じられてしまいます。林婉児が破談にしたがっているのは意中の人でもいるのかと思い探りを入れると書生だと知らされ驚くが念のため身分を調べるよう命じます。
范閑は屋敷に戻ると皆がいる前でよく皇太子に暗殺の件を聞けたもんだと范閑に言われます。郭保坤を殴って行動を漏らし証言まで準備し自分を横暴だと知らしめたのは破談にするためだと告げると叱責されます。
都を離れたはずの滕梓荊が「おまえの護衛として雇われてやる」と戻ってきます。范閑はこれだけ悪評を広めたのに現状維持のままなのでどうやったら破談にできるのかと困惑します。
こうなったら先に娶ってやると范若若と范思轍を連れて世子の屋敷を訪ねるが侍女を全員紹介してもらっても「鶏肉の君/林婉児」はいませんでした。
第11話/縁談相手は想人
「鶏肉の君」が見つからず焦る范閑は林婉児が肺を患っていると知り婚約を破談させるために医者に扮して屋敷を訪ねます。
長公主は范若若が名医を連れてきたと報告を受け「おそらくその名医は范閑だろう」と皇太子に告げます。探っていた結果、二人とも縁談を嫌がっていたので会わせて二人が猛反発すれば慶帝も考え直すと思い許可を出します。
通された范閑は林婉児の兄に邪魔されるが毒を盛ってすぐに治療して名医だと信じ込ませます。そして林婉児の脈をはかるが声を聞いてまさかと思い「慶廟の偏殿、香案の下の鶏肉が必要だ」と初めて会った場所を指摘すると彼女はゆっくり顔を出してきました。
范思轍は滕梓荊と一緒に范閑が出てくるのを待っていると美女・葉霊児を目にし声をかけるが南慶戸部侍郎の息子だと告げると蹴っ飛ばされます。
范閑は最初から縁談の相手は想人だったのかと内心喜びそれとなく夜に会いに来ることを告げるが「名医には感謝するが妹には想人がいるから嫁がせられない」と范若若が言われていたのを耳にし驚きます。
范閑は屋敷に戻ると「父上(范建)が陛下に縁談の手会を求めてくれるらしい、だから鶏肉の君と娶れる」と二夫人から言われ慌てて受けようと思うと口にします。すると喜んでくれると思っていた范建はどうゆうことだと怒りだします。
范閑は鶏肉をもって侵入すると葉霊児に見つかってしまいます。決闘するが郡主と名医が本当に逢引すると知った葉霊児は身分を乗り越えての愛は素敵だと言い、さらに范閑の武術の腕前に感心します。
范閑は自分は名医でも書生でもなく相手がだれか分からずわざと悪評を広めていた范閑だと告げると詩会で披露した詩を書けと言われます。汚い字である筆跡が同じだったことで信用されます。
第12話/相思相愛
范閑と林婉児は互いに想いを寄せあっていた事を確認します。
林婉児が肺病を気にしていたので范閑は養成すれば完治するから大丈夫だと告げ物語を語って聞かせます。
翌日、葉霊児が范家に乗り込んで力ずくで縁談をぶち壊してやると意気込んでいたので林婉児は名医が范閑だと教えます。
そして長公主を訪ねると「縁談は白紙になるから大丈夫、2皇子もなぜか反対しているしあなたも望んでいないでしょう」と言われ、勅命だし急ぐことないと告げます。
第13話/友の死
范閑は滕梓荊が御者を務める馬車で2皇子に会うために妓楼に向かっていたが北斉の猛者・程巨樹と二人の女武士に襲撃されます。
妓楼で范閑を待っていた2皇子は司理理から手渡された茶器に亀裂が入ったので不吉な予感を抱きます。
范閑と滕梓荊は激闘を広げ何とか倒すものの力を使い果たしてしまいます。駆け付けた王啓年に介抱される范閑だったが妻子のために生きると約束していた滕梓荊が命を落としていました。
まだ息がある程巨樹を殺そうとするが鑑査院が取り調べ黒幕を吐かせると止められます。妓楼で報告を受けた2皇子は自分が刺客を送ったと疑われるのではと思うが司理理が顔色一つ変えなかったので知っていたのではと疑います。
妻子を連れて都を離れる予定だったのに自分のために護衛として戻ってきた滕梓荊が命を落としてしまい、悲しみに暮れる范閑は林婉児に慰めらえます。
慶帝は厳しく皇太子と2皇子を取り調べたあと鑑査院が程巨樹を解放すると知り范閑に教えるよう命じます。国境の軍事の情報と取引して解放すると知った范閑は鑑査院に押し掛け国法はどこへいったのか、命を何だと思っているのかと怒りをぶつけます。