作品情報・キャスト
地元に戻ったウォレス保安官は旧友であるケンに捜索願が出されたと知り捜査に乗り出す。
弾薬の密輸に関わっていたケンは身の危険を察し殺害して大金を持ち逃げしておりメキシコのカルテルが雇った殺し屋に狙われていた。
ネタバレあらすじ/エッジ・オブ・バイオレンス
2004年アメリカの密輸業者から大量の銃を買ったメキシコのカルテルは10年後弾薬不足に悩みました。現在、市販の弾丸が大量にメキシコに密輸され国境付近の町の安全と市民を驚かしています。
アリゾナ州ロスレイエス郡。自動車修理工場を営むケンは部品の中に弾薬を隠し密輸に関わっていました。
取り分をくれと伝えると遅刻ばかりする従兄弟クライブを待てと言われるが彼はキルボート保安官に来る途中に撃たれ死んでいました。取り分を渡されないケンは危険を察知し滅多刺しにして大金を持ち逃げしました。
保安官となり地元に戻ってきたウォレスはアル中のキルボート保安官の家を訪ね供述を取ります。
「しょうもない奴だから俺が手を汚して始末するしかなかった」
立件する予定だと伝え車に戻ると旧友であるケンに捜索願が出されたと無線で連絡を受けます。
キャリオン・ロードで車が炎上しているのが発見され捜査を開始するとディアスが営む中古車センターから盗まれた車だと分かります。
ケンに盗まれたとディアスから聞かされたウォレスは住所が書かれたメモを自動車修理工場で発見し向かうと全身火傷したケンが氷水に浸かっていました。
「大金を奪って姿をくらますつもりだった」
メキシコのカルテルが雇った殺し屋がやってくると無線で伝えるために車に戻るが人影を見て銃を手にします。
辺りを気にしながらゆっくり近付いていくとケンが始末されておりウォレスも襲われ右手首を斬り落とされてしまいます。
なんとか隙を見てその場を去り激痛に耐えながらキルボートの家まで逃げ切りました。
ディアスの中古車センターは何年も売り上げがないのにCMに出る資金はどこから発生しているのか疑問を持ったキルボート保安官は訪ねに行くと撃たれてしまいます…が防弾チョッキを着ているので無事です。
町から人がどんどん消えていく事に元恋人マーラは嘆きます。ウォレスはケンの十字架をたてるマーラに同行し「君も同じ目に遭うから町を出た方がよい。キルボートが正しかった」と伝えます。
ウォレスは事務所に戻ると「ディアスがカルテルに追われている。ケンを使い弾丸を密輸していたんだろう」とキルボートが言いました。
ウォレスとキルボートはディアスの隠れ家に行き捕まえようとしたが彼はライフルを乱射しながらリリーが運転する車に乗り込み逃走しました。
ウォレスは先回りして撃つと車は単独事故を起こします。キルボートが病院に運び手錠で拘束すると「処刑リストがある。地獄まで追われる」とディアスは言いました。
ディアスはリストから名前を消してもらうために土地以外の資産をすべて譲り渡していたがまだ足りないと言いました。
病院に運ばれたリリーは「マーラから貰ったロザリオが欲しい」と言います。ウォレスはマーラにそばに付いているよう伝えロザリオを取りに行くが便座が上がっていたので男が来たのだと分かります。マーラとケンが一緒に映る写真や銃が隠されているのを発見した時誰かが入ってきたので咄嗟にクローゼットの中に隠れます。
すると右手首を斬り落とした男が保安官の制服を着てやってきて新聞紙にディアスとマーラの名前を書きました。
リリーが写真を撮り情報を流して居場所も教えていたのだと分かりウォレスは病院に行って手錠を使いリリーを拘束しました。
結末
ディアスはケンが持ち逃げした大金はマーラの物だと伝え彼女に拘束を解いてもらいます。
(マーラが手錠をどうやって外したのか?)
十字架の下を掘れと言われたマーラは必死で掘り起こすと金が出てきたが「3分の1しかない」とディアスは怒りをあらわにします。
マーラはケンが買おうとしていた土地を知っているため向かうとディアスはこの場所にも埋められていると気付きます。
掘れと命じられたマーラは頭にきてハンマーをディアスの足に振り落とし金が入ったバッグを持って逃げます。
ウォレスはリリーを迎えに来た人に抵抗しないで十字架がたつキャリオン・ロードに来るよう伝えてくれと医師に頼んでいました。
車で体当たりし出てきた殺し屋にライフルを向けます。
キルボートがやってきて「お前は背負うな。町から離れられなくなる。俺に銃をよこせ」と言われるがウォレスは御構い無しに何発も撃ち込みました。
「大丈夫だ、心配ない。町を去れ」とキルボートはウォレスの手から銃を取ります。
ウォレスはキャリオン・ロードを呆然とひたすら歩いていると車でマーラがやってきました。
ウォレスとマーラは2人で町を出ます。ケンが持ち逃げした自分の取り分を見つけ姿を消していたディアスはキルボートに発見され射殺されました。