作品情報/キャスト
農民軍として立ち上がった兄と討伐軍として銃を手にした弟の過酷な運命を描く韓国時代劇
汚職役人の長男イガンは庶子として蔑まれ父親の汚れ仕事を手伝い、腹違いの弟で嫡子のイヒョンは日本留学帰りのエリートだが父親の悪行に心を痛める。日易商人のジャインは商売のためにイガンたちの村を訪れるが東学教徒が結成した反乱軍による民乱が勃発。国を変えたいと同じ信念を持つ兄弟だがイガンは反乱軍となりイヒョンは討伐隊に徴兵され闇へと落ちて行く。敵として再会すると、やがて日清戦争が勃発し・・・
全24話(48話分)で紹介します。
ネタバレ感想/緑豆の花
第6話
緑豆将軍ボンジュンの兵力はすさまじい勢いで増していき全羅道、全州の古阜、茂長、白山の民が立ち上がり訓練を受けていました。
イガンは右手を負傷しているために常に後れを取り使いものにならないと声が上がるがボンジュンは彼を庇います。
監営軍の主力部隊が古阜に到着しジャインは反乱軍の兵士は一万を超え古阜郡の北側にある道橋山に退却、火縄銃を持つ者もいるが大部分が竹槍だと報告します。
すると毎日酒と肉を献上しろと命じられ、東匪から米をもらった民たちが監営兵に痛ぶられるなかどうやって酒や肉を手に入れるんだと困惑します。
ジャインはペク家を訪ねるがすべて持っていかれて倉がすっからかんだと言われます。ジャインと入れ違いでペク家を訪ねるミョンシムはイヒョンの安否を気にすると立派な式を挙げるから心配するなと言われ引きさがります。
本隊と合流するために向かう鄕兵として徴兵されたイヒョンだったが前日飲んだ井戸水のせいで途中で倒れてしまいます。
ちょうど居合わせたジャインと再び出会い看病を受けると「衣の下に着てくれればお嬢様も共に戦える」とミョンシム手作りの衣を渡されます。
イヒョンは脱獄兵を斬れと刀を渡され躊躇していると軍令だと強いられ命を奪ってしまいます。郡守から戦争が終わったら吏房になる気はないかと誘われ科挙を受けるからと断ると校生案で見た事があったと言われます。
イガンは銃を使えないので素手で戦えるよう訓練していると各地から来た義兵が待ち伏せされ負傷した状態でやってきました。
行商人に扮して別動隊として移動するイガンたちは偽物だと見破られそうになるがドッキがいたので話しかけ切り抜けます。ボンジュンは黄土峴に向かう監営軍に奇襲をかけ大打撃を与えると援軍がきたとの知らせを受け退却を命じます。
イヒョンとジャインはイガンがいなかった事に安堵するが、イヒョンがホンの姿を捕らえ短剣を手に近付きます。民乱が始まった時に校生案が燃えたのに民乱後に赴任した郡守がどうやって見たのかと詰め寄るとソクジュに脅されたんだと言われます。
第7話
黄土峴の監営軍駐屯地でイガンがいる別動隊が夜襲をかけ東学軍と監営軍の激戦が繰り広げられます。
イガンはジャインと偶然出会うがすぐに引き離されてしまいイヒョンはそっと現場を離れます。
そのころ全州旅館で食事をとっていたドッキは都接長から監営軍が大敗したと知らされジャインは無事なのかと動揺します。
ボンジュンとイガンは勝利したものの多くの死体が転がっているのを目にし複雑な心境に陥ります。意識が戻ったジャインは東学軍に捕まり二人の男に乱暴されそうになったので隠し持っていた銃で撃ち殺すがポドゥリに捕まります。
イガンは小屋に入るとジャインがいたので驚き拘束を解こうとするがこいつの父親は全州都接だと言われ騙されるなと同志から言われます。
生きて戻ったイヒョンはミョンシムから喜ばれるが婚礼の日を延期しようとするソクジュを見てホンが言っていた事は事実で裏切られたのは間違いないと確信します。
ペク家に戻ると東学軍が勝利したことで民から引きずりだされ暴力を振るわれていました。銃を上空に向けて発砲し気晴らしが済んだら帰れと言い放ち家族を助けます。
中央軍が全羅道に入った情報が入り敵の到着が早すぎたのでボンジュンたちは会議を開きます。中央軍は一千の兵だったが全員が銃を所持し大砲や回旋砲まであるのでボンジュンはジャインを担保にして都接から大量の綿を入手し彼女を開放します。
イヒョンはファン家に向かおうとするとイガンがいたので驚きます。古阜では殺人者として追われているので危険だと告げるが結納を持っていくと約束をしただろうと言われ函を持ってくれます。
明日が婚礼だからと尋ねると延期すると言ったはずとソクジュに言われ従うとは言っていないと告げます。そしてホンの身分証を差し出し彼を脅して何を言ったかは伏せとくので函を受け取れと告げます。
開き直ったソクジュから結婚は破談にすると言われ、ミョンシムが困惑するなか、イヒョンはされたことは必ず返すと言い放つと両班たちに暴力を振るわれ外にほっぽりだされます。
両班は自分らが痛めつけるからとイガンに言われるがイヒョンは東匪が国に勝てるわけないと告げます。ペク家を一緒に再興させようとつげ兄と一緒にいたポドゥリとポンゲを睡眠薬で眠らせ密告します。
第8話
イヒョンは東学軍のポドゥリとポンゲに睡眠薬を飲ませて密告しペク家を再興しようとイガンを誘います。
しかし今のイガンにとっては義兵が家族であり乗り込んできた役人と戦い殺されそうになったので発砲して兄を助け口封じのために逃げようとした役人を射殺します。
ペク家に兄はいないと絶縁を言い渡し、2人を連れて出て行くイガンを見送ります。
全州に帰ろうとしていたジャインとドッキは漢陽から送られた官軍に捕らえられてしまうが、かつての部下イ・ギュテに助けられます。
招討使としてやってきたホン・ゲフンとも再会すると兵乱が起きたときに鎮圧もせず辞職したが今でも正しいと思っているのかと責められます。
イ・ギュテに感謝し全州に向かうがホン・ゲフンが速戦即決の考えだと知らされ東匪をあまく見ない方がいいと告げます。
ボンジュンは大量の綿をどうするんだと聞かれ京軍の回旋砲に対抗するための秘密の武器だと告げます。
戻ってきたイガンが弟の人生を台無しにしたソクジュを殺すと言っていたので本物の義兵になってもっと大きなものを殺せと告げます。
取り調べを受けるイヒョンは目を覚ました東匪の仕業だと告げると怪しむソクジュがやってきたので「最高の復讐は許しと言われているが私が知っているのは復讐とより徹底的な復讐だ」と言い放ちます。
イヒョンはポドゥリが持っていた銃で射殺したために弾が違うとして郡守から解放されます。
長城で東学軍とホン・ゲフンの京軍が衝突、回旋砲を出させると用意していた大量の綿を藁で包んだもので突進して使えなくさせ勝利します。
全州に戻ったジャインは父と再会すると京軍が惨敗したと知らされギュテは無事だろうかと心配します。
郷兵は役所に集まれと命じられたイヒョンは安逸房の召集を父ペクに頼み吏房になって郡守の副官となります。
ボンジュンのもとに王の詔が届き解散を強いられるが王の声を聞くためではなく我々の声を王に届けるためにやっているのだと言い放ち斬りつけます。
そのまま全州まで進行するとイガンは母ユウォルと涙の再会を果たしジャインは父親を逃がすようドッキに命じます。
第9話
全州陥落の知らせを聞いたイヒョンは自分が郷兵を率いて向かうから古阜に残るよう郡守に告げ、常日頃から国と朝廷のために命をささげろと仰せになっているのでソクジュを行かせるべきだと本人を目の前に提案します。
ミョンシムが訪ねてきて兄上を許してほしいと言われるが許すには尊敬しすぎていたと告げその場を去ります。
東学軍によって全州の任房(行商人の地域組織)は解散させられます。ユウォルは息子イガンが世話になっているので東学軍にご飯を作るがジャインは故郷であるため複雑な心境になります。
イガンはジャインを元気付けていたが京軍が砲弾による攻撃を仕掛けてきたので急いで東学軍に合流します。イヒョンたちは完山に陣取る京軍に合流するとイヒョンは招討使ホン・ゲフンに射撃の腕を見込まれ京軍として扱われます。
全州をはやく出たいボンジュンは早朝での攻撃命令を下し予想していた京軍と衝突します。
弾除け変わりで先頭に立たされていたソクジュを狙うイヒョンだが脅えていたこと、そしてミョンシムの言葉を思い出し躊躇しているとボンジュンがいたので発砲します。
ボンジュンが撃たれたことで東学軍は撤退し、イヒョンは私に何をなさったか実感したかとソクジュを責めます。
2発の銃弾を受け治療するボンジュンは羅州牧使のミンが挙兵したと急報が届き京軍と合流されたらやっかいだと思います。
鎮圧しに行くギョンソンの代わりにイガンは別動隊長に抜擢され、危険な目に遭うと心配するジャインは父親が金を集めて剣契を集結しボンジュンを狙うと知って困惑します。