作品概要/有翡
チャオ・リーインとワン・イーボーが共演し2020年度時代劇ドラマランキング一位を獲得した中国ロマンス時代劇
南北朝時代、四十八寨の当主の娘・周翡は固い守りを破って侵入した軽功の名手・謝允と出会う。下山する父親と離別を悲しみながらも修練を積んだ周翡はついに下山の機会を得ると宿敵である地煞山荘が勢力を伸ばし民を苦しめていた。正義感が強く最強の破雪刀の継承者である周翡は弁が立ち機転が利く謝允や弱者を守り、悪を打倒するため旅をしならが試練に立ち向かう。困難を乗り越えて成長し愛を育んでいく彼らに待ち受ける感動のラストは必見!!
全51話で紹介
ネタバレ感想/有翡
32話・かすかな希望
呉楚楚は黒い仮面を付けた者は衡山で別れて以来行方が分からなくなった殷沛だと気付いていました。
手練れではなかったのに短期間で玄武主を簡単に倒せるようになっていたのでまるで別人のようだと李晟に話すと一気に頂点へ上り詰めたのなら代償を払ったはずと言われます。
邪道ではなく地道に修練を重ねるのがベストだと知り守られるばかりの人生から脱するために武芸の修練に励みます。
李晟は見知らぬ男が彼女に迫っていたので間に入ると沖霄の払子を持っていたので何でお前が手にしているのかと訴えます。李晟は首を絞められるが止めてと呉楚楚に従った殷沛から預かりものだからお前に渡すと言われます。
李妍と楊瑾は周翡がいなくなってしまったので捜索を始めます。
謝允(蕭川)の秘められた過去を同明大師から聞かされた周翡は透骨青を解毒する方法はないのかと聞きます。
毒術と医術を書き上げた薬王経の作者・呂潤はすでに亡くなっており戦乱で書は焼けてしまったので言われます。しかし毒を毒で制する方法だが10年に1度咲く火蓮なら試す価値があると知り、謝允を託して旅に出ます。
同明大師は謝允が死んだと勘違いして検視を行おうとしている応何従を放り投げます。
李妍と楊瑾は倒れている応何従を発見し担いで客舎に戻ります。
呉楚楚は李晟の姿が見えないので沖霄に会いに行ったはずだと思い捜しに行きます。
李妍は客舎で怪我を追っている者(劉有良)がいたので声をかけると黙って座れと言われるのと同時に地煞山荘の六荘主・童天仰がやってきました。
地煞山荘の五荘主・姑天瑛は10年に1度咲く火蓮を摘みに周翡がやってくるはずと予想します。
33話・火蓮を求めて
李妍は年寄りを虐めるとは恥知らずな奴だと地煞山荘の六荘主・童天仰に言い放ちます。応何従の蛇に主の元へ行くよう合図を送ると楊瑾は李妍が危ないのではと言われ駆け付けます。
応何従が大量の蛇を放つと童天仰は捨て台詞を吐いて逃げて行きます。
李妍たちは怪我を追う劉有良を子供たちが暮らす蘭若寺に連れて行き治療します。前朝の侯堅が死んだと知った劉有良が驚いていたので李妍は今の皇帝は宣帝でしょうと言います。
大都督の黄沈編はどうしたと聞かれ、李妍は伯父上から聞いた通りなら20年前に死んだはずと告げます。李妍が李徵の孫娘だと知った劉有良は自分が海天一色の宝の守り人であることを明かし1枚の地図を見せて裏に書かれた詩を覚えるよう促します。
劉有良は童天仰に地図を渡すが燃えるよう細工しておりしがみついて李妍たちを逃がしました。
周翡は馬を走らせるが七荘主・陸天曠によって寒さに弱い馬を買わされていたので雪山で動かなくなってしまいます。
四象山の朱雀王・木小喬は馬が放置されているのを発見します。雪山で慎独印を持っているだろうと責められる周翡は10年に一度開く火蓮の花を目にし争っている場合ではないのだと告げると陸天曠も姿を現します。
陸天曠は慎独印を渡すなら火蓮の花を譲ると提案してきたので自分から奪ったら二つに分けるのかと木小喬に告げます。
34話・奇妙な友情
李晟を追う呉楚楚は双剣を持つ者を見なかったかと店主に告げると尋ね人を知っていると封無言に声をかけられます。
斉門の迷踪林に案内されるが進み方を知らないと告げると封無言はがっかりして去っていきます。呉楚楚は禁林の中に足を踏み入れると迷ってしまうが木こり職人に扮する殷沛に助けられます。
沖霄の安全を確認するために斉門にやってきた李晟は呉楚楚がやってきたので驚きます。
木こり職人に扮する殷沛は双剣を背負った男を見なかったかと封無言に聞かれます。知り合いなのかと聞くと斉門の術を会得したよそ者は殺さねばと言われたので居場所を教えます。
李晟は沖霄の身に何があったはずだと呉楚楚に告げると封無言が払子を寄越せとやってきます。衛星は呉楚楚を逃がすが老いぼれの沖霄はお前に払子を譲った者に殺されたと聞かされます。
李晟は八掛陣も遁甲術も解けるのは自分だけだから殺せば掌門になれないと訴えると封無言は発狂し斉門の術を真面目に学ばなかったことを後悔します。
李晟は自分も刀法を会得できずに苦労したが斉門の学びは簡単に覚えられたので人には向き不向きがあるから仕方ないと慰めます。そして掌門になれるよう書を渡すが払子の中に水波紋が隠されている事に気付きます。
呉楚楚が目印をつけながら来てしまったため地煞山荘の二荘主・谷天顕が斉門までやってきてしまいます。李晟は呉楚楚を連れて門を閉じ逃げ出すが一手を受けた彼女が負傷していたので客舎に向かいます。
火蓮を求めて雪山に登った周翡は正体不明の海天一色のために殺し合うのは四象山の他の者と一緒だなと告げると木小喬は霍家の物だからこそ慎独印を取り戻したいだけだと言います。
七荘主・陸天曠は雪崩で二人を見失ったが火蓮の花を諦めて帰るわけないと待ち構えます。
話しているうちに奇妙な友情が芽生えた木小喬から火蓮の花を摘むのに協力するから慎独印を渡してほしいと提案され周翡は約束します。
2人は争う演技をし、周翡はそんなに欲しいならと慎独印に見せかけた石を投げ落とし陸天曠がつられて取りに行った際に火蓮の花を摘みます。
35話・宝の秘密
地煞山荘の胡天瑛は師匠から毒術ばかり身に着けた悪徒となじられ大薬谷から脱走し安平軍の統領だった沈天庶と出会いました。
出会った頃の話をすると弱い者を治すのに時を費やすより己を強くすることを選んだ日だと沈天庶に言われ海天一色を探させるのは天下安定のためだから覇者になるはずだと告げます。
周翡が火蓮の花を得たから次は擎雲溝へ朱明草を取りに行くはずと言い、まずは殺して慎独印を取り戻すと告げます。
周翡は海天一色とは何なのかと同明大師に聞くと謝允から話を聞くべきだが急ぐなら父君から聞けと言われます。
周翡は周以棠が海天一色の秘密を知っていると知り安平軍の軍営を訪ね父親と再会し抱き合います。宝刀を贈られた周翡は下山してからの出来事を話すとその刀は呂潤が作ったものだと教えられ、大薬谷を立てた者、斉門を開いた沖霄、兵法を学び朝廷に使えた黄沈編、3人の弟子がいたと知ります。
呂潤は大薬谷の薬王経を書いた人だと同明大師から聞かされたことを思い出します。
周翡は海天一色の秘密は何なのかと本題に入ると今まで何を見てきたかと聞かれ四十八寨の腕輪、山川剣の鞘、呉楚楚の長命鎖、霍家の慎独印だと告げます。
海天一色がつきまとうのはお前ではなく謝允だと言われ、25年前の前朝で反乱が起こり黄沈編は国力を守るために宮中の宝物をすべて運び出し大薬谷の近くに隠した、それが海天一色だと教えられます。
しかし海天一色の中にあるのものを知っている人がこの世にいるとは思えず中身は人々の欲望にすぎないと思うと周以棠は言います。