作品概要/キャスト
ジュノ/2PMとイ・セヨン共演・第22代王イ・サンと女官の切ない愛を描く歴史ロマンス
朝鮮王朝21代国王英祖の孫イ・サンは悲劇的な事件で父を失い宮中で孤独に育ち宮女ドギムに想いを寄せる。数年後、成長したドギムは走っていたところ足を踏み外し世孫を巻き込み池に落ちてしまう。反省文を書くよう命じられ書庫を掃除していると中へ入ってきた世孫を司書と勘違いし無礼な態度で追い返してしまう。怒った世孫は何度も書き直しを命じると次第に距離を縮めていくが勢力争いが激しさを増し命を狙われる
イ・サン(ジュノ)ドギム(イ・セヨン)英祖(イ・ドクファ)ホン・ドンロ(カン・フン)ホン・インハン(チョ・ヒボン)ファワン翁主(ソ・ヒョリム)カン・テホ(オ・デファン)フギョム(クォン・ヒョンビン)など
全17話で紹介
ネタバレ感想/赤い袖先
6話・障子越しの想い
英祖から禁足令を命じられた世孫イ・サンにドギムは書物を読み上げ、同徳会にも参加し「ファワンの養子フギョムの動きを探れ」と世孫の命を伝えます。
ドギムは女人の自分にできることを考え王妃(中殿キム氏)に謁見しお力添えを願うとなぞなぞを出されるが最後に「世孫にとって自分はいかに大事なのか?」と問われます。
「鏡です。王妃様が東宮を大事すればするほど東宮も王妃様を大事します」
英祖の末っ子の立場を利用して無礼を働くファワンが許せない王妃は世孫に手を貸してもいいと告げ、親蚕礼は王妃の日だからファワンを抑えるために王様ですらかばえぬような明らかな名目を見つけろとドギムに命じます。
ドギムはそんなのどうやって見つけるんだと悩むが清国の絹をファワンが買い占めたと同僚のギョンヒから情報を得て王妃に伝えます。
恵嬪が何で自分より上座なんだとファワンが激怒するのを盗み見していたドギムは提調尚宮はファワンよりの人物なんだと知ります。
親蚕礼で王妃は華麗な絹に身を包むファワンが称えられていたので「跪いて許しを請え」と言い放ちます。
従わないので強引に跪かせると無礼な言葉を発してきたので頬をひっぱたきます。英祖に呼ばれた王妃は母親としての務めを果たしたまで、親蚕礼では朝鮮の絹を着けるべきなのに夫人たちに清国の絹を勧めていたと告げます。
母としての務めを今まで忘れていたことが原因だと謝罪すると英祖は叱られて当然だと納得します。
そして愛ゆえの禁足だと理解しているが世孫の大成を願っているなら長すぎるのは逆効果となってしまうと進言すると、英祖は重臣たちに禁足令なんかしておらん、休ませようとしただけだと告げます。
ドギムが王妃からしばらく中宮殿にいるよう命じられたと知るサンは王妃が何の理由もなしに助けるはずないとホン・ドンロに告げます。
王妃の心を動かしたのはドギムではないかと指摘され、信頼していても能力は認めていないと告げると信頼はしていないが能力は認めていると言われます。
ドギムは東宮に戻ろうとすると追い出される少女を目にし助けてやるがホン・ドンロの妹だったので驚きます。
7話・ときめく気持ち
中宮殿から戻ったドギムは浴槽に熱湯を注ぎたそうとしたがバランスを崩してサンに受け止められます。
ドギムは誤解されてしまうと慌てて衣服を着替えるが宮女たちから仕事を押し付けられたと知るソ尚宮が心配でちょうど覗く時でした。
着替え終わったドギムは出て行くがサンの肉体美を見てしまったためにドキドキが止まりません。
サンは侍講院での勉強中にドギムの姿が浮かび集中できず呆然としてしまいます。
護衛武士のカン・テホは宮女たちが焼き栗をして楽しんでいたので世孫様の勉強を邪魔をするとはけしからんと怒ります。しかし、ドギムの姿を目にしたサンは配下の者を庇うのも主の美徳だとして問題ないと告げます。
耳を傾けるとドンロが素敵だと話していたので苛立つが皆から問い詰められたドギムが「世孫様をお慕いしている」と口にしていたので笑みを浮かべ大満足します。
朝議の場で英祖が寝てしまいドンロは起こすが王様の物忘れが酷く重臣たちは困惑します。
内医院の僉正(宮中の医薬を担当する官吏)を味方にするべきとドンロに進言されるサンだが便殿で何かあったのかと困惑し御医を抱き込むなと告げます。
先輩女官ウォレが提調尚宮の姪だと知って驚くドギムだが急に先に戻っててと言われ置き去りにされます。ウォレは尾行されていたのでサンに仕える翊衛司の兵を殺したのがバレたのだろうと察し路地裏に誘い込んで返り討ちにします。
ドギムは目撃者から「あの女の仲間だな」といきなり掴まれると助けられたので感謝するが兄ソン・シクだったため再会を喜びます。
世子が亡くなった日に翊衛司の兵だった父親は逆賊となって殺されたがドギムは朝鮮最高の武官になるのが夢だったんだから必ず実現させて兄を応援します。
提調尚宮に呼ばれたドギムはサンの側室になってほしくて出会えるように書庫に派遣された事を知ります。自分は宮女として生き続けたいのだと告げると意を尊重し無理強いはしないと言われます。
サンから思いもよらない告白を受け取るに足らぬ人生が揺らぐ前に何とかせねばと差し出された果物を拒みます。
サンは前に会話を盗み聞きした内容は聞き間違いなのかと困惑しテホに確認すると東宮の宮女は皆お慕いするのは当然と言われ恋情を抱いていないのだとがっかりします。
しかし最も慈しむ女人の子を殺した英祖のようにはなりたくないと思い、たとえ自分を慕っていなくても同じ場所にいるのだから守ってやれると思います。
8話・あの日の思い出
ドギムが男と会っているのを目にしたサンは兄とは知らずに嫉妬する。
書庫でドギムを待ち構え「お前のすべては私の物だ、私の意によって生も死も決まるんだ」と告げその場を去ります。
ドンロが御医と接触しているのを目にしたテホは世孫から抱き込むなと命じられたはずだと訴えます。
しかし許されると確信するドンロは同徳会に御医を連れていき英祖が認知症であることを伝えます。
提調尚宮に呼ばれたドギムは七百人の宮女たちのために世孫の側室となってほしいと頼まれるが、思悼世子様のようにはならないので計作は無用、ひたすら世孫様を信じれば良いと告げて帰ります。
ドギムは部屋から暎嬪様の遺品である「女範」が発見されたことで王妃のもとに連行されてしまいます。王室のものを盗んだら打ち首なのにどう解釈すればいいのだと責められるドギムは暎嬪が世を去った年に王様から贈られたのだと告げます。
証拠も証人もいないので困惑するとサンが駆け付けてきてくれるが信じがたいと言われてしまいます。認知症である王様が昔のことを覚えているはずないと思い盗んだ証拠もないので打ち首は過当、流刑で十分だと告げます。
ドギムは無実の罪で流刑は納得できないと王妃に訴え王様に謁見したいと願います。王様は覚えていなかったがサンの必死の訴えにより機会を与えられ、ドギムは当時の事を事細かく話します。
すると王様は達筆な宮女になりたいと言っていたから書を与えたのだと思い出します。
なんとか己の命を守ったドギムは暎嬪のもとへ向かった夜一人ではなかったはずとサンに言われ書を渡されます。なんで知っているのかと訪ねようとしたが王妃様から東宮に戻れと命じられたので従います。
そのころ、ドギムが従ってくれないのでしびれを切らした提調尚宮は彼女の師匠であるソ尚宮に手判を押させ、広寒宮への仲間入りを歓迎すると告げます。
翌日、代理聴政の命をお取り下げくださいと重臣たちが座り込みを開始し、既に2度も辞退しているサンは前へ進むべきと進言を受け左議政を罷免させよと命じます。
ファワン翁主から水をぶっかけられた惠嬪は大妃にはなれないが世孫が母のために尽力してくれたと冷静に話し始めます。のちに自分は恵慶宮邸下と呼ばれることになるがサンが王になったらそなたは翁主の爵位を剥奪されチョン氏の妻と呼ばれるだろうと笑います。