作品情報/キャスト
陳情令の監督と半妖の司籐姫の原作者が壮大なスケールで放つ、チャン・イーシャン&グアンホンのW主演のファンタジック・ラブロマンス
神仙、幽族、人間、3つの種族が存在する世界。
明国の都・啓封府の捕吏長・展顔たちは奇妙な事件を捜査する中で天上界からの使者・端木翠と出会い幽族の仕業だと教えられる。
種族を越えた愛と友情、異世界をも巻き込んだ陰謀と戦いを描き壮大なスケールで展開していく。
全52話で紹介します
ネタバレ感想/玉昭令
37話・和議のため
端木翠は龍族である温孤の処刑は出来ないと告げ轂閶との結婚も撤回してほしいと願うと轂閶もそれに同意します。
しかし江易に成り代わっている江文卿は今すぐ統合しろ、できないなら兵権を返せと言います。端木翠はまだ訴えようとしたが轂閶に捕まれ引き下がります。
すると温孤を匿っている事で高伯蹇が押し寄せていたので端木営での勝手な行いは許さないと言い放ちます。温孤だから助けたが幽王の子である以上置いとくわけにはいかないから去るよう告げます。
幽王は人族との戦に備え噬心咒を使って幽族の民を操っていました。
展顔は端木翠が崇城の戦いの夢を見ていたので千年も悔いる事態をどうにか防がなければと思います。端木翠は温孤が端木営にいた以上家族であるため守らねばと思い統合は嫌なので兵権の返上を決意します。
温孤は端木翠が白い目で見られてしまう、また崇城に残してきた母が心配なので去ると言います。温孤が噬心咒を解いてやれば和議を実現できると言うので展顔は実現すれば端木翠だけでなく人族も幽族も助かるから必ず生きて戻ってくることを先決にしてくれと頼みます。
端木翠と展顔は和議のために温孤に機会を与えてはどうかと江易に告げます。楊鑑も戦を集結させるためには試す価値はあると告げ、幽族に家族を殺されていた轂閶も和平が実現できるなら何よりだと言います。
皆が結託して和議を迫ってきた以上、反対する言葉が見つからず江易は五日の猶予だと条件を出し、もし和議が実現したらなんらかの形で自分が潰せばいいと内心思います。
温孤と紅鸞が去るので端木翠は宴を開き和議が実現しなくても無事に戻れと告げます。
38話・新政治
温孤と紅鸞は呪いの源である蚕の精を見つけると幽王が彼女を監禁して噬心咒の呪薬を作らせていたのだと知らされます。
解毒剤も作れるのではと告げると捕らわれの身で幽王の命令に背けないというので必ず解放させてやると告げます。
江易が刺客に襲われたと報告が入り端木翠は急いで向かいます。展顔は一太刀で殺されているし刺客の武器も争った形跡もないので奇妙だと内心思います。
駆け付けた高伯蹇は刺客の手に龍族の品が握られていることに気付きます。端木翠は温孤の仕業なわけないと確信し調査するべきと告げたが江易は和議だけに希望を託すわけにはいかないと警戒し轂閶に戦の準備をするよう命じました。
幽王は噬心咒で鍛えた決死隊を公開し蚊夫婦に先鋒を命じるが温孤が帰ってきたので喜びます。
温孤は噬心咒で民を操り戦わせるなどあってはならにと責めると決死隊に剣を突き付けられます。しかし解毒させ逃げるよう告げていた決死隊は家族を殺された恨みを晴らし太子に従うために残っており剣を幽王へと向けました。
幽王は親子の関係を断つと激怒し決死隊を蹴散らすと温孤に一撃をくらわせます。温夫人が駆け付けて息子を守り気を引かせている間に密かに接近した紅鸞が幽王の逆鱗に突き刺しました。
人族も幽族も幽王のせいで苦しんでいるので温夫人は自分が決着をつけて民を守るしかなかったのだと嘆きながら告げます。
即位した温孤は崇城を人族に解放し両族で平和的に共存したいと和議に関する書簡を送ります。安堵する端木翠だが嘆願は江易が丞相の印を推した後に書状を持ち上げて息を吐く姿が江文卿のしぐさとそっくりだと思います。
温孤は幽王を訪ねると幽族と人族は互いに恨みが深いから和議など夢物語にすぎないと言われます。人族に騙されているのだと霊力を失ってもまだ訴えてくるので失望して出て行きます。
温夫人は王位奪還を諦めていないようなので紅鸞に桃花の幻境に入れるよう指示します。
「その中にいれば苦しみを感じないし野心に駆られることもない、人族や幽族だけでなくあなたにとっても一番なの」
出会ったときは善良だったが即位してから変わってしまったため、こうするしかないのだと訴え夫婦の時間を取り戻します。
温孤は改革を行い和議を進めると告げると狸侯爵たち古参からは反対されます。幽族は崇城を返還する代わりに人族から農作や優れた技術を教わるので略奪せずとも豊かに食わせるようになるのだと告げます。
和議を結べば殺し合いなどをせずに済むし家族で幸せに暮らせるのだと狸侯爵以外の者が新しい大王に感心します。
39話・和議を潰す丞相
戦が終わる日を待ち望んでいた端木翠は江易が高伯蹇を連れて行くから待機を命じられたと展顔に話します。
そんな大役を高伯蹇に任せるのかと端木翠も思っていたが幽族と戦ったことがある人を連れて行けば警戒されると言われ引きさがっていました。
江易に扮する江文卿は楊鑑を呼び幽族の力を削ぐ法術を知らないかと聞きます。有効な陣を編み出したと知り、幽族が万が一裏切ったら皆を守らなければならないので念のため和議を行う屋舎内に陣を張ってくれと頼みます。
楊鑑は命の恩人でもある江易が偽物だと思わないので、さすが義父上と感心するが江文卿は和議を潰して戦を起こそうと悪計を企てていました。
展顔は和議について話があると江易を訪ね新しい敷物や濃厚な香りでも消せない別の匂いが混ざっている事に気付きます。
頭痛に苦しんでいたので体調が優れないなら新しい大王と仲が良い端木翠を和議に連れて行けばいいのではと進言するとお前は兵営を守れと言われます。
端木翠は和議に同行するが楊鑑を連れて行くので轂閶と共に待機するよう命じられ阿弥を連れて行ってほしいと楊鑑に告げます。
江易は和議を結ぶと高伯蹇に酒を持ってくるよう命じます。そのころ、本物の江易の死体を発見した展顔は江文卿が高伯蹇と結託し和議を潰して戦を仕掛けるつもりだと気付きます。
温孤に同行していた温夫人は酒に毒が混入されていると気付き杯を取り上げます。やましい気持ちがないなら飲んでみろと江文卿に訴えると高伯蹇がいきなり温孤に襲い掛かったので身を挺して守ります。
温孤は幽族の力が封印され使えないことに気付くと外で待機していた楊鑑が率いる人族と蚊男が率いる幽族がなだれ込んできます。
温夫人が息を引き取り激怒する温孤は龍気を爆発させると周囲の者は吹き飛び高伯蹇は命を落とします。
展顔からの信号を受け和議の場に駆け付けた端木翠は楊鑑を守って息絶える阿弥の姿を目にします。
1人その場から離れる江文卿の前に展顔は立ちふさがると私利私欲のため大勢を殺したと知り正気じゃないと思い剣を突き付けます。
40話・歴史を繰り返すため
展顔は江易に剣を突き付けながら向かうと丞相に何をやっているんだと楊鑑に責められます。
「こいつは丞相ではない、江易を殺して成り代わった偽物でこれは温孤を陥れる茶番だ」
温孤や紅鸞たち幽族に罪はないから逃がすよう訴えると端木翠たちが困惑するなか江易は行かせてやれと命じます。
温孤は亡き母親を抱きかかえ江易を睨みつけながら幽族を引き連れて出て行きます。
江易は温孤との話し合いは順調に進んでいたがいきなり私と高伯蹇に襲い掛かってきたのだと言います。端木翠から和議を反故にしたいなら何で温夫人が同席していたのかと訴えられるが幽王を乱心させたのも温夫人だと告げます。
葬儀しないで埋葬するよう指示し崇城を落とすことこそ真の供養だと言い放ちます。
拘束される展顔は「心底失望した」と江文卿に言われ、今の言葉をそのまま返すと告げます。
「育ててやったのに恩を仇で返すとは不届き者め。死体はもう処理させてもらったから証拠はない。神位を手にしたら一緒に沈淵を出よう、それまで大人しくしとけ」
端木翠は何が真実なのか困惑するが和議に高伯蹇を連れて行ったことや、和議に行く前にやたら地図を見ていた事、そして展顔に会わしてくれないことを不審に思います。
そして己を責めるふりをして実は幽族の罪を訴え兵の憎しみを煽っている事にも気付きます。幼いころは危ないからと馬に絶対に乗せてくれなかったのに鎌をかけるとひっかかったので偽物だと確信するが何者なのかと困惑します。
急いで崇城に侵攻したので急ぐ理由は何なのかと思い展顔に会う必要があると思います。