作品情報/キャスト
ルオ・ジン&リー・イートン共演の中国の大手レビューサイトで高評価を叩き出した孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた話題作
政略結婚の末に生まれた南斉国の皇太子・蕭定権は幼い頃に母を亡くし皇帝である父からの寵愛を受けることなく育つ。一方、皇帝と寵姫・趙貴妃の間に生まれた兄の蕭定棠は甘やかされて育ち、皇太子の座を虎視眈々と狙っていた。蕭定棠の仕掛けた罠に陥る蕭定権だったがその一件を通じて蘆世瑜の弟子の娘・陸文昔と出会う。彼女は罪を着せられた父と兄を救うため、また蕭定権の側で彼を支えるため皇太子妃の侍女として宮中に潜り込む。
全60話で紹介
ネタバレ感想/鶴唳華亭
9話・親の責任
陸文昔は父・陸英が帰京したので会いに行くと兄・陸文普が汚れた姿で立っていました。
不注意で池に落ちたらしく陸英はさっさと着替えて来いと命じるが中書令・李柏舟に挨拶に行くと息子が刑部尚書・張陸正の息子・張紹筠に突き落とされた事を知らされます。
また科挙で題目の漏洩事件に息子が巻き込まれたが裏で糸を引いていたのは皇太子と盧世瑜だと聞かされます。
斉王(蕭定棠)が才色兼備の娘・陸文昔を側室に迎えたがっていると言われ困惑します。
斉王は茶馬交易の任にあった陸英に弱みを握られていることを心配するが李柏舟に弱点がない者はいないと言われます。
東宮女官の陳蔲珠は長年仕えた皇太子に想いを寄せており皇太子妃の噂を耳にし気にします。大相国寺で陸文昔の姿を目にした皇太子は来てくれたのだと微笑んでいると陸英に声をかけられ、陸文昔は兄に連れ戻されます。
皇太子は陛下に謁見すると斉王と貴妃と楽しそうにお茶を楽しんでいました。自分もお茶を持参したと告げ淹れると陛下が吐き出したので「安平伯が交易用として辺境に送った茶です」と告げます。
10話・茶馬交易
茶馬貿易は知っているかと陛下に聞かれる皇太子は官茶と引き換えに辺境から戦馬を調達する事と答えます。
陸英は安平伯・趙壅は立場を利用して民を搾取したため子を売る者も現れ怨嗟の声が地に満ちたと訴えます。奪った銘茶は皇室御用達の茶として高値で売りさばき私腹を肥やしていると訴え何度も中書省に上奏したがなしのつぶてだったので皇太子にお取次ぎいただいたのだと告げます。
皇帝は戦に関わる奏状を私利のために断殺するとは何事だと李柏舟を叱咤すると趙壅が門外で縄についていると報告を受けます。
貴妃から「罪を認めた父は私財を献上する」と言われるが、そなたらが国から奪った銭を返してほしいだけだと告げます。皇室の体面は保たねばならないので趙壅には屋敷で沙汰を待てと告げるよう命じます。
全財産を失った趙壅は死んだも同然だと嘆き、斉王は呆れた態度を取ります。
11話・じゃじゃ馬のおかげ
陸文昔が家に閉じ込められたので何のつもりだと激怒する陸文普は「斉王妃になる方は遠出をしてはいけません」と言われ、急いで馬を走らせ皇太子に謁見願います。
蔲珠から報告を受けた顧逢恩は皇太子が謹慎中なので出て行くと礼部の任命書が届けば妹が斉王妃になってしまうと言われます。顧逢恩が陛下に謁見を求めるため馬を走らせるころ、陸英は娘が閉じ込められていたので越権行為だ、まだ任命書は届いていないと訴え扉を開けさせます。
顧逢恩は任命書が出る前に命の撤回を求めるとそこに謹慎中のはずの皇太子がやってきたので驚きます。
「例え斉王に嫁がせなくても皇太子に嫁がせない」と話しているのを耳にしていた皇太子は理由を聞くが陛下はこたえません。盧世瑜の上奏を却下したと言われたので斉王に嫁がせないでほしいと告げると納得のいく理由を求められます。
「私の愛するものはすべて斉王に与えるつもりなのですか」
陛下が出て行ってしまったので皇太子は斉王妃(李和綽)の耳に入れるよう顧逢恩にお願いします。斉王妃が陸家で騒動を起こしたので顧逢恩は見計らって駆け付け任命書の発行を礼部に行って阻止すればいい勧めます。
12話・射柳
皇太子は皇帝や斉王たちと行宮へ行きます。射柳の勝者には皇帝から褒美が与えられることになり何を求めても構わないと知る皇太子は陸文昔のために必ず勝つと顧逢恩に告げます。
皇帝は長州刺史の李明安を呼び、外敵に侵攻され長期戦となるので戦時中は顧思林と協力するよう告げます。密かに召したのはこの件だけではないはずと言われ李柏舟を警戒している皇帝は呂翰天長衛は規模も軍備も一番で都の脅威ゆえ除いておきたいと告げます。
皇太子は射柳で矢を命中させると馬が暴れるが何とか立て直し無事に戻ってきます。すると昨夜馬屋で寝ていた顧逢恩から馬の鞍に釘が刺さっていたんだと教えられます。
呂翰の差し金だが斉王の命らしいと言われます。決着がつかず最後は杯を飲んで瓢箪を射ることになるが皇太子はもし勝ったらある者がほしいと願い出ると話は後だと言われます。