作品概要/キャスト
北宋第4代皇帝・仁宗の功績を描いた歴史超大作
北宋の皇帝・趙禎(仁宗)は太后が生みの親ではなく生母は李蘭恵だと知る。李家への恩返しから愛娘・徽柔を李家の子孫・李瑋に嫁がせる。朝廷では大臣たちが激しく対立し趙禎はその狭間で公正中立を旨に各派の調整を図りながら治世に努める。徽柔が前代未聞の大事件を起こすと社会規範を犯す大罪だけでは収まらず仁宗の国政を揺るがす一大騒動に発展してしまう。風雲急を告げる天下の行方、そして徽柔が辿った壮絶な運命とは・・・
中国時代劇「孤城閉~仁宗、その愛と大義」全69話あらすじ一覧
全69話で紹介
ネタバレ感想/孤城閉
67話・離縁状
司馬光は公主宅で火事があったと韓琦から知らされ、更に梁懐吉が帰還している事も知ります。
陛下が甘やかされた娘のために礼儀を捨て臣下の言葉にも耳を貸さず皇室の体面に泥を塗り続けるのなら上奏し続けるしかないと思います。
趙禎は灯市に向かうと徽柔は女相撲は技と頭脳が必要だと楽しむが妃嬪たちがいるなか裸銅線の装束は非礼だと司馬光は訴えます。
即刻禁令を発布するべきと言い出したために徽柔は諫言の際に祖法を持ち出すが太宗はかつて女子の相撲に関し訓戒を定められたのに何で無視するんだと言い放ちます。
「先ほどの試合ではどちらが勝利を収めた?乳しか見ていなかったのか?見るものは心を表す、人の性は汚れなく円満であり清らかに保てばそのような念など浮かぶはずがない」
趙禎は司馬光の言い分も分かると告げ民の愛する競技を禁じなくても済む道を探っていきたいのだと告げ場を収めます。
趙禎は今後も公主を守りつつ駙馬を尊重し傷を最小にすべく努力するよう梁懐吉に言います。柔徽と共に公主宅に戻れと命じると聞きつけた司馬光が強引に謁見を求めやってきます。
執拗に梁懐吉を処罰するよう求められた趙禎は子がいないから分からないだろうがどの娘にも叔母上に倣わせたくないと言います。そこに宗実が立太子を拒んでいると伝えたために韓琦がやってきます。嫌がる宗実を無理には太子に出来ないからどう説得すべきか考えよと話しを変えます。
徽柔は李瑋から己を弾劾し転任を求めたので宮中にお戻りくださいと離縁状を渡されます。同意するのかと驚くと公主が健康で穏やかに過ごされるのが願いだと言われます。
68話・悪者などいない
梁懐吉の件で膠着状態が続いているなか韓琦は世継ぎの件はこれ以上待てないとして梁懐吉は元生の弟であることを密奏で趙禎に知らせます。
元生のことは知っていたが梁懐吉が梁家の幼子・元亨だったのかと驚きます。梁懐吉を死罪に処すよう求める者もいるので趙禎は朝議の場に梁懐吉を呼び両親が授けた名前に戻るよう言います。
しかし司馬光が公主と駙馬の不和が極悪人の証明になると言い出したために公主の醜聞を天下にちらつかせ朕に対しては「陛下は聖君であるのに」と言い出すと趙禎は笑います。
それでも主を惑わした罪で処刑が妥当だと言い出したので主を守るために取り乱したのだと言い放つと見かねた欧陽修が駙馬が転任を求めたのは不幸を終わらせるためであってこの件で悪者はいないと訴えます。
趙禎は元亨を1年追放したのだからそれで充分であり罰するつもりはないと言います。彼がいなかったら婚姻のせいで公主は死んでいたと訴えるが司馬光は一向に引きさがるつもりはなく職を辞し死をもって抗議しようとします。
すると徽柔が操り人形を手に歌いながらやってきて礼拝される麗しい人形にならなければならないのかと訴えます。
徽柔を連れて行くよう元亨に命じる趙禎はあんな公主が国事の何に干渉できるのか、独断を行うなら諫言の場など与えぬと大臣たちに訴えます。
聖君が諫言を受け入れたと史書に載れば家法として後代への戒めになる、ならば朕の命も犠牲にできると訴えると大臣たちはひれ伏します。
元亨の不幸な生い立ちを話し諫官の権威を守るために犠牲にしてもいいのかと訴えると命が最も大事なんだと伝わり民を救いたい方向に皆が向かいます。
69話(最終話)・孤城
韓琦は宗実が宗正寺の長への就任を拒まれるのは控えめで慎み深く高潔なものと分かるが後継ぎには心構えが足りないと諫言します。
趙禎は孝行なだけで朕の真意が分からず怖いだけだと訴え詔を手に皇子として立てると宣言します。
梁懐吉を徽柔のしばに置いたらダメだのかと苗心禾に聞かれる趙禎は皇后と娘を灯籠工房に連れて行きます。
徽柔は埃だらけで咳き込むが小さなお子さんが働いており皇族と庶民の暮らしの違いを目の当たりにします。梁懐吉を想う徽柔は民が「公主」をどのように想っているかを知り、また民を哀れむがゆえ司馬光は我らを責め立てるのだと趙禎に言われ梁懐吉と離れて生きることを決意します。
そして自分の代わりに外の世界を見て苦しみや楽しさを感じてもらいたいから梁懐吉を孤城からだしてあげてとお願いします。
皇后を連れて灯市を訪れる趙禎は来世があっても皇帝になりたいと告げます。
嘉祐8年、皇后の直筆の書や自分で描いた皇后の姿絵などを見ていた趙禎は皇后に酒を持ってこさせるよう命じます。しかし酒を飲む力もなく皇后に抱きかかえられながら息を引き取ります。皇后は大切にしたのは国の安定と天下の太平、民の安らかな暮らしだと涙を流す張茂則に箝口令を敷き背くものは切り捨てよと命じます。
民は42年皇位に就いた趙禎の死を嘆き遼や西夏の民も喪に服した。趙禎の遺書を韓琦が読み上げると宗実は失意のまま王座に座りました。
皇后と苗心禾は精神を病む徽柔を心配し梁懐吉がいる学堂に連れて行くが馬車から降りる徽柔は遠くから手を振ると父上が心配するから帰ろうと言います。
趙禎は君主として最も大切な仁を備えていた宋史に記されている。終
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