作品情報/キャスト
ルオ・ジン&リー・イートン共演の中国の大手レビューサイトで高評価を叩き出した孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた話題作
政略結婚の末に生まれた南斉国の皇太子・蕭定権は幼い頃に母を亡くし皇帝である父からの寵愛を受けることなく育つ。一方、皇帝と寵姫・趙貴妃の間に生まれた兄の蕭定棠は甘やかされて育ち、皇太子の座を虎視眈々と狙っていた。蕭定棠の仕掛けた罠に陥る蕭定権だったがその一件を通じて蘆世瑜の弟子の娘・陸文昔と出会う。彼女は罪を着せられた父と兄を救うため、また蕭定権の側で彼を支えるため皇太子妃の侍女として宮中に潜り込む。
全60話で紹介
ネタバレ感想/鶴唳華亭
25話・弟の不始末
皇太子妃・念之の弟・張紹筠は皇太子・蕭定権のために馬を探してきます。
試し乗りする皇太子が一緒に乗ろうと念之に手を差し伸べたので陸文昔(顧瑟瑟)は俯くが代わりに乗るよう皇太子妃から指示されます。
皇太子が急に馬から飛び降りたので陸文昔は見事な馬術で衝突を避け戻ります。何やら聞かれそうだったので馬球の経験があってと告げるが皇太子は何も言わず去っていきます。
張紹筠は馬の代金を支払おうとした際に騙されて大金を要求され念之は皇太子に迷惑をかけたくないので嫁荷から銭を出してと陸文昔に頼みます。
皇太子に伝えるべきと思う陸文昔だが弟の不始末はさっさと終わらせたいとお願いされ張紹筠に銭を渡します。皇太子に呼ばれると張紹筠に銭を渡したなと言われ皇太子妃を諫めた理由はなんだと聞かれます。
すべて筒抜けなんだと察し蕃馬の売買は重罪と聞いていたからだと告げると納得してくれたが陸英が襲われた晩に張陸正に文が届いていなかったことを指摘され信頼を失い送り返せと命じられてしまいます。
皇太子は陸英を呼び蕃馬の売買についてたずねると重罪にしても背後に朝臣の重臣がいるから無意味だと知らされます。父の姿を目にした陸文昔は必ず残らなければと思い、あの時陸英は無事だったために慕っている殿下の文が惜しくて隠したのだと訴えます。
皇太子が馬球を楽しんでる頃、中書令(李柏舟)は張紹筠の密売の現場を捕らえるよう命じていました。
26話・国を欺く者
馬球を終えた皇太子は顧逢恩の姿が見えないと貴妃に訴えられます。皇帝から方時も離れないのにどこへ行ったかと聞かれ去った事は貴妃もご存じのはずと訴えます。
皇帝から何で蕃馬がいるんだと訴えられた皇太子は国を欺くものを捕らえるためと告げ戦場にいるべき馬がなんで都にいるんだと中書令に聞きます。
中書令は知らないと告げるが皇太子は張紹筠が餌になるとお見通しであり餌にして密売人を捕らえているころなので背後にいる黒幕を暴くべきだと訴えます。
張紹筠に付き添っていた陸文昔は証拠の文を見せてもらうが張紹筠が馬の売主となっていたため動揺します。先手を取られた皇太子は禁足を命じられ事実がはっきりするまで張陸正は職を解かれます。
1人跪く皇太子は散らばった詔を目にし皇帝は顧逢恩を勅使として長州へ赴くことを許そうとしていたのだと知ります。
念之が貴妃に許しを請うために跪いていると営く分析から報告を受けた皇太子は禁足を破って出て行き連れ戻します。
念之が身ごもっていると知り思わず恐れて産むなと告げて出て行きます。そんな中、皇帝は顧思林の長子・顧承恩が戦死した知らせを受け気を失ってしまい許昌平は急いで応急処置をとります
27話・後継者として
後継者だが次しくじれば助けはしないと皇太子に念を押された皇太子は覚悟を決め任せてほしいと願い出ます。
懿徳宮から戻ると念之が徹夜で刺繍をしていたらしく寄り添う陸文昔は眠っていました。昨日の言動で不安にさせてしまったことを謝罪し、よその家庭で父と子がどう接しているのか分からないのだと不安を口にします。
陛下と自分みたいな関係になるのではないかと悩みを打ち明けると会話を聞いていた陸文昔は複雑な気持ちになります。
皇帝は病を癒やすため行宮へと出立し皇太子は監国に任命され許昌平から皇太子を廃する詔を渡されます。本当に失敗はできないと気を引き締め自ら張紹筠の軍馬密売の件を審理すると告げます。
十二衛の軍馬を調べよと命じると京営再編のため馬に番号を付け直そうとしていた斉王は天子の命にしか従わないと反抗します。軍馬密売をしていた者は口封じされ趙壅の屋敷からは何も手がかりは発見されません。
張紹筠は京営の驍騎衛から盗んだと口にしたため皇太子はすぐに調査に向かうよう命じると中書令は未調査の衛すべて公平に調べるべきと訴えます。
28話・翻雲覆雨の手
刑部に向かう皇太子は陸文昔(顧瑟瑟)を連れて行くよう念之に言われます。気が合いそうなので心を寄せても構わないと言われ誤解だと告げます。
中書令は陸英を呼び状況を一変させる力があるのはそなただと告げ皇太子が親軍用に横領した戦馬を張紹筠が盗んだと証言するよう求めます。
子供たちの命を盾に脅された陸英は激しく動揺しながら刑部の牢に戻ると皇太子からどこへ行っていたのかと聞かれ目に涙を浮かべます。
皇太子は誰に何を頼まれたかは知らないが自分は偽証を頼みに来たのではないと告げます。民や将兵に支えられた身なので己の安全のために国賊は見逃せないから証拠がなければ朝堂で事実を述べ究明を求めてほしいと告げます。
国のために汚辱を被るのも我らの務め、死者を失望させたくない。
翌朝、皇太子は京畿道府が押収した張紹筠の軍馬だが調べた結果5歳以下の馬がいたと重臣たちに告げると中書令は先の茶馬御史・陸英が証言するでしょうと言います。
陸英は前線に送られるべき戦馬だと告げ署名しようとすると私への報復かと張陸正に訴えられます。中書令は国法を破った息子を放任した者に朝議を乱す資格などないと訴え下がらせます。
陸英が署名すると大臣たちは皇帝がいる行宮へ向かうが親軍に拘束され連れ戻されます。何の真似だと中書令が訴えるなか報告に参った游鳴は休暇兵から手掛かりは得られず命に従い皇太子の所領を見張っていると西山荘園に向かう者が盗んだ馬30頭を連れていたと言います。
人馬とも捕らえるとそいつらは驍騎衛だったと報告を受けた皇太子は陸英に何者かが署名させ自分を陥れようとしたらしい、署名を急かして後悔しているかと中書令に訴えます。
陸英はすぐに確認しに行くと前線用の戦馬だったと証言します。驍騎は斉王の監督下にあり斉王は戦馬を盗ませ監国を陥れようと謀った、ただちに捕らえよと命じます。
中書令は斉王の仕業ではなく趙壅の仕業だと訴え屋敷を調べればお尋ね者の二人の骸が見つかるはずと言い、皇太子は笑みを浮かべながら中書令は言うなら捕らえよ命じます。
そして伯父の門下生で成長を見守ってくれた杜蘅が裏切っていたと知り驚くが上奏の一行に加わらなかったので許します。