韓国ドラマ「コッソンビ」
消えた世継ぎの行方をめぐるミステリー、秘密を抱えて一生懸命に生きる4人の若者
両班の娘ダノが営む科挙を受ける士人専門の宿・二花院に3人の若者がやってくる。世継ぎだった兄を殺害し王座を奪っていた国王は行方不明の廃世孫が都にいると知り漢城府のチャン判官に始末を命じる。ダノは亡き父が借金をしていたために二花院が奪われそうになり廃世孫を見つけると交渉しに行くと3人の士人も協力するが・・・
全18話で紹介
ネタバレ感想/コッソンビ
16話・それぞれの苦悩
大妃が国王イ・チャンを廃してサン(世孫イ・ソル)を王位に据えようと準備を始めた頃、尚膳は意識不明だった国王は目覚めていたので驚きます。
すぐに医官を呼んでくると告げると内禁衛将に行く手を遮られ、葬られるかイ・ソルを裏切るか好きにしろと言われます。
尚膳はイ・ソルはダノが営む二花院で士人たちに紛れていると白状するがサンではなくユハが廃世孫だと偽りを述べます。
ユハは遺産で受け継いだ地方の家に移り小さな塾でも開こうと思うと告げ、一緒に行くかと問うとファリョンは驚き笑みを見せます。
サンは王座に就いたら番人は必要ないとシヨルが去ろうとするので本当の自分を見つけてほしい、何を悩んでいるんだと訴えます。8年前にホンジュの許嫁だったチャン判官の息子を殺したのだと聞かされ驚くと、人間らしく生きてくれとシヨルは去っていきます。
国王の密旨を手にするチャン判官は六人会と共に二花院へ押しかけるが士人たちがいなかったので離れにいるダノとホンジュを人質に取ります。
サンは戻ると二人が連れていかれたと聞かされキム・チウンがいるチュナ館に逃げるようユクホに告げます。そこにどうしたんだとやってきたユハと共に向かい二人を救出しに向かうが捕まってしまい4人は拘束されてしまいます。
左議政は大妃様の教旨を代読しようとしたが反逆者たちを捕らえろと国王がやってきたので愕然とします。詰め寄られる大妃はあなたを産んで人生は後悔に染まった、いい君主になっていれば許せはせずとも息子として認めたはずだと言い放ちます。
拘束を解くサンは「お前が探しているイ・ソルは俺だ」と名乗り出るが尚膳がユハだと偽りを述べていた事で信用されず彼は刀を突き付けられてしまいます。
チャン判官は番人を呼び寄せるために彼方を振り落とすが駆け付けたファリョンがユハを庇って斬られてしまいます。ユハは自分の胸に抱かれ息を引き取るファリョンに「せっかく母さんに会えたのに」と泣き叫びます。
シヨルは番人として現れ六人会をぶった切りチャン判官に刀を突き付けるが顔が割れホンジュに驚かれます。しかもチャン判官が息子を殺したのはこいつだと暴かれてしまったために彼女に問い詰められるシヨルは真実だと認めます。
17話・取り戻すために
ユハは自分が廃世孫だと身代わりになってサンたちを逃がし連行されます。
ファリョンの葬儀の手配をするダノ、許嫁を殺したとホンジュに拒絶されるシヨル、サンはなんとしてもユハを救出しなければと策を練ります。
左議政が万が一の時のために提調と話し合っていたと知り世孫を救う名分で兵を起こすよう説得します。
牢に入れられる左議政はユハが捕らわれて投獄されたのでどうなっているのかと聞くと時は稼いだから待つしかないと言われます。
廃世孫を密告したのは尚膳だと知るチャン判官は国王を欺いた、本物はサンであると脅し番人を育てる寺を聞き出します。
寺に押し掛けるが誰もシヨルのことを吐かないので僧侶を始末し番人として育てられる子供たちを漢城府に連行します。
バンヤから宮廷で宴が開かれると知ったサンたちはその日にユハが処刑されるのだと気付きます。シヨルは番人の務めを忘れるなと師匠に立ち塞がられるが何の罪もない子供たちを救出するために漢城府を探りに行きます。
サンたちは旅芸人に扮して宮廷へ入ろうとすると門番に止められてしまうがグナムが宴が遅れたら国王がお怒りになるとやってきたことで難を逃れます。
サンやシヨルたちは兵に扮してグナムから武器を受け取り、ダノは大妃に会いに行き教旨を受け取ると女官に扮します。
サンたちは侵入したことに気付いたチャン判官たちに立ち塞がられるがシヨルは時間がないから先に行けと1人で相手し一人残らず始末します。
18話/最終話・聖君への道
国王がユハの処刑を命じたのでサンは執行人に矢を放ちます。グナムが謀反が起きたと叫んで皆を混乱させると国王はユハだけは殺してやると剣を手にして向かうがサンが再び矢を放って阻止します。
そして内禁衛に守られながら去ろうとする国王に勝勢は完全に傾いた、王座を降りろと訴えます。
国王に逃げられてしまい窮地に陥るサンだがダノが放った矢に救われます。
サンはシヨルやグナム達と合流するとダノは大妃から授かった教旨を使って門を開け兵を引き入れます。
国王は廃世孫さえ殺せば王座を奪われることはないので禁軍を率いて逃げるよう恵嬪に命じます。シヨルは師匠がサンに向かってきたので何をするんだと立ち塞がると国王イ・チャンの番人だと知って驚きます。
「師匠を殺したくないから去れ、俺は今、番人ではなくサンの友人として付き添っている。師匠も背負っていた宿命を手放せ」
サンは一騎討ちを申し込まれ向かうと本当に世孫なのかと聞かれ世子の刀を見せます。互いに挑発しあう二人は剣を交えると「お前の時代は終わった、降参するなら殺しはしない」とサンは訴えます。
それでも向かってくるので刀を叩き落とすが国王は世子の刀を掴んで己にぶっ刺しました。
サンは前もってユハが国王になるべきと大妃に告げており、悩んでいた大妃も朝鮮のためにはそうすべきだと決断します。
ユハ(イ・ギョム)はイ・ソルとして王座に就くと王が暮らしていた宿だと二花院は繁盛します。
ユクホは科挙に合格すると弘文館の修撰に任命されると、ダノとサンは状元に選ばれたのかと喜びます。
ホンジュはシヨルを許す自分が許せないと涙を流します。サンは政争の原因になりたくないので都を離れると決意しダノは国王に借金を返済します。
ホンジュは聞き覚えのある詩を口ずさむ士人にどこで聞いたのかと尋ね船場に向かいます。シヨルが黙って行こうとしたので手を掴み「私への気持ちだけは一片の偽りもない真実だと言っていたが今も変わらないですか」と聞きます。
変わっていないのなら一緒に前を進みましょうと手を差し伸べるとシヨルはその手を握ります。二人は婚礼を挙げサンたちは祝福するとファリョンの墓に聖君になると誓ったユハも見届けます。そしてサンとダノは皆に見送られ旅立つのでした、終。
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