中国ドラマ「策略ロマンス」作品概要
チャオ・シン&シュー・ジェンシーが初共演、ミステリーラブコメ史劇
自由闊達な才女・秋嫣は婚礼当日に花婿が急死し殉死を求められてしまう。政略結婚を受け入れたのに殉死なんで冗談じゃないと思い真相を解き明かそうとする。
冷徹な検校史・梁翊も調査に加わるが何かと邪魔され・・・
男性に頼らず自由な自立した生き方を求める秋嫣、また冷たい言動とは裏腹に女性を支える勇敢な梁翊。ドラマティックな展開で人間心理を巧みに描き愛憎入り乱れる四角関係も見どころ
中国ドラマ「策略ロマンス~謎解きの鍵は運命の恋~」全話あらすじ一覧
全34話で紹介します。
ネタバレ私感/策略ロマンス
29話・旅立ちの日
秋嫣は壮大な自然は今まで本の中だけの世界だと思っていました。秋家の令嬢だった時は外出もできずその気もなかったが秋家は盛り返し祖母に義理を果たした今この先の人生は好きなことをすると決意します。
広い世界へ自分の物語を探しに行くと告げると愛の告白をするつもりだった梁翊は笑顔で応え計画通りに進めるよう応援します。
梁翊は自分が秋嫣に与えられる自由は屋敷だけの窮屈なものだったのだと涙を流しながら宋錦に胸の内を話します。
離れ難くなることを恐れて劈柴処で過ごす梁翊は荒れてしまい取り調べする時には拷問に力が入ります。見かねた宋錦から貴重な時を無駄にするなと諭され急いで戻るとすでに屋敷に秋嫣の姿はありませんでした。
朝早く屋敷を出たと聞かされ探しに行くが見つからず別れも告げずに去ってしまったのかと落ち込みながら戻ると秋嫣がいたので思わず駆け寄り口づけします。
「想いを行動に移すところ、目標のためには苦しみにも耐え人のそしりにも動じない、そんなところに私は惹かれる」と秋嫣も応じます。
秋嫣は誰かの妻として記憶されるのではなく公案物の作者として名前を残したいと夢を語ります。梁翊は応援したいから引き止められないけど生活に疲れて家が恋しい時は戻ってくると約束してと告げます。
翌朝まで共に過ごす梁翊は朝議が終われば急いで戻ると告げ対となる手枷を秋嫣にはめます。
秋嫣だと見抜いていた槿夫人は「初めて会ったのは秦暄の侍女のフリをしていたときね、梁翊は罪人の娘を守るには他に手段がなかったのでしょう。どこにいても梁府は歓迎するからいつでも戻ってきて」と秋嫣に告げます。
感謝する秋嫣は梁翊に6年前に渡された扇を受け取り付き添うと馬車に乗っていた青黛と共に旅立ちます。
30話・追う者から追われる者へ
詹太医の使いから屋敷に来てほしいと連絡を受けた梁翊は父親が負傷した時に見てくれた医者だと思い出します。
用件は父親の死の真相だと聞かされ訪ねるが殺害されており自分に会わせないための口封じだと疑います。出入りした者を調べるよう宋錦に命じると賄方の丁氏が屋敷を訪ねていたと知り向かいます。
丁氏の家を訪ねると劈柴処の矢が刺さっている状態で亡くなっており、そこに見計らったように元閬がやってきて殺人容疑として捕らわれそうになります。
必死に逃げる途中、宋錦は梁翊を逃がすために先に行かせて扉を閉め立ち塞がります。
元閬は丁氏から陛下の膳に毒を盛るよう梁翊に脅されていると告発を受け家を訪ねたが間に合わず梁翊を取り逃がしてしまったと報告します。
平民の女子を死なせたという弱みを握って脅して賀将軍と結託し、皇太子の生母である郭貴妃は梁家と親しく純粋な皇太子を後ろ盾にしているようだと告げます。
皇太子を担ぎ北方軍を従えて大朔を梁家の王朝にする気だと告げると陛下から梁翊の捕縛を命じられます。
元閬は油断はできないが劈柴処と梁府を押さえたので梁翊は逃げるしかないと思うが今まで何度も梁翊を陥れることを失敗したのにたった一度の策で失脚させたのは何者なのかと思います。
秦暄は北涼との交易を大朔は重視しているので護衛を務めます。荷を確認させないことを不審に思うが梁翊の手配書が貼られていると秋珉から知らされ驚きます。このままでは秋嫣も道ずれになってしまうし梁翊が反逆するわけないので元閬の仕業だと気付きます。
梁翊は姚蓋の前に現れると身を隠す場所がないので来ると思っていたと言われ、秦暄から匿う場所を用意されていると知らされます。
秦暄に感謝するといつも行動を共にする宋錦はどうしたと聞かれ自分を守るために命を落としたと告げます。
梁翊は丁氏に関する証拠は押収されて総章衙門の倉庫にあるので夜中に侵入し亡骸を検視します。戻ろうとすると何者かに追われていたので逃げるが自分を心配する秋嫣だったので思わず抱きしめます。
丁氏の亡骸から6年前に父の骸からしたのと同じ匂いがしたと告げると秋嫣は北涼にある安霊花の毒ではないかと言います。
31話・運命を共にできずとも
秋嫣は目を覚ますと秦暄と一緒に荷台に乗っていたので梁翊に頼まれたのだと察します。自分が戻ったのは梁翊を愛しているからだと訴えます。
梁翊は父親の死の真相を探るために墓を掘り起こしていると安全な場所に匿うよう秦暄に託したはずの秋嫣が現れたので驚きます。
「灰になるまで一緒にいる。手枷をはめた時から運命を共にしている」
梁翊と秋嫣は棺を推測した通り安霊花の毒で殺されたことが分かり黒幕は元閬ではなく北涼だと思います。
死の床に駆け付けた詹太医が気付くわけないが皇帝の侍医が何で診たのかと秋嫣は口にすると梁家と親しい郭貴妃が派遣してくれたと知り彼女が北涼人ではないかと疑います。
皇宮に入る者は3代前まで素性を調べられるのであり得ないと梁翊に言われるが北涼人の女性は嫁ぐまで生まれてから指輪をはめる掟があり外しても長年はめていたので癖がつき人差し指が立ってしまうのだと告げます。
調べると父親が北涼の娘を追っていた事が分かり、その娘は漠州で浚われ都で売られており当時12歳ほどなので現在は郭貴妃と同じ40過ぎだと分かります。
身売り証文の年号と姿絵、指印は貴妃の素性を裏付けるので父上に証拠を掴まれ殺意を抱き、詹太医を口封じして濡れ衣を着せ追手を放ったのかと推測します。
秦暄は交易に使われていた荷を確認すると安霊花と武器を目にし驚きます。
師小小が訪ねてきて槿夫人を案じ探ったところ総章衙門が運ぶ食事は暑さで腐りかけていたと梁翊たちは聞かされます。槿夫人の命を盾にして脅してくるやり方は今までと違うし元閬に何の得もないと困惑します。
梁府を見張る兵の数と交代の刻限を師小小が調べてくれたので救出しなければと思います。しかし梁翊が失脚しても自分の想いは届かないと悟った師小小は元閬に頼まれただけで槿夫人は元気だと言われ共に行動するよう告げます。
梁翊は元閬の配下と自分の命を狙う者に追われていると察し二人を巻き込めないと秋嫣に告げるが師小小はしびれ薬で梁翊を一時的に眠らせると姚蓋と共に追ってを引き付け命を落とします。
元閬は師小小と姚蓋が殺害されているのを発見し、いったいどうなってるのかと困惑します。目を覚ます梁翊はしびれ薬を混入させた針を万が一のために託していたがまさか己の命を犠牲にしてまで自分を守るために使われるとは思っていなかったので悔やみます。
秋嫣は「運命は共にできずとも死ぬまで心に居座る」と師小小の最期の言葉を梁翊に伝えます。