韓国ドラマ/王の顔
ソ・イングク&チョ・ユニ共演、宿命に立ち向かう光海君の半生を描いた感動作
こちらの作品は「ツタヤ ディスカス/TSUTAYA DISCAS」で全話鑑賞し、
あらすじ一覧とネタバレ感想を最終話の結末まで詳しく紹介します。
あらすじ
朝鮮王朝14代王・宣祖の時代、
観相師から王になってはならない顔だと予言された過去を持つ宣祖は王の相を持って生まれた息子・光海君を嫉妬心から冷遇し相を変えようとしていました。
聡明な光海君はその仕打ちに気付いていたが道徳心から気付かないふりをしています。
ある日、王宮の書庫に侵入した盗賊を捕らえると、ごく限られた人間しか知らないはずの龍顔秘書を口にする。それは王家に伝わる観相書で今の王が王の顔ではないと証明するものだった・・・
全23話で紹介します。
ネタバレ私感/王の顔
1話・凶相と吉相
後に朝鮮王朝14代王・宣祖になる河城君は王になってはならない相であると観相師に予言されます。「龍顔秘書」は建国に貢献した無学大師が天下太平のために著した書物であり、王になれば戦乱を招くと訴えられていました。
即位してから22年経った1589年、民は病と飢饉に苦しみ外敵からも襲撃を受けていました。
宣祖は自らの相を補う女人を側室に迎えるために候補者を観相学教授コ・サンに探させる一方、次男の光海君が王の相を持って生まれたために嫉妬し凶相の相に変えるために鍼を打たせていました。
吉相を凶相に変えようとしているのだと気付いている光海君は悲しみ、実力を隠して日々を送っていました。ある日、書庫に侵入した盗賊を追うと逆に人質とされてしまうが自分が剣を突き付けられているのに駆け付けた宣祖は容赦なく矢を放ちました。
拷問を受ける盗賊は未来の王によって派遣されたと名乗り「王の相でない者が王の座にいるから国が乱れているんだ」と言い放ちました。
「龍顔秘書」が証明してくれるはずと言われた宣祖は頭に来て斬り捨て、見た者を抹殺させます。
目撃していた光海君は「龍顔秘書」とは何なのかと思い、逃げた盗賊を捕まえたいと内官ヨンシンに告げます。逃げた盗賊の腕に何かの模様のような5つの点があったので街に繰り出して調べると男装する者(弘文館副提学キム・ドゥソの娘キム・カヒ)から王の星座だと知らされます。
2話・カヒとの再会
観相学教授コ・サンはずっと捜していた相の持主を発見するが光海君と一緒にいるところを目にし二人は運命で結ばれた相だと気付きます。
何で男なんだと困惑するが女装しているのだと見抜きます。
そのころ、倭寇が侵略していたが平等な世の中を目指すチョン・ヨリプ率いる大同契が倭寇を倒し民を救っていました。
報告を受けた宣祖は官軍は何をやっていたんだと叱責するが書庫に忍び込んで逃げたキム・ドチが大同契だと知って動揺し「龍顔秘書」を燃やします。
光海君は弘文館副提学キム・ドゥソが、はやり病で行き場を失った民の面倒を見ている事を知るが王の星座だと教えてくれた青年が落とした物を目にし、幼いころに出会ったキム・カヒだと気付きます。
カヒが天文図を光海君に渡したと知ったキム・ドゥソは動揺します。ドチは大同契を立て直すために都に向かっていたが官軍とすれ違い嫌な予感を抱いて引き返すと逆賊の濡れ衣を着せられたチョン・ヨリプが襲撃されていました。
「これからはお前が頭領だ。王に相応しいものを捜せ、弘文館副提学を訪ねろ」
自分が「龍顔秘書」を盗もうとしたせいで逆賊扱いされてしまったと悔やむドチは泣きながら走り去ります。
日頃から世子の座を狙っていた臨海君は右議政チョン・チョルによって逆賊の首領の濡れ衣を着せられ投獄されます。
カヒは女だと知らされたくなければと来いとコ・サンに強いられると王の側室になる相をお持ちだと言われ、何をふざけた事を言っているんだと言い放ち出て行きます。
父親の身に危険が迫っているのではと心配するカヒは光海君から大丈夫だと言われ涙をこぼすと「カヒ」と呼ばれ抱きしめられたので驚きます。
3話・すれ違う二人
光海君は天文図に書かれた文章からキム・ドゥソも大同契なんだと知ります。会いに行くと天文図を王様に渡しこれで終わりにしてくれと言われるがカヒを想っていると告げます。
彼女のために庇おうとしていたが右議政によって天文図が謀反の証拠として提出されてしまいます。
危険を察知したドゥソはカヒ達に逃げるよう命じ待っているとドチが訪ねてきて頭領は官軍に殺されたと知らされます。官軍がやってきてしまったので娘を守ってほしいと託し抵抗せずに連行されます。
家族が捕らわれたと知るカヒは天文図が王様の手に渡っているとドチに知らされ酷い仕打ちだと光海君を疑います。
コ・サンを訪ねるカヒは両親を助ける条件で宣祖の側室になることを決意し女物の衣に着替えます。
光海君はカヒが王様の側室になると知り駆け付けるが心まで差し上げたのに手柄のために両親を死の淵に追いやるとは訴えられショックを受けます。
東人派であるイ・サネはこの際に右議政を潰せば党派争いに有利だと判断しチョン・チョルは自らの地位を悪用し数百名の命を握っていると宣祖に告げ、尋問で判尹が死ぬ前に名前を挙げた王子は臨海君ではないと訴えます。
光海君は大勢が逆賊と見なされ命を落とす結果となった「龍顔秘書」はなんなのかとソン内官に訴えます。何でこんなに観相に拘るのか理解できずにいると宣祖は聖君になるために努力し相を補う側室を迎えるのだと言われます。
チョン・チョルは尋問の場にいた証言者が現れたために判尹が誰の名も口にしていないことが暴かれてしまい権力を失います。
カヒは宣祖に謁見すると両親を助けるために参りましたと正直に伝えます。逆賊の娘を側室にしてはならないと王妃に言われ考えていると側室を迎えれば凶相が変わると思っているのかと観相師が現れます。
「龍顔秘書のせいではなく王を奪われることを恐れる心の弱さが問題だ」と言われ頭に来て斬りつけるが幻であり困惑します。